【初心者向け】メタルの名盤。歴史に残るおすすめのアルバムまとめ
メタルと一口に言っても、重厚な骨太サウンドを軸にして、スラッシュ、デス、ブラック、パワー、プログレッシブなど、さまざまなジャンルが存在することをご存知でしょうか?
1970年代から始まったヘビーメタルは、時代とともに進化を遂げ、今では多種多様な音楽性を内包する一大ジャンルとなっています。
今回は、そんなメタルの名盤の中から、特に入門編として最適な名作の数々をご紹介します。
メタルの奥深さと魅力を存分に味わえる作品ばかりですから、メタルに興味を持ち始めた方も、より深く知りたい方も、ぜひチェックしてみてください!
【初心者向け】メタルの名盤。歴史に残るおすすめのアルバムまとめ(1〜10)
PainkillerNEW!Judas Priest

英国が誇るヘヴィメタルの重鎮、ジューダス・プリーストが1990年に発表した『Painkiller』。
新ドラマーのスコット・トラヴィスさんを迎え、ロブ・ハルフォードさん脱退前の最後の金字塔となった作品です。
雷鳴のごときドラムと切れ味鋭いツインギター、そして悪魔的なハイトーンシャウトが一体となり、聴く者の魂を揺さぶるのがこのアルバムの特徴!
「メタルの救世主」をテーマに、生と死の境を駆け抜けるような圧倒的なスピード感と攻撃性で満たされています。
正統派ブリティッシュメタルの魂を、ぜひ全身で浴びてみてください。
Blackwater ParkNEW!Opeth

スウェーデンが誇るバンド、オーペスのキャリアを代表する名盤『Blackwater Park』。
デス・メタルの激しさとアコースティックの静けさが同居する独自の音楽性で、メタル史にその名を刻む作品として知られています。
このアルバムは、複雑ながらも美しい曲展開を追体験することで、音楽のダイナミズムを学ぶのにピッタリの一枚。
プロデューサーにスティーヴン・ウィルソンさんを迎えたことで生まれた、深く叙情的なサウンドも、多くのファンを惹きつける理由の一つです。
壮大な物語を聴くように、音の風景の移ろいをじっくり味わってみてくださいね!
Dream HouseNEW!Deafheaven

「ブラックゲイズ」という独自の音楽性で注目を集める、アメリカのバンド、デフヘヴンの名を世界に知らしめた『Sunbather』。
メタルの激しい絶叫や嵐のようなドラムに、陽光のようにきらめく美しいギターサウンドが融合した、まさに唯一無二の作品です!
Appleのキーノートで紹介され、ジャンルの垣根を越えて衝撃を与えたことでも知られています。
富への嫉妬や孤独といったパーソナルな感情が、壮大で幻想的な音の風景の中で描かれるのが非常に印象的。
音楽で心を揺さぶるような体験をしたい方にオススメしたい1枚ですよ!
【初心者向け】メタルの名盤。歴史に残るおすすめのアルバムまとめ(11〜20)
Laid to RestNEW!Lamb Of God

アメリカ出身のヘヴィメタル・バンド、ラム・オブ・ゴッドの出世作として知られている『Ashes of the Wake』。
2004年に発表されたこの4枚目のアルバムは、ゲームへの楽曲収録などもあって、その名を一気に轟かせました。
当時の社会情勢を色濃く反映した重いテーマを、叩きつけるようなグルーヴと鋭利なギターリフで表現。
バンド初のメジャー作品ながら攻撃性は一切衰えず、RIAAゴールド認定も獲得しました。
重厚でテクニカルな音の渦に飲み込まれたい方にとって、ピッタリの作品といえるでしょう。
(sic)Slipknot

90年代末期に生まれた、異形のヘビーロック。
覆面集団、スリップノットが1999年にリリースしたセルフタイトルのデビュー・アルバムは、当時シーンを席巻していたニューメタルやラウドロックといったサウンドを鳴らすバンドの中でも、突出した個性と爆発的なエネルギーを持ち合わせており、日本でも即座に人気に火が付きました。
コーンやリンプ・ビズキットを世に送り出した名プロデューサー、ロス・ロビンソンと共に作り上げたサウンドは、あまりの情報量の多さに初めて聴いた人であれば「何だこれは」と感じてしまうかもしれません。
同時に、意外なほど聴きやすいメロディーも随所に盛り込まれ、曲単体の良さがあったからこそ、彼らがここまで人気バンドになったのだという事実が理解できるはず。
Holy Wars… The Punishment DueMegadeth

いわゆるBIG4と呼ばれるスラッシュメタル界の四天王にして、自らの音楽性を「インテレクチュアル・スラッシュメタル」と称するメガデスが1990年にリリースした傑作4th。
ギタリストのマーティ・フリードマン、ドラマーのニック・メンザ加入後は初となるアルバムで、メガデスの黄金期とも言える時期の幕開けを告げる重要な1枚です。
テクニカルなリフの嵐、練りに練られたバンド・アンサンブル、フロントマンのデイヴ・ムステインによる毒気に満ちた知的な歌詞、意外なほどにメロディックさもあり、今もライブで演奏される名曲の数々……大ヒットを記録し、グラミー賞にノミネートされたことも納得の名盤!
Raining BloodSLAYER

メタリカやメガデス、アンスラックスと並ぶスラッシュメタル四天王であり、最も邪悪なサウンドを鳴らし孤高の立ち位置でシーンに君臨するスレイヤー。
彼らの名前を一躍世に知らしめた作品といえば、1986年にリリースされた通算3枚目のアルバム『レイン・イン・ブラッド』でしょう。
名匠リック・ルービンをプロデューサーに迎えて制作された本作は、強烈極まりないスラッシュ・サウンドや過激な歌詞に至るまで、スレイヤーという音楽が最初の頂点に達した瞬間が明確に刻まれています。
『エンジェル・オブ・デス』や『レイニング・ブラッド』等、ライブの定番曲も多数収録。
後のブラックメタルやデスメタル系のバンドにも、多大なる影響を与えた歴史的な傑作です。