メタルと一口に言っても、重厚な骨太サウンドを軸にして、スラッシュ、デス、ブラック、パワー、プログレッシブなど、さまざまなジャンルが存在することをご存知でしょうか?
1970年代から始まったヘビーメタルは、時代とともに進化を遂げ、今では多種多様な音楽性を内包する一大ジャンルとなっています。
今回は、そんなメタルの名盤の中から、特に入門編として最適な名作の数々をご紹介します。
メタルの奥深さと魅力を存分に味わえる作品ばかりですから、メタルに興味を持ち始めた方も、より深く知りたい方も、ぜひチェックしてみてください!
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【初心者向け】メタルの名盤。歴史に残るおすすめのアルバムまとめ(1〜10)
ParanoidBlack Sabbath

イギリスのロックバンド、ブラック・サバスが1970年に発表したアルバム『Paranoid』。
ヘヴィメタルの原点として知られる本作は、トニー・アイオミさんの重厚なギターリフとギーザー・バトラーさんが紡ぐ社会的な歌詞、そしてバンド全体が放つダークな雰囲気が聴く者の魂を揺さぶる歴史的な一枚です。
全英チャート1位に輝き、表題曲や「Iron Man」といった不滅の名曲を収録していますよね。
ヘヴィなサウンドだけでなく、サイケデリックな楽曲も含まれているので、バンドの奥深い音楽性を知るのにピッタリの作品といえるでしょう。
時代を塗り替えた衝撃を、ぜひその耳で体感してみてください。
Dream HouseDeafheaven

「ブラックゲイズ」という独自の音楽性で注目を集める、アメリカのバンド、デフヘヴンの名を世界に知らしめた『Sunbather』。
メタルの激しい絶叫や嵐のようなドラムに、陽光のようにきらめく美しいギターサウンドが融合した、まさに唯一無二の作品です!
Appleのキーノートで紹介され、ジャンルの垣根を越えて衝撃を与えたことでも知られています。
富への嫉妬や孤独といったパーソナルな感情が、壮大で幻想的な音の風景の中で描かれるのが非常に印象的。
音楽で心を揺さぶるような体験をしたい方にオススメしたい1枚ですよ!
Shout At The DevilMötley Crüe

アメリカのグラムメタルシーンを牽引したモトリー・クルーが1983年に発表し、彼らを一気にスターダムへと駆け上がらせたのがこの『Shout at the Devil』です。
悪魔的なアートワークで物議を醸しましたが、そのサウンドはよりヘヴィで攻撃的でありながら、彼らならではの華やかさも失わない絶妙なバランスが魅力的!
突き刺さるようなギターリフとキャッチーなサビの応酬は、一度聴けばとりこになること間違いなしの中毒性の高い仕上がりです。
80年代メタルの持つ危険な香りと、きらびやかなロックンロールの楽しさを同時に味わいたい方にこそ聴いてほしい一枚といえるでしょう。
SchismTool

アメリカのロックバンド、トゥールの3rdアルバム『Lateralus』。
2001年にリリースされ、全米チャート1位に輝いた大ヒット作です。
フィボナッチ数列をリズムに取り入れるなど、数学的で哲学的なテーマが込められた本作は、まさに聴く芸術作品!
プログレッシブ・メタルやアートロックを融合した複雑な楽曲群は、78分を超える長尺ながら聴き手を飽きさせません。
グラミー賞も受賞した本作の、技巧的で緻密な演奏は圧巻です。
じっくり音楽の世界に没入したい、知的な刺激に満ちた体験を求める方にピッタリの作品といえるでしょう。
音の迷宮を探検するように、その奥深い世界観を味わってみてはいかがでしょうか?
SymbolicDEATH

「デスメタルの父」と称されるチャック・シュルディナーさんが率いたアメリカのバンドDeath。
彼らが1995年にリリースした6枚目のアルバムが『Symbolic』です。
これまでのテクニカルなスタイルに、より洗練されたメロディを完璧に融合させたこの作品は、後のシーンにも多大なる影響を与えた金字塔的な1枚。
激しい演奏と哲学的な歌詞のコンビネーションもアクセントになっており、その相性は抜群!
デスメタルの枠を超えた芸術的なサウンドを、ぜひその耳でじっくりと味わってみてはいかがでしょうか?
Be Quiet And Drive (Far Away)Deftones

1997年にリリースされ、MTVでのヒットをきっかけにバンドを飛躍させたデフトーンズの『Around The Fur』。
アメリカ出身の彼らは、ヘヴィネスと耽美的な世界観を融合させ、「ヘヴィ・ロック界のレディオヘッド」とも称されるバンドです。
本作はKerrang!誌の年間ベストアルバム賞にも輝いた名盤!
静と動のコントラストが強烈なインパクトを放ち、ボーカルのチノ・モレノさんが使い分ける吐息と絶叫が頭から離れない!
という方も多いのではないでしょうか?
激しさの中に潜む繊細な美しさを表現したサウンドは、ヘヴィミュージックの奥深さに触れたいなら心にグッとくるはず!
20年代のグランジゲイズといったジャンルへも多大なる影響を及ぼしていますから、メタルファンならずともぜひチェックしてみてください。
(sic)Slipknot

90年代末期に生まれた、異形のヘビーロック。
覆面集団、スリップノットが1999年にリリースしたセルフタイトルのデビュー・アルバムは、当時シーンを席巻していたニューメタルやラウドロックといったサウンドを鳴らすバンドの中でも、突出した個性と爆発的なエネルギーを持ち合わせており、日本でも即座に人気に火が付きました。
コーンやリンプ・ビズキットを世に送り出した名プロデューサー、ロス・ロビンソンと共に作り上げたサウンドは、あまりの情報量の多さに初めて聴いた人であれば「何だこれは」と感じてしまうかもしれません。
同時に、意外なほど聴きやすいメロディーも随所に盛り込まれ、曲単体の良さがあったからこそ、彼らがここまで人気バンドになったのだという事実が理解できるはず。