パラディドルはアメリカンルーディメンツの1つで、シングルストロークとダブルストロークの融合パターンとなります。
厳密にはひと振りで2発の音を鳴らすのをダブルストローク。
腕がひと振りでもふた振りでも片方で2発連続叩くことをディドルと言うようです。
今回はパラディドルの練習パターンを紹介します。
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パラディドルを練習することのメリット
パラディドルは右スタートでも左スタートでも両手を左右対称に鍛えられるとても優れたパターンです。
ノーマルなパラディドルでは4つの基本ストローク(フル、ダウン、アップ、タップ)を使って、頭にアクセントをつけます。
またパラディドルの手順を活かしさまざまな練習パターンとして応用すると
- 両手の分離、脱力!
- 左手強化!
- スピードアップ!
- タムなどへ移動時の脱力!
- リズム練習!
などなど、さまざまな効果を発揮します。
ルーディメンツの中のいろんなパラディドル
- シングルパラディドル:RLRR LRLL
- ダブルパラディドル:RLRLRR LRLRLL
- トリプルパラディドル:RLRL RLRR LRLR LRLL
- パラディドルディドル:RLRRLL (LRLLRR)
などなど……(まだまだあります)
参考動画:いろんなパラディドル
4つのパラディドル
パラディドルはスタートする位置が変わると4つのパターンに生まれ変わります。
それぞれのパターンと得られる効果を見ていきましょう。
ノーマルパラディドル(シングルパラディドル)
RLRR LRLL
アクセントのメリハリや、2発目のアップストロークをしっかり意識するとスピードアップに加えセット間の移動が楽にできるようになります。
インワードパラディドル
RLLR LRRL
真ん中にダブルストロークが来ているこのパターンはアップストロークをしながらのダブルストローク(手を上げながらのダブルストローク)が鍛えられます。
移動に加え8ビートなどのゴーストノートに応用するとよりゆたかな表現ができるようになります。
リバースパラディドル
RRLR LLRL
ダブルストロークが前に来ているこのパターンはダブルストロークの強→弱の動きが鍛えられます。
片手で瞬発的に強弱をあやつれるとさまざまなアプローチが可能となります。
ディレイドパラディドル
RLRL LRLR
ダブルストロークが拍をまたぐこのパターンはダブルストロークの弱→強の動作。
とてもやりにくいですが、これが習得できると非常に繊細なアクセントを使い分けることができます。
(上記のパターンの効果はほんの1部です)
参考動画:4つのパラディドルと得られる効果!
応用によってはさまざまな効果を得られます。
①パラディドルのアクセント移動
効果
- リズム感強化
- アクセントのメリハリ
- 両手の分離
- 左手強化
- スピードアップ
など
参考動画:パラディドルのアクセント移動
②パラディドルのチェンジアップ
効果
- リズム感強化
- スティックコントロール強化
- ポリリズム理解
- 両手両足の分離
など
参考動画:パラディドルでチェンジアップ
③パラディドルの手順を応用した練習
- パラディドル頭の場所移動
- パラディドルの手順で片手移動
- パラディドルをリズムパターンに応用
参考動画:パラディドルの応用練習を紹介!
最後に
いかがでしたか?
パラディドルを使った練習のほんの一部を紹介させていただきました。
基礎練習はただやみくもに取り組んでも効果は得られません。
克服したい苦手分野をしっかり見直し、目的に沿った練習に取り組んでいきましょう!
そうすることでパラディドルはあなたにとって最強のパートナーとなるでしょう。