スラッシュメタルの名曲。爆速スラッシュからテクニカル路線までオススメの人気曲
ヘビーメタルがハードコアから影響を受けたことで発展し、凶暴なボーカルと切れ味鋭いギターリフを武器に1980年代を席巻したメタルのサブジャンルが「スラッシュメタル」です。
その後はグランジブームに押され、またスラッシュメタルよりさらにエクストリームなデスメタルの陰に隠れていた時期もありましたが、「スラッシュメタル四天王(BIG4)」と呼ばれる大御所バンドの精力的な活動や、若手バンドが80年代のサウンドを現代的なテクニックで再現するリバイバル・スラッシュのムーブメントもあり、息を吹き返しています。
今回は、スラッシュメタルの基礎を作った伝説のバンドから、とにかくスピードでゴリ押しするバンド、より複雑な構成を見せる近年のバンドまで、実は奥深いスラッシュメタルの名曲をご紹介します!
もくじ
- スラッシュメタルの名曲。爆速スラッシュからテクニカル路線までオススメの人気曲
- Holy Wars…The Punishment DueMegadeth
- Angel Of DeathSLAYER
- Master Of PuppetsMetallica
- Caught In A MoshANTHRAX
- Over The WallTestament
- Blind FaithKreator
- Kill as OneDEATH ANGEL
- Agent OrangeSodom
- Bonded By BloodExodus
- Release From AgonyDestruction
- AriseSepultura
- Chalice of BloodForbidden
- RevolutionLazarus A.D.
- Alison HellAnnihilator
- Nuke the CrossToxic Holocaust
- Trash All Over YouLost Society
- TerrorscopeGama Bomb
- Ultra ThrashCrisix
- Charging the VoidVektor
- Sadistic MagicianMUNICIPAL WASTE
- SignMELT4
スラッシュメタルの名曲。爆速スラッシュからテクニカル路線までオススメの人気曲(1〜20)
Holy Wars…The Punishment DueMegadeth

自身の音楽性を「インテレクチュアル・スラッシュメタル」と称し、いわゆるスラッシュ四天王の中でも突出した技術に裏打ちされたバンド・アンサンブルで織り成す楽曲を生み出し続ける、メガデスの魅力がこれでもかと詰まっている名曲。
1990年にリリースされ、大ヒットを記録した名作『ラスト・イン・ピース』のオープニングを飾るナンバーにして、彼らの代表曲の1つでもあります。
イントロのギター・リフが鳴らされた瞬間、思わずヘッドバンキングしてしまうメタルキッズも多いはず。
マーティ・フリードマンによる、和風テイストのギター・フレーズも最高です!
Angel Of DeathSLAYER

スラッシュ四天王にしてBIG4とも称されるバンドの中でも、最も邪悪な音を鳴らすスレイヤー。
そんな彼らの名を世界中に知らしめた、1986年にリリースされた大傑作『レイン・イン・ブラッド』のオープニングを飾る楽曲です。
スラッシュメタル史上に残る名曲であることはもちろん、ヘビーメタルの歴史を語る上で欠かすことのできない曲と言えましょう。
すさまじいスピードで繰り出される難解なリフ、強烈なドラム、賛否両論を生んだ歌詞……デスメタルやエクストリームなサウンドを鳴らすバンドにも多大なる影響を与えた、まさにクラシックなナンバーです。
Master Of PuppetsMetallica

数多くの名曲を生み出したメタリカの代表的な楽曲の1つ。
ヘビーメタルの歴史に残る傑作『メタル・マスター』の表題曲であり、この時点ですでにスラッシュメタルの枠内を飛びこえていたことがよく分かる、メタリカのセンスが詰まった名曲でもあります。
ヘビーメタルを愛するギターキッズなら誰もが憧れたリフ、変拍子を駆使したAメロ、クリーン・トーンのアルペジオをうまく使った叙情的な中盤のパートから泣きのギター・ソロが鳴らされる瞬間は、どこまでもドラマティック。
素晴らしいバンド・アンサンブルから生み出される楽曲構成の素晴らしさは、永遠に色あせるものではありません。
Caught In A MoshANTHRAX

メタリカやメガデス、スレイヤーと並び称されるスラッシュメタル四天王の一角、アンスラックス。
1987年にリリースされ、彼らが自分たちのスタイルを確立した出世作とも言える名盤『アマング・ザ・リヴィング』に収録された名曲です。
スラッシュメタルの攻撃的なリフに加えて、パンク~ハードコアの疾走感が見事に融合した、まさにクロスオーバー・スラッシュの名にふさわしい楽曲に仕上がっています。
単にスピードを追求するだけでなく、緩急自在の楽曲展開がとてつもなくカッコいい。
嫌なことがあったら、この曲を爆音で聴きましょう!
Over The WallTestament

アメリカ西海岸を中心とする「ベイエリア・スラッシュ」のシーンを代表するバンドがテスタメントです。
こちらは1987年リリースの1stアルバム『レガシー』の冒頭を飾る1曲で、スリリングな展開や意外性のあるツインギターのハーモニーにより、このバンドがただのメタリカフォロワーではないことを見せつけました。
スラッシュメタルの低迷やボーカルのチャック・ビリーさんの難病により、バンドの存続が危ぶまれた時期もありましたが、その後も精力的な活動を続けています。
Blind FaithKreator

ソドム、デストラクションと並び称されるドイツ産スラッシュメタル・バンドの代表格です。
「ジャーマンスラッシュ三羽ガラス」という呼称は、日本のファンの間でも有名です。
この楽曲は、クリーターが1987年にリリースしたサード・アルバム『Terrible Certainty』のオープニング・ナンバーとして収録されているスラッシュメタル史上に残る名曲。
洗練やお行儀の良いまとまり具合などは一切無視、ひたすら速さを追求した、激烈なスピードで突っ走る怒りの暴走スラッシュメタルにノックアウトされること間違いなし!