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おすすめのハードロック・ヘビーメタル
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スラッシュメタルの名曲。爆速スラッシュからテクニカル路線までオススメの人気曲

ヘビーメタルがハードコアから影響を受けたことで発展し、凶暴なボーカルと切れ味鋭いギターリフを武器に1980年代を席巻したメタルのサブジャンルが「スラッシュメタル」です。

その後はグランジブームに押され、またスラッシュメタルよりさらにエクストリームなデスメタルの陰に隠れていた時期もありましたが、「スラッシュメタル四天王(BIG4)」と呼ばれる大御所バンドの精力的な活動や、若手バンドが80年代のサウンドを現代的なテクニックで再現するリバイバル・スラッシュのムーブメントもあり、息を吹き返しています。

今回は、スラッシュメタルの基礎を作った伝説のバンドから、とにかくスピードでゴリ押しするバンド、より複雑な構成を見せる近年のバンドまで、実は奥深いスラッシュメタルの名曲をご紹介します!

スラッシュメタルの名曲。爆速スラッシュからテクニカル路線までオススメの人気曲(1〜20)

Kill as OneDEATH ANGEL

デスエンジェルは、スラッシュメタルにファンク的なリズムを取り入れることで独自の路線を見いだしたバンドですが、メンバー全員が10代の頃にリリースした1stアルバム『The Ultra-Violence』の頃は切れ味鋭いギターリフを武器としたアグレッシブなスタイルでした。

その中でも、初期の名曲として名高いのがこの『Kill as One』です。

直線的なスラッシュメタルでありながら、練り上げられた曲構成からはのちに開花する個性がすでにうかがえますね。

Blind FaithKreator

ソドム、デストラクションと並び称されるドイツ産スラッシュメタル・バンドの代表格です。

「ジャーマンスラッシュ三羽ガラス」という呼称は、日本のファンの間でも有名です。

この楽曲は、クリーターが1987年にリリースしたサード・アルバム『Terrible Certainty』のオープニング・ナンバーとして収録されているスラッシュメタル史上に残る名曲。

洗練やお行儀の良いまとまり具合などは一切無視、ひたすら速さを追求した、激烈なスピードで突っ走る怒りの暴走スラッシュメタルにノックアウトされること間違いなし!

Agent OrangeSodom

ドイツを代表するスラッシュメタル・バンド、ソドムが1989年にリリースした名盤サード・アルバム『Agent Orange』のオープニングを飾る代表的な名曲です。

アルバム自体も、ドイツでチャート入りを果たし、彼らにとっても出世作となった作品です。

スレイヤー辺りからの影響も感じさせますが、トリオ編成らしい、シンプルで無駄のない贅肉を削ぎ落としたようなバンド・アンサンブルが最高にクールでカッコいい。

ソリッドなギター、緩急自在のリズム隊、吐き捨てるようなボーカル、どれもスラッシュメタルらしい魅力が満載です。

Bonded By BloodExodus

Exodus Bonded By Blood Live At Wacken 08
Bonded By BloodExodus

いわゆる「ベイエリア・スラッシュメタル」と称されるバンドたちの先駆的な存在、エクソダス。

初期はメタリカのカーク・ハメットさんが在籍していたり、スレイヤーのジェフ・ハンネマンさんが亡くなった後に、後任としてギタリストのゲイリー・ホルトさんが参加するなど、スラッシュメタルの歴史において重要な立ち位置にいるバンドです。

この楽曲は、そんな彼らが1985年にリリースした傑作デビュー・アルバム『Bonded By Blood』に収録されている、バンドにとっても代表的な名曲です。

すさまじいスピードで疾走していく楽曲展開、ベイエリア・クランチといわれる独特のリフが、これでもかと味わえる最高のナンバーですよ!

Release From AgonyDestruction

ドイツのスラッシュメタルを「ジャーマンスラッシュ」と呼ぶことがありますが、デストラクションはその代表的なバンドです。

ジャーマンスラッシュ特有のスピード感と叙情性が強く感じられるこの曲には、アメリカの正統スラッシュメタルとはまた違った良さがありますね。

ちなみにこちらはセルフカバーによる2007年のベスト盤『Thrash Anthems』に収録されたバージョンで、音質の向上によりその切れ味がさらに増しています。