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実は怖い童謡。意味がわかるとゾッとする子どもの歌

子どもの頃に何気なく口ずさんでいた童謡やわらべうた、その歌詞の意味を大人になってから改めて読み解くと、背筋がぞくっとするような怖い解釈が隠されていることをご存じでしょうか。

よく知られたメロディの裏に潜む都市伝説や、時代背景から浮かび上がる不穏なメッセージは、一度知ると童謡の聴こえ方がまるで変わってしまいます。

本記事では、意味が怖いと語り継がれている童謡やわらべうたを取り上げ、その歌詞に込められた謎をひも解いていきます。

実は怖い童謡。意味がわかるとゾッとする子どもの歌(31〜40)

さるかに合戦作詞:大村主計/作曲:河村光陽

【カラオケ】さるかに合戦 一緒に歌おう! 日本の童謡(昔話のうた) 作詞:大村主計 作曲:河村光陽
さるかに合戦作詞:大村主計/作曲:河村光陽

昔話の残酷な敵討ちを軽快なリズムに乗せた、詩人・大村主計さんの作詞、作曲家・河村光陽さんの作曲による童謡。

親を殺された子供たちが仲間と協力して敵を討つという、歌詞の内容は徹底的な報復そのものですよね。

臼が猿を押し潰す結末など、暴力的な描写を子供たちが明るく歌う様子には、背筋が寒くなるようなギャップを感じずにはいられません。

戦前には河村光陽さんの長女である河村順子さんの歌唱でキングレコードから発売されており、古くから親しまれてきました。

当時の子供たちがこの過激な物語を無邪気に楽しんでいたと思うと、時代の空気感も含めて考えさせられるのではないでしょうか。

勧善懲悪とはいえ、容赦のない制裁が描かれた衝撃的な一曲です。

おおえやま作詞:石原和三郎/作曲:田村虎蔵

教育者としても名高い石原和三郎さんが作詞し、田村虎蔵さんが作曲を手がけた唱歌。

1900年6月に発行された唱歌集『教科適用幼年唱歌』に収録されたことで知られています。

源頼光による酒呑童子退治を題材にしており、勇ましい武勇伝として記憶している方も多いのではないでしょうか。

しかし、本作の歌詞には鬼が都の人々を襲い財宝を奪うという残虐な描写や、酒に酔わせて寝首をかくという騙し討ちの展開が含まれています。

正義のためとはいえ、一方的に異形の者を成敗する構造に恐怖を感じる説もあるようです。

単なる昔話の歌と思いきや、公権力による暴力の正当化とも取れる側面を持つ、歴史の闇をのぞかせる童謡です。

夕日作詞:葛原しげる/作曲:室崎琴月

♪ 夕日 ( ぎんぎんぎらぎら ゆうひがしずむ… )
夕日作詞:葛原しげる/作曲:室崎琴月

大正時代に雑誌『白鳩』にて詩が掲載された、教育者・葛原しげるさん作詞による唱歌。

沈みゆく太陽の光が空や人の顔まで赤く染め上げる描写は、幼少期に多くの方が口ずさんだことがあるのではないでしょうか。

1921年11月に演奏会で初演された本作は、楽しげな擬音が繰り返される一方で、世界中が同じ色に飲み込まれていく光景にどこか背筋が寒くなる感覚を覚えますよね。

2007年には文化庁らによる「日本の歌百選」に選出されるなど広く親しまれていますが、カラスにまで赤く染まれと命じるような歌詞の切迫感は、単なる夕暮れの歌という枠を超えた狂気すら感じさせるのではないでしょうか。

無邪気さと紙一重の怖さが潜む、大人になってからこそ聴き直したい童謡です。

赤い靴作詞:野口雨情/作曲:本居長世

♪赤い靴 – Akai Kutsu|♪赤いくつ はいてた 女の子【日本の歌・唱歌】
赤い靴作詞:野口雨情/作曲:本居長世

横浜のシンボルとして現代でも幅広く知られている童謡。

その歌詞の内容や寂しげなメロディ、そして時代背景などから人身売買をイメージされることも多い楽曲として知られていますよね。

しかし実は生活苦からアメリカ人宣教師の夫妻の養女として幸せになってほしいという母の願いと、渡米前に結核によって児童養護施設で亡くなってしまった女の子を歌った実話というものが定説として言い伝えられています。

歌詞の解釈には数々の議論が存在しますが、その美しく哀愁をまとったメロディが時代を越えて愛されている童謡です。

いとまきのうた作詞:香山美子/作曲:小森昭宏

手遊びしながら歌う『いとまきのうた』。

香山美子さんが作詞、小森昭宏さんが作曲したこの曲は、デンマークの民謡『靴屋のポルカ』をもとに生まれました。

本作は、こびとさんの家に向かう様子を描写し、子供たちの想像力をかき立てる内容となっています。

歌詞に関しては複数の解釈がありますが、「後半部分は、落とし穴でこびとさんを捕まえてスープの具材にしてしまった」と捉えられる場合もあるようです。

あなたはどう思いますか?

ぜひ、耳にする機会の少ない後半の歌詞にも注目してみてください!

実は怖い童謡。意味がわかるとゾッとする子どもの歌(41〜50)

雀の学校作詞:清水かつら/作曲:弘田龍太郎

『雀の学校』というタイトルや、歌詞に含まれる鳴き声からは、小さなすずめたちが集まるかわいらしい様子が連想されます。

しかし、よく読んでみると、すずめの先生ムチを振るい、生徒たちが一緒に鳴くという、なんとも恐ろしい内容が浮き彫りに。

集団行動や規律を強調しているとされていますが、冷静に考えると非常に過激なシーンといえるかもしれません。

1922年2月の『少女号』で初めて発表され、以来広く親しまれてきた本曲。

童謡としてみんなで楽しく歌うときには、あまり意味を深く追求しない方がよいかも……。

ずいずいずっころばしわらべ歌

わらべうた 「ずいずいずっころばし」“Zuizuizuzukorobashi” #Japanese Traditional kids game #Japanese nursery rhymes
ずいずいずっころばしわらべ歌

手で輪を作って、その輪の中に順番に指を入れていく手遊びで知られている『ずいずいずっころばし』ですが、この歌にも怖い意味があるのをご存じでしたか?

江戸時代に京都、宇治のお茶をつぼに入れ、江戸幕府まで運んだのですが、それは『お茶壷道中』とよばれ、だれもその行列を横切ってはいけないことになっていました。

通るのはただのお茶でしたが、横切ると徳川家の威信を傷つけた、という風にとられたのです。

その行列が通り過ぎるのを息をひそめてみていた街道の庶民の様子がうかがえますね。