メタルの名盤。王道からニューメタルまで、一度は聴きたいおすすめのアルバム
一言にメタルといってもその範囲は広く、特に初心者のうちは何から聴いたらいいのか分からない、という方も多いのではないかと思います。
そこで、定番の名盤から1980年代に流行したスラッシュメタル、メロディアスなメタル、そして現在の流行に通じるニューメタルまで、メタルを語るうえでは外せない名盤をセレクトしました。
もしこの中に一つでも気になったものがあれば、ぜひそのサブジャンルを深く開拓してみてください。
必ずお気に入りのバンドが見つかるはずですよ!
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もくじ
- メタルの名盤。王道からニューメタルまで、一度は聴きたいおすすめのアルバム
- Holy Wars… The Punishment DueMegadeth
- (sic)Slipknot
- Pull Me UnderDream Theater
- WalkPantera
- Raining BloodSLAYER
- The Hellion / Electric EyeJudas Priest
- BlindKorn
- The Number Of The BeastIron Maiden
- Master of PuppetsMetallica
- Carry OnAngra
- Killing In the NameRage Against The Machine
- Chop Suey!System Of A Down
- Roots Bloody RootsSepultura
- Caught In A MoshANTHRAX
- DavidianMachine Head
- Future Breed MachineMeshuggah
- The EruptionEmperor
- Never DieYngwie Malmsteen
- Devoured by VerminCannibal Corpse
- HeartworkCarcass
メタルの名盤。王道からニューメタルまで、一度は聴きたいおすすめのアルバム
BlindKorn

今でこそ、日本でも安定した人気を誇るベテラン・バンドとして認知されているコーンですが、デビューした頃は日本ではあまり売れていない存在でした。
ツインの7弦ギターから繰り出される変則的なリフ、ドンシャリの音作りで強烈な金属音を叩き出すベース、ジャズの影響も感じさせるゴーストノートを多用したドラム、幼児期のトラウマを赤裸々に吐き出すカリスマティックなボーカル……1994年にリリースされたセルフタイトルのデビュー作は、ラウドミュージックの概念を変えるほどの衝撃をシーンに与えましたが、異様ともいえるヘビーロックをどのように売り出せばいいのか、レコード会社側が分からなかったのではないかと想像してしまいます。
コーンを模倣したバンドは多く現れましたが、このオリジナリティに到達したバンドは皆無と言えましょう。
The Number Of The BeastIron Maiden

ヘビーメタルの歴史を語る上で、欠かすことのできない大傑作アルバム!
『魔力の刻印』という邦題でも知られる本作は1982年にリリースされ、現ボーカリストのブルース・ディッキンソンが加入後初となる作品ということも踏まえて、バンドにとって重要な意味を持つ1枚です。
2012年、本国イギリスにおいてHMVが「ここ60年で最も優れたイギリスのアルバム」の記念投票を行った結果、本作が1位に選出されたことを覚えている方もいらっしゃるのでは?
フィンガー・ピッキングから放たれる強烈なベース音を軸として、流麗なツイン・ギターが絡み合うアイアン・メイデンの基本的なスタイルを味わってみたいという方は、まずこのアルバムを聴いてみましょう!
Master of PuppetsMetallica

80年代のスラッシュメタル全盛期の代表的な1枚というだけでなく、ヘビーメタルの歴史にその名を残す大傑作。
1986年にリリースされ、日本では『メタル・マスター』という邦題でもよく知られている、メタリカにとっては通算3枚目となるアルバムです。
アルバムのリリース後に、不慮の事故でこの世を去ってしまった名ベーシスト、クリフ・バートンが在籍時に残した最後の作品でもあります。
このアルバムの歴史的な価値はいまさら説明するまでもありませんが、ヘビーメタルというジャンルの可能性を世に知らしめた、記念碑的な作品と言えるのではないでしょうか。
ライブの定番曲も多数収録、リリース20周年を迎えた2006年のサマーソニックでは、本作を丸ごとライブで再現して大きな話題を集めましたね。
Carry OnAngra

1990年代という時期はオルタナティブ・ロックやグランジといった新たなジャンルが次々と登場し、正統派のヘビーメタルにとっては冬の時代とも呼ばれていたのですが、もちろん素晴らしいアルバムは多数リリースされていました。
ブラジルを代表するヘビーメタル・バンド、アングラが1993年にリリースしたデビュー・アルバムもその1つ。
代表曲『キャリー・オン』を始めとする、いわゆるジャーマンメタルからの影響を感じさせるスピード感と流麗なメロディ、緻密に構成されたバンド・アンサンブルで織り成す楽曲の数々は、とくに日本のメタル好きを魅了しました。
初代ボーカリスト、故アンドレ・マトスの驚異的なハイトーン・ボーカルも冴え渡っています。
Killing In the NameRage Against The Machine

この衝撃的なデビュー・アルバム1枚で、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは音楽シーンに大きな変革をもたらしました。
90年代はジャンル問わずミクスチャーの時代と言えますが、ヒップホップとハードロックの融合という手法を革新的なサウンドにまで導いたレイジの功績は、いつまでも語られるべきものだと言えましょう。
ハーバード大学出身にして政治家の秘書を務めたインテリ、トム・モレロによるギターの概念を覆すようなプレイの数々、鉄壁のグルーブを生み出すティム・コマーフォードとブラッド・ウィルクによるリズム・セクション、ポリティカルなメッセージを過激にラップするカリスマ、ザック・デ・ラ・ロッチャのボーカル・スタイルは、本作の時点ですでに完成形にまで至っています。
Chop Suey!System Of A Down

90年代後半のニューメタル・ブームの中で頭角を現したバンドでありながら、同系統のバンドとは一線を画すオリジナリティで、シーンに異彩を放っていたシステム・オブ・ア・ダウンが2001年にリリースした傑作セカンド・アルバム。
同年にリリースされたスリップノットの『アイオワ』と並んで、00年代以降のヘビーロック~ラウドミュージックにおける金字塔的な1枚と言えましょう。
メンバー全員がアルメニア人の血を引くというバックボーンを持った彼らの音楽性は、ふざけているようで、難解かつ哲学的な歌詞も含め、あまりにも独特過ぎて簡潔に説明することが困難ではありますが、普通のヘビーメタル、ヘビーロックとは違った音楽が聴いてみたいという方であれば、一度は聴いてみるべきと断言します。