【ダークサイド】怖い歌詞の曲。ゾクッとするフレーズに震える曲
音楽にはいろいろなタイプの曲がありますが、いわゆる「怖い歌詞の曲」をご存じですか?
ホラーやダークな世界観のみならず、恋の情念や生きる苦悩を描いた思いがヒシヒシと伝わってくる歌もあるんですよね。
また明るい曲であっても人によって、このフレーズはちょっと怖いなと感じたりすることもあるかもしれませんね。
そういった明るい曲や応援歌でも角度を変えて読み解けば、裏の側面が見えてくるのも音楽の面白い点ではないでしょうか。
この記事ではそんな怖い一面が見える歌詞を、ネットでもよく挙げられている曲を中心に特集していきます。
聴いていてゾクッとする瞬間を味わい方、必聴です……。
【ダークサイド】怖い歌詞の曲。ゾクッとするフレーズに震える曲(1〜10)
うらみ・ます中島みゆき

もてあそばれた恋心を独白するように歌う、もの悲しい失恋ソングです。
長年邦楽シーンの第一線で活躍しているシンガーソングライター、中島みゆきさんの楽曲で、1980年にリリースされた7枚目のアルバム『生きていてもいいですか』に収録されています。
揺らぐ歌声に感傷的なサウンドが染みるんですよね。
優しさが嬉しかったからこその、主人公の思い。
共感するにつれ、自分の胸もぎゅっと締め付けられます。
思いっきり泣きたいときにオススメ。
カウントダウンCocco

自分を苦しませる相手をこれでもかというほどに追い詰める歌詞が怖い、Coccoさんの『カウントダウン』。
1997年にリリースされたこの曲は、彼女のデビュー曲です。
曲は静かに始まり、サビで爆発的な重い盛り上がりを見せます。
主人公は恋人に浮気をされたのか、謝れば終わりという状況はもはやなく、裏切ったことへの償いは自分の命をもってしろと歌詞にはつづられています。
裏切ったりすることは確かに悪いことではあるものの、歌詞の言葉の一つひとつに現れる逆らえない威圧感は度をこえていますよね。
聴けば大切な人を裏切る行為をする気が一瞬にしてなくなりそうです。
天城越え石川さゆり

「あなたのことを誰にもとられたくない」と情感たっぷりに歌う、演歌の名曲!
熊本県出身の歌手、石川さゆりさんの代表曲の一つで、1986年にシングルリリースされました。
数多くの有名アーティストたちがカバーしている人気作でもあります。
許されざる恋愛関係を続ける中で抱く「このまま2人でいられるならもうどうなってしまってもいい」という気持ちが歌詞にこれでもかと投影されています。
そして石川さんの芯のある歌声がまた、曲の世界観によく合っているんですよね、
【ダークサイド】怖い歌詞の曲。ゾクッとするフレーズに震える曲(11〜20)
ストーカーの唄~3丁目、貴方の家~阿部真央

ストーカーの目線で歌詞がつづられている阿部真央さんの『ストーカーの唄 〜3丁目、貴方の家〜』。
2011年にリリースされたアルバム『素』に収録されています。
好きな人の家に何度も電話をしたり、家に近づいたり、生活リズムを把握したり、どんなに好きでもここまでやっちゃうと怖いですよね。
相手を好きになることは素晴らしいことでも、度をこえた愛情は受け取る相手にとって気味が悪いもの。
それを軽快なリズムで歌っているのが、より一層怖さを倍増させていますよね。
くれぐれもゆがんだ愛にはご注意ください。
ファイト!中島みゆき

自分の中にある後ろめたさと対峙したいとき、この曲がオススメです。
『地上の星』『銀の龍の背に乗って』などの名曲を生み出してきたシンガーソングライター、中島みゆきさんによる楽曲で、1983年にリリースされたアルバム『予感』に収録。
中島さんのラジオ番組に届いたはがきの内容をもとに制作されたと言われています。
社会にもまれ、苦しみながらも必死に生きる人々への応援ソングです。
現実を見る怖さはもちろんありますが、それを乗り越えるための力をくれる音楽だって、あります。
告げ口女王蜂

わらべ唄として全国的な知名度がある歌をモチーフに制作された『告げ口』。
独自性のある楽曲をリスナーに届けるロックバンドの女王蜂が2010年にリリースした自主制作盤『王族大逆鱗』に収録されました。
学校生活の中で起こる許せないこと、やりきれないことに向けた感情を歌っており、そのすべてを先生に打ち明けようというダークな心を描いています。
世の中の矛盾に対して声を上げるような、学生ならではの目線がリアルな怖さを伝えるでしょう。
スリリングな雰囲気を持つロックサウンドにのせた彼らの歌唱からも、湧き上がる熱意が伝わる曲です。
ぼくたちの失敗森田童子

ドラマ『高校教師』主題歌に起用された『ぼくたちの失敗』。
シンガーソングライターの森田童子さんが1976年にリリースした作品がリバイバルヒットを記録しました。
愛する人と離ればなれになってしまった現実の中で、やりきれない感情を歌い上げています。
透きとおるようなメロディーラインにのせた森田童子さんの歌唱からも、切なさや寂しさが伝わるでしょう。
自分の情けなさや弱さに向き合いながら、ノスタルジックな風景につつまれる曲です。
失恋したときに誰もが感じる暗い感情に寄り添うメッセージを受け取ってみてください。




