実は怖い童謡。意味がわかるとゾッとする子どもの歌
子どもの頃に何気なく口ずさんでいた童謡やわらべうた、その歌詞の意味を大人になってから改めて読み解くと、背筋がぞくっとするような怖い解釈が隠されていることをご存じでしょうか。
よく知られたメロディの裏に潜む都市伝説や、時代背景から浮かび上がる不穏なメッセージは、一度知ると童謡の聴こえ方がまるで変わってしまいます。
本記事では、意味が怖いと語り継がれている童謡やわらべうたを取り上げ、その歌詞に込められた謎をひも解いていきます。
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実は怖い童謡。意味がわかるとゾッとする子どもの歌(21〜30)
勇気一つを友にして作詞:片岡輝/作曲:越部信義

ギリシャ神話のイカロスを題材に、空への憧れと勇気を歌うことで知られる、越部信義さんの作曲による合唱曲。
一見すると挑戦を称賛する爽やかな曲に思えますよね。
しかし作詞を務めた片岡輝さんは、翼が溶けて墜落する残酷な最期まで描いています。
教科書にも載る名曲ですが、死の描写が衝撃的で、子供心にトラウマになったという声も少なくありません。
1975年10月の放送当時から勇気を託すテーマが込められ、2022年にはゲーム『BABYLON’S FALL』のCMにも起用されたことをご存じでしたでしょうか。
死を恐れず飛び立つ意味を問いかける、大人が聴いても背筋が伸びる奥深い童謡です。
耳切坊主沖縄わらべうた

沖縄県に伝わり、泣き止まない子供をあやすために歌い継がれてきたわらべうた。
穏やかな子守歌の旋律とは裏腹に、歌詞の意味を知ると背筋が凍るような恐怖を感じますよね。
琉球王国時代の悪僧伝説とも結び付けられ、刃物を持った坊主が泣く子の耳を切りに来るという内容は、しつけのためとはいえあまりに強烈なインパクトを残すのではないでしょうか。
1991年に発売されたアルバム『沖縄のわらべうた』や、あかまーみさんが2021年3月に発売したアルバム『沖縄みんなのうた』にも収録されるなど、今もさまざまな形で記録されています。
単なる脅しとしてだけでなく、共同体で子供を育てる必死さが伝わってくる点も含め、現代ではトラウマ童謡として語られることも多い一曲です。
夕焼け小焼け作詞:中村雨紅/作曲:草川信

詩人・中村雨紅さんによる作詞と、教育者でもあった草川信さんの作曲により生まれた童謡。
誰もが知る穏やかなメロディーは、夕暮れ時の切なさを感じさせる楽曲として記憶している方も多いのではないでしょうか。
実は1923年の出版直後に関東大震災が発生して楽譜の多くが焼失し、わずかに手元に残った13部から奇跡的に広まったという運命的な背景を持っています。
日が沈み夜が訪れる際の温度が下がる気配まで表現したという歌詞は、子供たちが家路につく安堵とともに、暗闇が迫る本能的な怖さも内包していますよね。
現在では全国の防災行政無線で夕方の時報として使われるなど、生活の中に深く根付いている、日本の原風景とも言える童謡です。
かなりや作詞:西條八十/作曲:成田為三

歌を忘れてしまった小鳥に対する残酷な仕打ちが連想される、詩人・西條八十さんと作曲家・成田為三さんによる童謡。
美しいメロディーとは裏腹に、歌えない小鳥を山に廃棄したり土に埋葬したり、あるいは鞭で打つといった過激な言葉で脅すような描写があり、大人になってから聴くとぞっとする方も多いのではないでしょうか。
本作は、1918年11月に児童雑誌『赤い鳥』に詩が掲載され、翌1919年05月に曲が付けられたことで日本の童謡運動が本格化した歴史的な作品です。
最終的には海に浮かべられ歌を思い出すという救済が描かれますが、そこに至るまでの過程が厳しく、教育的な意図を超えた不気味さを感じさせる一曲です。
赤い鳥小鳥作詞:北原白秋/作曲:成田為三

詩人・北原白秋さんが手がけた言葉と、作曲家・成田為三さんが旋律をつけた童謡。
美しくも鮮烈な「赤」「白」「青」の色彩と、執拗なまでに繰り返される「なぜ」という問いかけに、無邪気さゆえの狂気や、現世ではないどこかへ引き込まれるような危うさを感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
実は北海道帯広地方の子守唄が元歌になっているという説もあり、民間の伝承が持つ独特な雰囲気が、聴く人の心の奥に訴えかけてきますよね。
1918年10月に詩が、1920年4月に曲が発表されるという経緯を持つ本作。
大人が聴くと、その完璧なまでの純粋さに逆に背筋が寒くなるような、不思議な引力を持った作品です。
鞠と殿様作詞:西條八十/作曲:中山晋平

1929年1月に雑誌『コドモノクニ』などで発表された本作は、手まりが弾んで殿様の行列についていく様子が思い浮かぶ、お正月にぴったりの楽しい曲に思えますよね。
しかし、実は歌詞を深く読み解くと、旅に出た手まりが最後にはみかんへと姿を変えてしまい、二度と元の形には戻れないという不条理な変身譚が描かれているのです。
西條八十さんと中山晋平さんが手掛け、1929年2月頃には佐藤千夜子さんの歌唱によるレコードが発売された作品で、当時から広く大衆に親しまれてきました。
かわいらしいメロディーからは想像もつかない、不思議で少しぞっとする結末が隠された、誰もが一度は耳にしたことのある童謡です。
シャボン玉作詞:野口雨情/作曲:中山晋平

大正時代に仏教児童雑誌『金の塔』にて歌詞が発表された、詩人・野口雨情さん作詞による唱歌。
賛美歌のテイストを感じさせるどこか幻想的なメロディは、幼少期に多くの方が口ずさんだことがあるのではないでしょうか。
よう逝してしまった我が子への鎮魂歌として制作されたと言われている歌詞は、その意味をふまえて読むことで違った情景が目に浮かびますよね。
受け止めきれない感情を歌に乗せるという本来の歌の役割を感じさせる、未来まで残したい童謡です。



