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実は怖い童謡。聴くとゾッとする子どもの歌

実は怖い童謡。聴くとゾッとする子どもの歌
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実は怖い童謡。聴くとゾッとする子どもの歌

童謡といえば、保育園や幼稚園で子供たちが歌うかわいらしい歌というイメージが強いですよね。

しかし、なかには歌詞をすべて聴くと背筋が凍りついてしまうような恐ろしい曲があるのをご存じでしたか?

この記事では、実は知らない怖い童謡を集めてみました。

ただ怖いだけではなく、興味深い曲の背景も知れるので「そういえば歌詞の意味がわからない」「子供の頃から気になっていた」そんな童謡がある方はぜひ一度チェックしてみてくださいね!

実は怖い童謡。聴くとゾッとする子どもの歌(1〜20)

かごめかごめわらべ歌

鬼を囲んでその周りを歌いながら回り、歌を歌い終わった時点で鬼が自分の真後ろにいる人を当てるという子供遊び。

さまざまな地方で微妙に歌詞や解釈が違う童謡であることから、逸話や都市伝説も数多く存在していることでも知られていますよね。

その中にはしゅうとによって突き飛ばされた妊婦や監視された環境から抜け出せない遊女といったイメージのしやすいものから、徳川埋蔵金の所在が隠されているというものまで、もはや起源を知ることすら困難と言われています。

伝承や言い伝えが多いとされる童謡の中でも、とくにメジャーで謎の深い童謡です。

てるてる坊主作詞:浅原鏡村/作曲:中山晋平

【初音ミク】てるてるぼうず【3番の歌詞が怖い】
てるてる坊主作詞:浅原鏡村/作曲:中山晋平

絶対に晴れてほしいときにつるす白い布や紙で作った人形を歌った童謡。

遠足や運動会の前日など、幼少期に願いを込めて軒先や窓際につるしながら歌ったという方も多いのではないでしょうか。

その起源は諸説あり、日本では雨乞いに失敗したお坊さんが首を切られ、その首を白い布に包んでつるしたところよく晴れたことが3番の歌詞を意味していると言われています。

また、中国では人柱としての伝説も残っているなど、かわいらしいメロディーからは想像もつかない伝承が恐怖をあおる童謡です。

サッちゃん作詞:阪田寛夫/作曲:大中恩

【心霊】恐怖の『サッちゃん』(都市伝説)
サッちゃん作詞:阪田寛夫/作曲:大中恩

作詞を務めた児童文学家・阪田寛夫さんが幼少期に出会った女の子をモデルにして書かれたという童謡。

「一字一句も直すところがない」と自負する完成度であることから、外国語詞やCMソングによる改変の依頼をすべてNGとしていることでも知られています。

一般的には3番までしか知られていませんが、実は10番まで存在するとか、怪談「テケテケ」とのつながりがあるなど、古くから多くの都市伝説を耳にした方も多いのではないでしょうか。

ゆったりとしたメロディーが逆に怖さを感じさせる、都市伝説としてメジャーな童謡です。

おちゃらかほいわらべ歌

♪おちゃらかほい〈振り付き〉ー ♪おちゃらかおちゃらかおちゃらかほい~【日本の歌・唱歌】
おちゃらかほいわらべ歌

シンプルな歌詞と軽快なリズムが特徴の、日本の伝統的な手遊び歌。

向かい合って手をつなぎ、歌いながらじゃんけんを楽しんだことのある方も多いのではないでしょうか?

実はこの『おちゃらかほい』、一説では、家が貧しく、お金を稼ぐために身売りせざるを得なかった遊女たちの姿を描いているともいわれています。

無邪気な子供の歌かと思いきや、そこには悲しい物語が……。

しかし、リズム感や協調性を育むのにピッタリなので、子供たちと手遊びする際は、深い意味については触れずに楽しみましょう。

あんたがたどこさわらべ歌

あんたがたどこさ【遊び歌】歌詞あり
あんたがたどこさわらべ歌

おなじみのわらべ歌ながら、深い歴史的背景を持つこの楽曲。

単純で愛らしいメロディの裏側には、驚くべき物語が隠されています。

江戸時代末期から明治時代初期に生まれたとされるこの曲は、戊辰戦争や飢饉といった社会的背景を反映しているともいわれています。

子供たちの遊び歌として伝承されてきましたが、実は大人の世界の縮図ともいえるのです。

ボール遊びに合わせて歌うのもオススメですが、日本の歴史や文化に興味のある子供には、その歌詞に込められた意味を伝えてあげるのもよいのではないでしょうか。

証城寺の狸囃子作詞:野口雨情/作曲:中山晋平

【童謡】しょうじょうじのたぬきばやし / 横山だいすけ
証城寺の狸囃子作詞:野口雨情/作曲:中山晋平

1924年に発表されたこの曲は、たぬきがおなかをポンポコと叩いている姿が思い浮かぶ楽しい曲に思えますよね。

しかし、実は作詞をした野口雨情さんは、狸囃子という怪談をもとに歌詞を書いたんだとか。

どこからともなくお囃子の音が聞こえてくるんだそうで、音のする方へ歩いていってもその音の正体はわかりません。

そして音の正体を探しているうちに、気づけば知らないところまできてしまっているというのが狸囃子のお話です。

そんな怖い怪談がもとになっているとは思いもよらない、軽快なリズムが楽しげな曲調ですね。

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