【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ
1980年代、アメリカを中心に台頭してきた音楽ジャンル「スラッシュメタル」。
パンク・ハードコアのスピード感をアグレッシブなヘヴィメタルと融合させることで、音楽シーンに新たな衝撃を与えました。
時を経て、さまざまなスタイルのスラッシュメタルが登場し、緻密なテクニックを活かしたタイプから、メロディアスな要素を取り入れたタイプまで、実は多彩な音楽性を持つジャンルなのです。
今回は、スラッシュメタルというジャンルの代表的な楽曲をご紹介していきます。
これからスラッシュメタルの世界に踏み出そうという方にも、ぜひ聴いていただきたい名曲が揃っていますよ。
- スラッシュメタルを代表する海外のバンドまとめ
- デスメタルの名曲。おすすめの人気曲
- ジャーマンメタルの名曲。初心者にもおすすめの人気曲まとめ【2025】
- 【圧倒的クサメロ】クサメタルの名曲まとめ
- 【洋楽】ハードコアパンクの名曲・人気曲~入門編
- 【2025】洋楽メタル好き必見!最新の人気曲、注目曲まとめ
- 激烈!洋楽グラインドコアの名曲まとめ
- 速くてかっこいい!国内の人気メロコアバンド
- ギターサウンドの奥深さ。ギターがかっこいい曲まとめ
- ハードコアパンクの名曲。おすすめの人気曲
- 【2025】時代を代表するメタルの名曲。最新曲から往年の人気曲まとめ
- ニューメタルの名曲。おすすめの人気曲
- 激しいだけじゃない!奥が深いメロディックデスメタルの有名バンド
【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ(21〜30)
Chalice of BloodForbidden

エクソダスやテスタメントといった、アメリカ西海岸出身の「ベイエリア・スラッシュメタル」と呼ばれる一群の中でも代表的なバンドの1つです。
最初期には後にマシーン・ヘッドを結成するロブ・フリンさんが在籍していたことでも知られており、今回紹介している楽曲のソングライターとしてもクレジットされています。
1988年にリリースされたデビュー・アルバム『Forbidden Evil』に収録されているこの楽曲を聴けば分かりますが、スラッシュメタルというジャンルにしてはかなり珍しく、パワーメタルばりのハイトーン・ボーカルが耳に飛び込んでくることに驚かれる方も多いでしょう。
テクニカルな演奏とドラマティックな楽曲展開も、聴き応え十分でカッコいいですよ!
Alison HellAnnihilator

カナダが誇るスラッシュメタル・バンドの先駆け的な存在にして、ヘビーメタルの歴史を語る上でも欠かせないバンドです。
1989年にリリースされたデビュー・アルバム『Alice in Hell』に収録されているタイトル・ナンバーを聴けば、彼らが凡百のスラッシュメタルとは一線を画すバンドであることが分かるはず。
マルチ・プレイヤーで多面的な才能を持った、中心人物のジェフ・ウォーターズさんを軸として、速さではなく練り上げられたバンド・アンサンブルで繰り出される、変態的なテクニカルなスラッシュメタルを存分に楽しめます。
この頃にボーカルを務めていたランディー・ランペイジさんの、個性的すぎる歌唱は好き嫌いが分かれそうですが……。
RevolutionLazarus A.D.

2000年代以降のスラッシュメタル・シーンを代表するバンド、ラザラス・A.D.。
その才能は日本でも話題を呼び、新人にしてLOUD PARK09という大舞台が初来日となりました。
この楽曲は、メジャーデビュー作となった『The Onslaught』に収録されており、彼らの若さあふれる魅力が詰まったシンプルにカッコいい、と言える名曲となっています。
切れ味鋭いギター・リフ、確かなテクニックを持った手数の多いドラムス、ツイン・リードのハモリを織り交ぜたメロディアスなソロ、その全てが一級品。
この時代はメタルコア全盛期だったこともあり、新世代スラッシュとして期待された彼らでしたが、ドラマーの死去に伴い、残念ながら解散してしまいました。
AriseSepultura

ブラジルのセパルトゥラは、「トライバル・ビート」と呼ばれる民族音楽的なリズムを導入し、独自のラウドロックを生み出したバンドとしても知られていますが、その路線に到達したアルバム『ケイオス A.D.』以前はスラッシュメタルバンドでした。
もともとの凶悪な音楽性と洗練されたスラッシュメタル路線、そしてバンドのオリジナリティが組み合わせられたスラッシュメタル期の傑作アルバムが、1991年リリースの『アライズ』です。
こちらのタイトルトラックは、まさに「ブラジリアン・スラッシュ」と呼びたくなる独自性の高い1曲と言えるでしょう。
Nuke the CrossToxic Holocaust

アメリカはオレゴン州ポートランド出身、2000年代以降のスラッシュメタル・シーンをけん引するバンドです。
デビュー作をたった一人で作り上げた才人、ジョエル・グリンドさんを中心として、20年以上の息の長い活動を続ける彼らが、2008年にリリースしたサード・アルバム『An Overdose of Death…』に収録されているリード・トラックを紹介します。
スラッシュメタルの疾走感とハードコア・パンクの破壊力が力技で融合したような暴走サウンドは、優等生バンドには出せないギラついたカッコ良さを味わわせてくれます。
シアトルの伝説にして、グランジ・シーンの立役者と言えるジャック・エンディノさんをプロデュースに迎えているところも個人的にはポイントが高いですね。
Blood for BloodMachine Head

アメリカのヘヴィメタルバンド、マシーン・ヘッドが1994年にリリースしたデビューアルバム『Burn My Eyes』の収録曲である『Blood for Blood』。
バンド結成当初から存在する、スラッシュメタルの攻撃性とグルーヴメタルのヘヴィネスを融合させた楽曲です。
この曲が持つ、剝き出しの怒りのようなエネルギーを体感したいところ。
ロブ・フリンさんの叫びと、重戦車のように突き進むリズム隊、そしてザクザクと刻まれるギターリフのコンビネーションは圧巻です。
ただ激しいだけではなく、曲全体を貫くタイトな演奏にも耳を傾けたいですね。
そうすることで、彼らがシーンに与えた衝撃の大きさを十分に理解できるでしょう。
Ultra ThrashCrisix

『ウルトラ・スラッシュ』という曲名だけで、もう聴かないという選択肢はありません!
若手スラッシュメタルバンドの中でも最も勢いのあるバンドのひとつが、スペイン出身のクリシックスです。
疾走感あふれるリフ、最近のバンドらしくテクニカルでありながらも決してきれいすぎるわけではない荒さを残したサウンド、そして絶叫に次ぐ「ウルトラスラッシュ!」の連呼!
現代的な重いパートも織り交ぜつつ、突進力で押し切る構成力にはスラッシュメタルの未来が見えます。





