【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ
1980年代、アメリカを中心に台頭してきた音楽ジャンル「スラッシュメタル」。
パンク・ハードコアのスピード感をアグレッシブなヘヴィメタルと融合させることで、音楽シーンに新たな衝撃を与えました。
時を経て、さまざまなスタイルのスラッシュメタルが登場し、緻密なテクニックを活かしたタイプから、メロディアスな要素を取り入れたタイプまで、実は多彩な音楽性を持つジャンルなのです。
今回は、スラッシュメタルというジャンルの代表的な楽曲をご紹介していきます。
これからスラッシュメタルの世界に踏み出そうという方にも、ぜひ聴いていただきたい名曲が揃っていますよ。
【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ(1〜10)
Angel Of DeathSLAYER

スラッシュ四天王にしてBIG4とも称されるバンドの中でも、最も邪悪な音を鳴らすスレイヤー。
そんな彼らの名を世界中に知らしめた、1986年にリリースされた大傑作『レイン・イン・ブラッド』のオープニングを飾る楽曲です。
スラッシュメタル史上に残る名曲であることはもちろん、ヘビーメタルの歴史を語る上で欠かすことのできない曲と言えましょう。
すさまじいスピードで繰り出される難解なリフ、強烈なドラム、賛否両論を生んだ歌詞……デスメタルやエクストリームなサウンドを鳴らすバンドにも多大なる影響を与えた、まさにクラシックなナンバーです。
Holy Wars…The Punishment DueMegadeth

自身の音楽性を「インテレクチュアル・スラッシュメタル」と称し、いわゆるスラッシュ四天王の中でも突出した技術に裏打ちされたバンド・アンサンブルで織り成す楽曲を生み出し続ける、メガデスの魅力がこれでもかと詰まっている名曲。
1990年にリリースされ、大ヒットを記録した名作『ラスト・イン・ピース』のオープニングを飾るナンバーにして、彼らの代表曲の1つでもあります。
イントロのギター・リフが鳴らされた瞬間、思わずヘッドバンキングしてしまうメタルキッズも多いはず。
マーティ・フリードマンによる、和風テイストのギター・フレーズも最高です!
Caught In A MoshANTHRAX

メタリカやメガデス、スレイヤーと並び称されるスラッシュメタル四天王の一角、アンスラックス。
1987年にリリースされ、彼らが自分たちのスタイルを確立した出世作とも言える名盤『アマング・ザ・リヴィング』に収録された名曲です。
スラッシュメタルの攻撃的なリフに加えて、パンク~ハードコアの疾走感が見事に融合した、まさにクロスオーバー・スラッシュの名にふさわしい楽曲に仕上がっています。
単にスピードを追求するだけでなく、緩急自在の楽曲展開がとてつもなくカッコいい。
嫌なことがあったら、この曲を爆音で聴きましょう!
Metal MilitiaMetallica

スラッシュメタルを語る上で欠かせないメタリカの楽曲『Metal Militia』は、メタル共同体への忠誠と反逆精神をテーマにした、エネルギッシュな楽曲です。
アルバム最速クラスのスピードを誇るナンバーですが、実はファンへの感謝を込めて作られたという背景も!
軍隊の行進のようなギターリフの繰り返しは、聴いているだけで気分が高揚します。
それほど複雑な展開ではない部分なので、リフが持つ圧倒的な力強さを十分に味わいながら聴きましょう。
一体感を煽るコーラスに耳を傾ければ、初期スラッシュならではの熱狂を余すことなく体感できるでしょう。
Over The WallTestament

アメリカ西海岸を中心とする「ベイエリア・スラッシュ」のシーンを代表するバンドがテスタメントです。
こちらは1987年リリースの1stアルバム『レガシー』の冒頭を飾る1曲で、スリリングな展開や意外性のあるツインギターのハーモニーにより、このバンドがただのメタリカフォロワーではないことを見せつけました。
スラッシュメタルの低迷やボーカルのチャック・ビリーさんの難病により、バンドの存続が危ぶまれた時期もありましたが、その後も精力的な活動を続けています。
Kill as OneDEATH ANGEL

デスエンジェルは、スラッシュメタルにファンク的なリズムを取り入れることで独自の路線を見いだしたバンドですが、メンバー全員が10代の頃にリリースした1stアルバム『The Ultra-Violence』の頃は切れ味鋭いギターリフを武器としたアグレッシブなスタイルでした。
その中でも、初期の名曲として名高いのがこの『Kill as One』です。
直線的なスラッシュメタルでありながら、練り上げられた曲構成からはのちに開花する個性がすでにうかがえますね。
Blind FaithKreator

ソドム、デストラクションと並び称されるドイツ産スラッシュメタル・バンドの代表格です。
「ジャーマンスラッシュ三羽ガラス」という呼称は、日本のファンの間でも有名です。
この楽曲は、クリーターが1987年にリリースしたサード・アルバム『Terrible Certainty』のオープニング・ナンバーとして収録されているスラッシュメタル史上に残る名曲。
洗練やお行儀の良いまとまり具合などは一切無視、ひたすら速さを追求した、激烈なスピードで突っ走る怒りの暴走スラッシュメタルにノックアウトされること間違いなし!





