【ダークサイド】怖い歌詞の曲。ゾクッとするフレーズに震える曲
音楽にはいろいろなタイプの曲がありますが、いわゆる「怖い歌詞の曲」をご存じですか?
ホラーやダークな世界観のみならず、恋の情念や生きる苦悩を描いた思いがヒシヒシと伝わってくる歌もあるんですよね。
また明るい曲であっても人によって、このフレーズはちょっと怖いなと感じたりすることもあるかもしれませんね。
そういった明るい曲や応援歌でも角度を変えて読み解けば、裏の側面が見えてくるのも音楽の面白い点ではないでしょうか。
この記事ではそんな怖い一面が見える歌詞を、ネットでもよく挙げられている曲を中心に特集していきます。
聴いていてゾクッとする瞬間を味わい方、必聴です……。
【ダークサイド】怖い歌詞の曲。ゾクッとするフレーズに震える曲(1〜10)
忘れないでDREAMS COME TRUE

終わりを迎えた恋からいつまでも離れられない様子を歌った、DREAMS COME TRUEが1991年にリリースしたナンバー『忘れないで』。
恋人との関係はもう破綻しているというのに、まだ別れたくない、1人で生きていくなんて無理、としがみつく様子がつづられています。
ですが、そうは言っても迎えてしまう別れ。
それでも相手の記憶の中に何とかして残ろう、しがみつこうとする様子が、ネット上を中心にストーカーっぽくて怖い、重いと話題になりました。
歌詞を全て読むと、タイトルの言葉にもちょっとゾワッとしますね。
ファイト!中島みゆき

自分の中にある後ろめたさと対峙したいとき、この曲がオススメです。
『地上の星』『銀の龍の背に乗って』などの名曲を生み出してきたシンガーソングライター、中島みゆきさんによる楽曲で、1983年にリリースされたアルバム『予感』に収録。
中島さんのラジオ番組に届いたはがきの内容をもとに制作されたと言われています。
社会にもまれ、苦しみながらも必死に生きる人々への応援ソングです。
現実を見る怖さはもちろんありますが、それを乗り越えるための力をくれる音楽だって、あります。
COTTON COLOR谷山浩子

ネットを中心に「怖い」と話題を集めた、谷山浩子さんの『COTTON COLOR』。
もともとはシンガーソングライターの上野洋子さんに提供された曲で、1991年にリリースされたアルバム『ボクハ・キミガ・スキ』でセルフカバーされています。
普通に聴いているだけだと、歌詞こそ謎の言葉で歌われているけれど、かわいらしい曲だなと思ってしまう方がほとんどでしょう。
ですが、英語ふうの歌詞の部分を逆から読むと、なんと殺人鬼の母親が登場します。
多くの男の子、そして我が子をも手にかけた母親。
あえて歌詞をひっくり返してぼかしたところにも、何か恐怖を感じますね。
かわいいメロディーの裏に描かれたホラー映画のような展開に、思わず叫び声をあげそうになります。
【ダークサイド】怖い歌詞の曲。ゾクッとするフレーズに震える曲(11〜20)
うらみ・ます中島みゆき

もてあそばれた恋心を独白するように歌う、もの悲しい失恋ソングです。
長年邦楽シーンの第一線で活躍しているシンガーソングライター、中島みゆきさんの楽曲で、1980年にリリースされた7枚目のアルバム『生きていてもいいですか』に収録されています。
揺らぐ歌声に感傷的なサウンドが染みるんですよね。
優しさが嬉しかったからこその、主人公の思い。
共感するにつれ、自分の胸もぎゅっと締め付けられます。
思いっきり泣きたいときにオススメ。
天城越え石川さゆり

「あなたのことを誰にもとられたくない」と情感たっぷりに歌う、演歌の名曲!
熊本県出身の歌手、石川さゆりさんの代表曲の一つで、1986年にシングルリリースされました。
数多くの有名アーティストたちがカバーしている人気作でもあります。
許されざる恋愛関係を続ける中で抱く「このまま2人でいられるならもうどうなってしまってもいい」という気持ちが歌詞にこれでもかと投影されています。
そして石川さんの芯のある歌声がまた、曲の世界観によく合っているんですよね、
Loveit?biz×ZERA

愛と狂気が織りなす衝撃的なサウンドで、bizさんとZERAさんが現代の闇を描き出した楽曲。
男性への狂おしいほどの独占欲に駆られた女性の心情が、不穏な空気感とともにつづられています。
妖艶なビートと歌声が溶け合い、愛と憎しみが混ざり合った感情の渦に引き込まれていく、どこか病んだ美しさを感じさせる作品です。
2023年4月に公開されたミュージックビデオは高品質なアニメーションで、その世界観をさらに深く表現。
相手を強く求めすぎて苦しくなったとき、自分の中にある危うい感情と向き合いたくなったとき、本作は心の闇に寄り添ってくれるでしょう。
告げ口女王蜂

わらべ唄として全国的な知名度がある歌をモチーフに制作された『告げ口』。
独自性のある楽曲をリスナーに届けるロックバンドの女王蜂が2010年にリリースした自主制作盤『王族大逆鱗』に収録されました。
学校生活の中で起こる許せないこと、やりきれないことに向けた感情を歌っており、そのすべてを先生に打ち明けようというダークな心を描いています。
世の中の矛盾に対して声を上げるような、学生ならではの目線がリアルな怖さを伝えるでしょう。
スリリングな雰囲気を持つロックサウンドにのせた彼らの歌唱からも、湧き上がる熱意が伝わる曲です。