【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ
1980年代、アメリカを中心に台頭してきた音楽ジャンル「スラッシュメタル」。
パンク・ハードコアのスピード感をアグレッシブなヘヴィメタルと融合させることで、音楽シーンに新たな衝撃を与えました。
時を経て、さまざまなスタイルのスラッシュメタルが登場し、緻密なテクニックを活かしたタイプから、メロディアスな要素を取り入れたタイプまで、実は多彩な音楽性を持つジャンルなのです。
今回は、スラッシュメタルというジャンルの代表的な楽曲をご紹介していきます。
これからスラッシュメタルの世界に踏み出そうという方にも、ぜひ聴いていただきたい名曲が揃っていますよ。
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【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ(21〜30)
Trash All Over YouLost Society

2013年、当時の平均年齢19歳という若さでフィンランドから飛び出したスラッシュメタルバンド、ロスト・ソサエティ。
1stアルバム『Fast Loud Death』に収録されたこの曲は、「昔ながらのメタルファッションに身を包んだ若者が、雪景色の中で爆速のスラッシュメタルを演奏する」という映像からあふれるパワーとあいまって、メタルファンの間で話題になりました。
2010年以降のスラッシュメタルリバイバルの流れにおいて、外すせない名曲と言えるでしょう。
Metal ForcesOnslaught

イギリスのスラッシュメタルバンド、オンスローが1986年に発表した名盤『The Force』に収録されている『Metal Forces』。
ハードコアの初期衝動から、より鋭利で攻撃的なスラッシュメタルへと舵を切った記念碑的な楽曲です。
歪んだギターリフと猛然と疾走するドラムが絡み合う、6分超の音の洪水。
息つく暇もない展開に、思わず拳を握りしめてしまうはず。
この一曲が、彼らを英国スラッシュシーンの重鎮へと押し上げたのかもしれませんね。
何度も再録されるほど愛されている、まさにクラシックと呼ぶにふさわしいナンバーです。
【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ(31〜40)
The ExorcistPossessed

デスメタルというジャンルの扉をこじ開けた名曲として知られる、アメリカのバンド、ポゼストの『The Exorcist』。
「あまりの過激さに、聴くのをためらってしまう!」という方も多いのではないでしょうか?
有名なホラー映画を彷彿とさせる不気味なイントロから一転、嵐のようなギターと獣の咆哮が叩きつけられる衝撃的なナンバーです。
スラッシュメタルの疾走感に、悪魔的な雰囲気を融合させたサウンドは、最初は圧倒されるかもしれません。
ですが、この唯一無二の激しさこそが彼らの真骨頂!
まずは深く考えずに、この音の洪水に身を委ねてみましょう。
I Saw Your Mommy…Suicidal Tendencies

ハードコアとメタルを融合したスタイルのパイオニア、スイサイダル・テンデンシーズが1983年に放ったデビュー作の収録曲、『I Saw Your Mommy…』。
まさにハードコア・パンクのスピード感とスラッシュメタルの攻撃性が融合した、クロスオーバー・スラッシュを代表する楽曲です。
歌詞は非常にショッキングな内容で、その過激さから物議を醸すこともあったのだそう。
激しい曲調ですが、その根底にあるのはスケート・パンクらしいストレートな疾走感!
この強烈な歌詞の世界観と、エネルギッシュなサウンドがぶつかり合うことで生まれる独特の狂気のとりこになる人も多いはずです。
ぜひ、この危うい魅力に満ちたサウンドを体感してみてくださいね。
TerrorscopeGama Bomb

北アイルランド出身、2000年代以降のクロスオーバー・スラッシュシーンを語る上では欠かすことのできないバンドです。
2013年にリリースされた、通算4枚目となるアルバム『The Terror Tapes』に収録されているシングル曲『Terrorscope』を聴けば、彼らの基本的な魅力が理解できるはず。
スラッシュメタルらしい疾走感を軸に、メロディアスなボーカルも盛り込まれ、ギターソロには誰もが知っているクラシックの名曲『剣の舞』のフレーズが飛び出すなど、まさにやりたい放題。
それでいて、しっかりと1曲の中に落とし込まれている、見事な手腕が感じ取れる名曲と言えましょう。
Charging the VoidVektor

2000年以降に登場したスラッシュメタルバンドの中でも、そのテクニカルなリフの嵐と意表を突いてくる難解な曲展開で、独自の路線を走っているバンドがアメリカのヴェクターです。
自ら「プログレッシヴSFメタル」を名乗ることからもわかる通り、その世界観は多くのストレートなスラッシュメタルバンドとは一線を画しており、中でもこの曲ではバンドの特異性が「これでもか!」というほど感じられるのではないでしょうか。
9分を超える楽曲でありながら、あまりに目まぐるしい展開に長さを感じさせません。
Sadistic MagicianMUNICIPAL WASTE

ハードコア・パンクとスラッシュメタルを融合させたクロスオーバー・スラッシュを武器に、2000年代以降のシーンを席巻しているアメリカはバージニア州リッチモンド出身のバンドです。
この楽曲は、サード・アルバムにして『狂気のスラッシュパーティー』という実にカッコいい邦題でも知られている作品に収録されているナンバーです。
2分台という潔い楽曲構成、頭を空っぽにしてひたすらヘッドバンキングするしかない爆音サウンドに昇天間違いなし。
大ベテランにして名手デイヴ・ウィッテさんのドラムが、全体的なアンサンブルをしっかりと引き締めているところにも注目を。





