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【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ

1980年代、アメリカを中心に台頭してきた音楽ジャンル「スラッシュメタル」。

パンク・ハードコアのスピード感をアグレッシブなヘヴィメタルと融合させることで、音楽シーンに新たな衝撃を与えました。

時を経て、さまざまなスタイルのスラッシュメタルが登場し、緻密なテクニックを活かしたタイプから、メロディアスな要素を取り入れたタイプまで、実は多彩な音楽性を持つジャンルなのです。

今回は、スラッシュメタルというジャンルの代表的な楽曲をご紹介していきます。

これからスラッシュメタルの世界に踏み出そうという方にも、ぜひ聴いていただきたい名曲が揃っていますよ。

【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ(1〜10)

Metal MilitiaMetallica

スラッシュメタルを語る上で欠かせないメタリカの楽曲『Metal Militia』は、メタル共同体への忠誠と反逆精神をテーマにした、エネルギッシュな楽曲です。

アルバム最速クラスのスピードを誇るナンバーですが、実はファンへの感謝を込めて作られたという背景も!

軍隊の行進のようなギターリフの繰り返しは、聴いているだけで気分が高揚します。

それほど複雑な展開ではない部分なので、リフが持つ圧倒的な力強さを十分に味わいながら聴きましょう。

一体感を煽るコーラスに耳を傾ければ、初期スラッシュならではの熱狂を余すことなく体感できるでしょう。

Bonded By BloodExodus

いわゆる「ベイエリア・スラッシュメタル」と称されるバンドたちの先駆的な存在、エクソダス。

初期はメタリカのカーク・ハメットさんが在籍していたり、スレイヤーのジェフ・ハンネマンさんが亡くなった後に、後任としてギタリストのゲイリー・ホルトさんが参加するなど、スラッシュメタルの歴史において重要な立ち位置にいるバンドです。

この楽曲は、そんな彼らが1985年にリリースした傑作デビュー・アルバム『Bonded By Blood』に収録されている、バンドにとっても代表的な名曲です。

すさまじいスピードで疾走していく楽曲展開、ベイエリア・クランチといわれる独特のリフが、これでもかと味わえる最高のナンバーですよ!

Release From AgonyDestruction

ドイツのスラッシュメタルを「ジャーマンスラッシュ」と呼ぶことがありますが、デストラクションはその代表的なバンドです。

ジャーマンスラッシュ特有のスピード感と叙情性が強く感じられるこの曲には、アメリカの正統スラッシュメタルとはまた違った良さがありますね。

ちなみにこちらはセルフカバーによる2007年のベスト盤『Thrash Anthems』に収録されたバージョンで、音質の向上によりその切れ味がさらに増しています。

【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ(11〜20)

MilkS.O.D

アメリカのクロスオーバースラッシュ・バンド、エス・オー・ディーが1985年にリリースしたアルバム『スピーク・イングリッシュ・オア・ダイ』の収録曲である『Milk』。

アンスラックスのメンバーらによるサイドプロジェクトから生まれた、ユーモアと毒気に満ちた非常に過激な楽曲です。

この曲で注目すべきは、ドラマーのチャーリー・ベナンテさんが叩き出す、嵐のような「ブラストビート」!

当時としてはあまりに革新的だったこのドラムが、後の音楽シーンに与えた衝撃は計り知れません。

わずか2分弱の楽曲に凝縮された圧倒的なスピード感を、ぜひ体感してみてくださいね!

HypnotizedHeathen

アメリカのバンド、ヒースンが放ったテクニカル・スラッシュの金字塔『Hypnotized』。

カルト指導者のスピーチで幕を開ける衝撃的なイントロから、一気にその世界へ引き込まれる中毒性の高い楽曲です!

8分半を超える大作ですが、次々と表情を変える展開に少しも長さを感じさせません。

複雑に絡み合うギターリフや、予測不能なリズムチェンジがこの曲の魅力。

「テクニカルな演奏と美しいメロディが頭から離れない!」という方も多いのではないでしょうか?

緻密に練り上げられた構成美はまさに圧巻。

まずはそのドラマティックな世界観にじっくりと身を委ねてみてくださいね!

I Don’t Need SocietyD.R.I.

人気スラッシュバンド、D.R.I.のキャリア初期を象徴する楽曲『I Don’t Need Society』。

後に「クロスオーバー・スラッシュ」の先駆者となる彼らが、ハードコア・パンクの衝動を爆発させた一曲です。

魅力は何といっても、わずか1分少々という短さで叩きつけられる圧倒的なスピード感!

「社会なんていらない」と叫ぶボーカルは、若者のやり場のない怒りを代弁しているかのようですよね。

スラッシュ・メタルの持つ攻撃性の源流に触れられる、まさに原点ともいえる楽曲でしょう。

難しいことは考えず、この潔いまでのエネルギーに身を任せてみてください!

A Cautionary TaleSabbat

イングランドのスラッシュメタルシーンを牽引したバンド、サバトの『A Cautionary Tale』。

悪魔と契約した男の物語「ファウスト」を題材にした文学的な歌詞で、スラッシュメタルの新たな扉を開いた名曲です。

激烈なサウンドとドラマティックな物語性のギャップのとりこになる人続出の中毒性の高い楽曲!

毒々しいリフが嵐のように吹き荒れる中で、ふと現れるメロディアスなツインギターのフレーズが耳から離れない、という方も多いのではないでしょうか?

マーティン・ウォークリアさんの語るようなボーカルが、この教訓的な物語の持つ不気味さと悲劇性を際立たせているのもこの曲の大きな特徴です。