【ピアノソロ】フルートの名曲をピアノで演奏!おすすめの作品をピックアップ
切ない音、悲しげな音、爽やかな音、深みのある音……さまざまな音色で幅広い表現が可能な木管楽器の花形的存在、フルート。
その魅力を思う存分味わえる数々の名曲を、ピアノで演奏してみませんか?
本記事では、フルートソロや協奏曲の名曲、フルートで演奏される機会の多いクラシックの有名作品をピックアップしました。
「多彩な表現が可能」という共通点を持つフルートとピアノ。
ぜひ、フルート作品をピアノで演奏した際の雰囲気の違いにも注目しながらお楽しみください。
- フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲
- 【和風のピアノ曲】日本らしさが心地よいおすすめ作品をピックアップ
- 【ピアノ連弾曲】盛り上がること間違いなし!オススメ作品を一挙紹介
- 【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選
- フルート初心者のための練習曲。おすすめの練習曲
- 【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち
- 【クラシックピアノ名曲】涙なしでは聴けない感動する曲を厳選
- 【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
- ピアノで奏でるバロック音楽|発表会や演奏会におすすめの名曲を厳選
- 【ピアノ変奏曲】偉大な作曲家が手掛けた珠玉の名作を一挙紹介!
- ピアノで弾けたらかっこいい!魅力抜群の名曲たちをピックアップ
- 【クープランのピアノ曲】バロック時代の名鍵盤奏者が遺した名曲を紹介
- ピアノで弾いてもかっこいい!ヴァイオリンが主役の名曲を厳選
- 切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ
【ピアノソロ】フルートの名曲をピアノで演奏!おすすめの作品をピックアップ
歌劇「カルメン」より「間奏曲」Georges Bizet

ジョルジュ・ビゼー作曲の歌劇『カルメン』は、オペラ作品の中でもトップクラスの人気を誇り、その劇中歌も幅広く愛されています。
中でも『間奏曲』は、華やかな曲が多い『カルメン』の中でも異質な存在感を放つ、穏やかなフルートの音色に心癒される1曲です。
フルートの美しいレガートは、弾いた瞬間から音が減衰していくピアノでは完璧には再現できません。
だからこそ、ピアノならではの『間奏曲』を目指して、繊細かつ多彩な音色で温かみあふれる音楽に仕上げましょう。
フルートソナタ 第2番 変ホ長調 BWV1031 第2楽章「シチリアーノ」J.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの『フルートソナタ第2番変ホ長調 BWV1031』の第2楽章『シチリアーノ』は、著名なピアニストによる演奏が数多く残されているピアノソロでも人気の高い作品です。
落ち着きのあるメロディは、繊細さを深みを兼ね備えたピアノで演奏することで、より心に深く刺さる音楽へと変化します。
この曲はバッハの作品とされていますが、現在ではバッハの作品ではないとする説が有力なのだそう。
謎が多い神秘的なところも、なんだか魅力的に感じられますよね。
タイスの瞑想曲Jules Massenet

ジュール・マスネ作曲の『タイスの瞑想曲』は、その美しく繊細なメロディで知られ、ドラマや映画のBGMとしても多用されている名曲です。
もともとバイオリンのために作られたこの曲は、彼の歌劇『タイス』の中で、愛する人を思い祈りをささげるシーンを彩ります。
ピアノソロで演奏することで、心揺さぶる旋律がピアノの鍵盤の上で躍動し、フルートの演奏とは一味違う魅力を感じることができるでしょう。
ぜひ、この情緒豊かな曲を色彩豊かなピアノで奏でてみてください。
バレエ音楽「くるみ割り人形」より「葦笛の踊り」Pyotr Tchaikovsky

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが手掛けた3大バレエ音楽の一つ『くるみ割り人形』の劇中曲である『葦笛の踊り』は、フルート特有の輝かしい音を繊細かつ豊かな響きが強烈に印象に残る1曲です。
しかし、2台ピアノやピアノ連弾で演奏される機会も多いため、ピアノソロバージョンにそれほど違和感がない方も多いかもしれませんね。
浮足立つ様子を表すようなワクワク感に満ちたメロディと軽やかな伴奏で、原曲の雰囲気を保ちつつピアノならではの演奏を目指しましょう。
Earth村松崇継

村松崇継が作曲した『Earth』は日本を代表するフルート奏者、高木綾子さんのために書かれた作品で、彼女のアルバムにも収録されています。
やさしく温もりあふれるフルートで奏でる美しいメロディと伴奏とのハーモニーが非常に心地よい作品ですが、ピアノのみで演奏することで原曲が持つ繊細さに加え、より深みや力強さを感じられる演奏に仕上がります。
フルートの名曲ですのでピアノソロで演奏される機会は少ないですが、フルートとピアノのアンサンブルとはまた違った雰囲気や聴き心地を楽しんでみてくださいね。