【初心者向け】メタルの名盤。歴史に残るおすすめのアルバムまとめ
メタルと一口に言っても、重厚な骨太サウンドを軸にして、スラッシュ、デス、ブラック、パワー、プログレッシブなど、さまざまなジャンルが存在することをご存知でしょうか?
1970年代から始まったヘビーメタルは、時代とともに進化を遂げ、今では多種多様な音楽性を内包する一大ジャンルとなっています。
今回は、そんなメタルの名盤の中から、特に入門編として最適な名作の数々をご紹介します。
メタルの奥深さと魅力を存分に味わえる作品ばかりですから、メタルに興味を持ち始めた方も、より深く知りたい方も、ぜひチェックしてみてください!
【初心者向け】メタルの名盤。歴史に残るおすすめのアルバムまとめ(1〜10)
(sic)Slipknot

90年代末期に生まれた、異形のヘビーロック。
覆面集団、スリップノットが1999年にリリースしたセルフタイトルのデビュー・アルバムは、当時シーンを席巻していたニューメタルやラウドロックといったサウンドを鳴らすバンドの中でも、突出した個性と爆発的なエネルギーを持ち合わせており、日本でも即座に人気に火が付きました。
コーンやリンプ・ビズキットを世に送り出した名プロデューサー、ロス・ロビンソンと共に作り上げたサウンドは、あまりの情報量の多さに初めて聴いた人であれば「何だこれは」と感じてしまうかもしれません。
同時に、意外なほど聴きやすいメロディーも随所に盛り込まれ、曲単体の良さがあったからこそ、彼らがここまで人気バンドになったのだという事実が理解できるはず。
Holy Wars… The Punishment DueMegadeth

いわゆるBIG4と呼ばれるスラッシュメタル界の四天王にして、自らの音楽性を「インテレクチュアル・スラッシュメタル」と称するメガデスが1990年にリリースした傑作4th。
ギタリストのマーティ・フリードマン、ドラマーのニック・メンザ加入後は初となるアルバムで、メガデスの黄金期とも言える時期の幕開けを告げる重要な1枚です。
テクニカルなリフの嵐、練りに練られたバンド・アンサンブル、フロントマンのデイヴ・ムステインによる毒気に満ちた知的な歌詞、意外なほどにメロディックさもあり、今もライブで演奏される名曲の数々……大ヒットを記録し、グラミー賞にノミネートされたことも納得の名盤!
ParanoidBlack Sabbath

イギリスのロックバンド、ブラック・サバスが1970年に発表したアルバム『Paranoid』。
ヘヴィメタルの原点として知られる本作は、トニー・アイオミさんの重厚なギターリフとギーザー・バトラーさんが紡ぐ社会的な歌詞、そしてバンド全体が放つダークな雰囲気が聴く者の魂を揺さぶる歴史的な一枚です。
全英チャート1位に輝き、表題曲や「Iron Man」といった不滅の名曲を収録していますよね。
ヘヴィなサウンドだけでなく、サイケデリックな楽曲も含まれているので、バンドの奥深い音楽性を知るのにピッタリの作品といえるでしょう。
時代を塗り替えた衝撃を、ぜひその耳で体感してみてください。
Master of PuppetsMetallica

80年代のスラッシュメタル全盛期の代表的な1枚というだけでなく、ヘビーメタルの歴史にその名を残す大傑作。
1986年にリリースされ、日本では『メタル・マスター』という邦題でもよく知られている、メタリカにとっては通算3枚目となるアルバムです。
アルバムのリリース後に、不慮の事故でこの世を去ってしまった名ベーシスト、クリフ・バートンが在籍時に残した最後の作品でもあります。
このアルバムの歴史的な価値はいまさら説明するまでもありませんが、ヘビーメタルというジャンルの可能性を世に知らしめた、記念碑的な作品と言えるのではないでしょうか。
ライブの定番曲も多数収録、リリース20周年を迎えた2006年のサマーソニックでは、本作を丸ごとライブで再現して大きな話題を集めましたね。
Raining BloodSLAYER

メタリカやメガデス、アンスラックスと並ぶスラッシュメタル四天王であり、最も邪悪なサウンドを鳴らし孤高の立ち位置でシーンに君臨するスレイヤー。
彼らの名前を一躍世に知らしめた作品といえば、1986年にリリースされた通算3枚目のアルバム『レイン・イン・ブラッド』でしょう。
名匠リック・ルービンをプロデューサーに迎えて制作された本作は、強烈極まりないスラッシュ・サウンドや過激な歌詞に至るまで、スレイヤーという音楽が最初の頂点に達した瞬間が明確に刻まれています。
『エンジェル・オブ・デス』や『レイニング・ブラッド』等、ライブの定番曲も多数収録。
後のブラックメタルやデスメタル系のバンドにも、多大なる影響を与えた歴史的な傑作です。
Shout At The DevilMötley Crüe

アメリカのグラムメタルシーンを牽引したモトリー・クルーが1983年に発表し、彼らを一気にスターダムへと駆け上がらせたのがこの『Shout at the Devil』です。
悪魔的なアートワークで物議を醸しましたが、そのサウンドはよりヘヴィで攻撃的でありながら、彼らならではの華やかさも失わない絶妙なバランスが魅力的!
突き刺さるようなギターリフとキャッチーなサビの応酬は、一度聴けばとりこになること間違いなしの中毒性の高い仕上がりです。
80年代メタルの持つ危険な香りと、きらびやかなロックンロールの楽しさを同時に味わいたい方にこそ聴いてほしい一枚といえるでしょう。
SymbolicDEATH

「デスメタルの父」と称されるチャック・シュルディナーさんが率いたアメリカのバンドDeath。
彼らが1995年にリリースした6枚目のアルバムが『Symbolic』です。
これまでのテクニカルなスタイルに、より洗練されたメロディを完璧に融合させたこの作品は、後のシーンにも多大なる影響を与えた金字塔的な1枚。
激しい演奏と哲学的な歌詞のコンビネーションもアクセントになっており、その相性は抜群!
デスメタルの枠を超えた芸術的なサウンドを、ぜひその耳でじっくりと味わってみてはいかがでしょうか?






