【初心者向け】メタルの名盤。歴史に残るおすすめのアルバムまとめ
メタルと一口に言っても、重厚な骨太サウンドを軸にして、スラッシュ、デス、ブラック、パワー、プログレッシブなど、さまざまなジャンルが存在することをご存知でしょうか?
1970年代から始まったヘビーメタルは、時代とともに進化を遂げ、今では多種多様な音楽性を内包する一大ジャンルとなっています。
今回は、そんなメタルの名盤の中から、特に入門編として最適な名作の数々をご紹介します。
メタルの奥深さと魅力を存分に味わえる作品ばかりですから、メタルに興味を持ち始めた方も、より深く知りたい方も、ぜひチェックしてみてください!
- ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
- 洋楽ヘビーメタル入門編。メタルの歴史を変えた名曲たち
- 【洋楽】90年代エモコアの名盤。まずは聴いてほしい1枚
- 【初心者向け】LAメタルの名曲。定番の人気曲まとめ
- 日本のヘビーメタルバンド。邦楽メタルシーンの人気バンド
- 【初心者向け】壮大なシンフォニックメタルの世界~人気曲・定番の名曲まとめ
- 【2025】時代を代表するメタルの名曲。最新曲から往年の人気曲まとめ
- ニューメタルの名曲。おすすめの人気曲
- 【圧倒的クサメロ】クサメタルの名曲まとめ
- 【初心者向け】まずはここから!スラッシュメタルの名曲まとめ
- 洋楽の名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
- 【2025】邦楽ラウドロックの名曲まとめ【初心者必聴】
- 世界のメタルギタリスト
【初心者向け】メタルの名盤。歴史に残るおすすめのアルバムまとめ(1〜10)
Master of PuppetsMetallica

80年代のスラッシュメタル全盛期の代表的な1枚というだけでなく、ヘビーメタルの歴史にその名を残す大傑作。
1986年にリリースされ、日本では『メタル・マスター』という邦題でもよく知られている、メタリカにとっては通算3枚目となるアルバムです。
アルバムのリリース後に、不慮の事故でこの世を去ってしまった名ベーシスト、クリフ・バートンが在籍時に残した最後の作品でもあります。
このアルバムの歴史的な価値はいまさら説明するまでもありませんが、ヘビーメタルというジャンルの可能性を世に知らしめた、記念碑的な作品と言えるのではないでしょうか。
ライブの定番曲も多数収録、リリース20周年を迎えた2006年のサマーソニックでは、本作を丸ごとライブで再現して大きな話題を集めましたね。
Holy Wars… The Punishment DueMegadeth

いわゆるBIG4と呼ばれるスラッシュメタル界の四天王にして、自らの音楽性を「インテレクチュアル・スラッシュメタル」と称するメガデスが1990年にリリースした傑作4th。
ギタリストのマーティ・フリードマン、ドラマーのニック・メンザ加入後は初となるアルバムで、メガデスの黄金期とも言える時期の幕開けを告げる重要な1枚です。
テクニカルなリフの嵐、練りに練られたバンド・アンサンブル、フロントマンのデイヴ・ムステインによる毒気に満ちた知的な歌詞、意外なほどにメロディックさもあり、今もライブで演奏される名曲の数々……大ヒットを記録し、グラミー賞にノミネートされたことも納得の名盤!
Raining BloodSLAYER

メタリカやメガデス、アンスラックスと並ぶスラッシュメタル四天王であり、最も邪悪なサウンドを鳴らし孤高の立ち位置でシーンに君臨するスレイヤー。
彼らの名前を一躍世に知らしめた作品といえば、1986年にリリースされた通算3枚目のアルバム『レイン・イン・ブラッド』でしょう。
名匠リック・ルービンをプロデューサーに迎えて制作された本作は、強烈極まりないスラッシュ・サウンドや過激な歌詞に至るまで、スレイヤーという音楽が最初の頂点に達した瞬間が明確に刻まれています。
『エンジェル・オブ・デス』や『レイニング・ブラッド』等、ライブの定番曲も多数収録。
後のブラックメタルやデスメタル系のバンドにも、多大なる影響を与えた歴史的な傑作です。
【初心者向け】メタルの名盤。歴史に残るおすすめのアルバムまとめ(11〜20)
PainkillerJudas Priest

英国が誇るヘヴィメタルの重鎮、ジューダス・プリーストが1990年に発表した『Painkiller』。
新ドラマーのスコット・トラヴィスさんを迎え、ロブ・ハルフォードさん脱退前の最後の金字塔となった作品です。
雷鳴のごときドラムと切れ味鋭いツインギター、そして悪魔的なハイトーンシャウトが一体となり、聴く者の魂を揺さぶるのがこのアルバムの特徴!
「メタルの救世主」をテーマに、生と死の境を駆け抜けるような圧倒的なスピード感と攻撃性で満たされています。
正統派ブリティッシュメタルの魂を、ぜひ全身で浴びてみてください。
Holy DiverDio

元レインボーやブラック・サバスで活躍したボーカリストのロニー・ジェイムス・ディオさんが率いるアメリカのバンド、ディオのデビュー作『Holy Diver』。
ヘヴィメタルの歴史を語る上で欠かせない名盤として知られる1枚です。
善と悪といった哲学的なテーマを、壮大なファンタジーの世界観で描いているのがこの作品の大きな特徴。
ロニーさんのオペラティックな歌声とドラマティックなサウンドが絡み合い、聴く人を物語の中へと引き込みます。
メタルの持つ様式美や重厚な物語性を体感したい方にとって、まさに最高の作品といえるでしょう。
パワフルな演奏に身を任せるのもよいですが、象徴的なジャケットの意味を考えながらじっくり聴き込むのもオススメですよ!
To SiriusGOJIRA

フランス出身のバンド、ゴジラのキャリアを決定づけたといっても過言ではない名盤『From Mars to Sirius』。
死にゆく惑星を救う旅という壮大な物語を描いた、コンセプトアルバムです。
デス・メタル由来のヘヴィさとプログレッシブな知性が融合し、重厚なリフと複雑なリズム、そして静寂すら感じさせる美しいメロディが共存しています。
曲の展開はまるで壮大なSF映画のようで、聴き手をぐいぐい引き込む力強さが魅力。
ヘヴィな音楽の中に深い物語性やメッセージを求める方に、ピッタリの作品といえるでしょう。
その奥深い世界観にぜひ挑戦してみてくださいね!
Laid to RestLamb Of God

アメリカ出身のヘヴィメタル・バンド、ラム・オブ・ゴッドの出世作として知られている『Ashes of the Wake』。
2004年に発表されたこの4枚目のアルバムは、ゲームへの楽曲収録などもあって、その名を一気に轟かせました。
当時の社会情勢を色濃く反映した重いテーマを、叩きつけるようなグルーヴと鋭利なギターリフで表現。
バンド初のメジャー作品ながら攻撃性は一切衰えず、RIAAゴールド認定も獲得しました。
重厚でテクニカルな音の渦に飲み込まれたい方にとって、ピッタリの作品といえるでしょう。