気持ちが悪い音楽。邦楽の名曲
このページにたどり着いたということは、誰もが知る名曲や流行ではない楽曲が知りたい、という方なのではないでしょうか。
こちらの記事では他ではなかなかお目にかかれないであろう一風変わったプレイリストをご紹介していきます。
マニア人気の高い曲、歌詞が怖い曲、不安をあおられるような曲など、その世界観にどっぷり浸かれるような作品ばかりですよ。
怖いもの見たさが抑えられない方は、ぜひこちらの世界をのぞいてみてくださいね。
気持ちが悪い音楽。邦楽の名曲(1〜10)
メンヘラミオヤマザキ

ミオヤマザキの楽曲『メンヘラ』は、心の奥底に潜んでいる不安や孤独、そして愛への依存を描いた衝撃作です。
2015年5月20日にリリースされたアルバム『大人がダメって言ったやつ』に収録されており、歌詞に込められた切なさと狂気は、聴く者の心を強く揺さぶります。
この曲の魅力は、愛されたいという切実な願望と、それがかなわないことへの深い絶望がリアルに描かれている点にあります。
不穏な空気を背景に、愛と絶望を歌う『メンヘラ』は、独特の雰囲気を漂わせる名曲であり、心の闇に迷い込んだとき、あるいは愛の痛みを感じたときにオススメします。
貴方解剖純愛歌 〜死ね〜あいみょん

あいみょんさんのデビューシングル『貴方解剖純愛歌 〜死ね〜』は、そのタイトルからもうかがえるとおり、愛と狂気が融合した極めて独創的な楽曲です。
2015年3月4日にリリースされたこの曲は、タワーレコード限定のワンコインシングルとして登場し、オリコン週間インディーズチャートで10位にランクインする衝撃を与えました。
ポップなアレンジの中に、狂おしいほどの愛が疾走するこの楽曲は、罪悪感や悩みを抱える人々にとって、ある種の解放感を提供します。
ただし、一緒にカラオケに行く相手には慎重に選ぶ必要があるかもしれませんね。
悲しみの子供たちMaison book girl

2014年に結成されたMaison book girlは、一風変わったポエトリーリーディングを取り入れた音楽スタイルで注目を浴びています。
特に2019年12月18日にリリースされたアルバム『海と宇宙の子供たち』に収録された『悲しみの子供たち』は、その独特な世界観で聞く者を魅了します。
歌詞は失われた愛や内面の葛藤を詩的に描写し、聴く者に深い共感を呼び起こします。
また、変拍子を多用した疾走感あるメロディと、全編アニメーションのミュージックビデオは、この楽曲の不思議な魅力をさらに高めています。
孤独や不安を感じるとき、または音楽の新たな地平を求める方にオススメしたい一曲です。
脈DIR EN GREY

多彩なジャンルを融合し、独自の世界観でファンを魅了するDIR EN GREY。
彼らの楽曲『脈』は、2000年2月16日にリリースされ、彼らのビジュアル系ルーツを映し出すPVが話題となりました。
本作の魅力は、カニバリズムという重厚なテーマに挑戦しながら、聴きやすさと文学的な深さを併せ持つ点です。
サウンド面では不気味なイントロから始まり、力強く美しいメロディに変わるダイナミックさが特徴。
DIR EN GREYは、人間の暗部を映し出す彼らなりの方法で、聴き手に深い印象を残します。
特に『脈』は、演奏技術の高さとボーカル京さんの優れた表現力が光る一曲であり、彼らの音楽への探究心が感じられます。
不安や狂気を感じさせるこの曲は、深い感情を探求したい方や、音楽の持つ力を信じる方にオススメです。
聲天野月

天野月さんのシングル曲『聲』は、ホラーゲーム『零~刺青の聲~』のエンディングテーマとして2005年7月27日にリリースされました。
この曲は、愛しい人を失った切なさやその人への深い愛情を描く、心揺さぶる楽曲です。
特に、天野月さん独自の感性が光る歌詞は、リスナーの心に強烈な印象を残します。
そんな『聲』は、不穏なオルタナティブ・ロックの旋律と天野月さんの表現力豊かなボーカルが見事に融合し、聴く者を楽曲の世界観へと引き込みます。
この楽曲がオススメなのは、深くて複雑な感情に浸りたい時、または音楽の中に物語やメッセージを求めるリスナーです。
その気持ちが悪いほどの魅力は、まさにこの曲の聴きどころと言えるでしょう。
五月の蝿RADWIMPS

RADWIMPSの楽曲『五月の蝿』は、2013年10月16日にリリースされ、オリコンチャート3位の売り上げを記録しました。
この曲は、愛の終わりをテーマに、激動の恋愛関係をとおして人間の感情の複雑さを深く掘り下げています。
特に、『五月の蝿』というタイトルからも分かるように、リスナーの心をざわつかせる気持ち悪さが際立っています。
恋愛の美しさだけでなく、その終わりにともなう憎悪や究極の愛の存在を探ることで、人間関係の複雑さや生の感情をみずみずしく描き出しています。
この楽曲を聴くときは、ハートがざわつき、不安があおられるでしょう。
不安を感じる瞬間、もしくは深い感情に満ちあふれた状態でこの曲を聴くと、その魅力を最大限に感じられるのではないでしょうか。
遮眼大師核P-MODEL

ミュージシャンの平沢進のソロプロジェクト、核P-MODELの楽曲です。
2018年にリリースされた3枚目のアルバム「回=回」に収録されています。
ファンからは「師匠」とも呼ばれる、平沢進独自の音楽性が存分に味わえます。