【ピアノソロ】フルートの名曲をピアノで演奏!おすすめの作品をピックアップ
切ない音、悲しげな音、爽やかな音、深みのある音……さまざまな音色で幅広い表現が可能な木管楽器の花形的存在、フルート。
その魅力を思う存分味わえる数々の名曲を、ピアノで演奏してみませんか?
本記事では、フルートソロや協奏曲の名曲、フルートで演奏される機会の多いクラシックの有名作品をピックアップしました。
「多彩な表現が可能」という共通点を持つフルートとピアノ。
ぜひ、フルート作品をピアノで演奏した際の雰囲気の違いにも注目しながらお楽しみください。
- フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲
- 【和風のピアノ曲】日本らしさが心地よいおすすめ作品をピックアップ
- 【ピアノ連弾曲】盛り上がること間違いなし!オススメ作品を一挙紹介
- 【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選
- フルート初心者のための練習曲。おすすめの練習曲
- 【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち
- 【クラシックピアノ名曲】涙なしでは聴けない感動する曲を厳選
- 【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
- ピアノで奏でるバロック音楽|発表会や演奏会におすすめの名曲を厳選
- 【ピアノ変奏曲】偉大な作曲家が手掛けた珠玉の名作を一挙紹介!
- ピアノで弾けたらかっこいい!魅力抜群の名曲たちをピックアップ
- 【クープランのピアノ曲】バロック時代の名鍵盤奏者が遺した名曲を紹介
- ピアノで弾いてもかっこいい!ヴァイオリンが主役の名曲を厳選
- 切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ
【ピアノソロ】フルートの名曲をピアノで演奏!おすすめの作品をピックアップ
ミュージカル「キャッツ」より「メモリー」Andrew Lloyd Webber

ミュージカル『キャッツ』の劇中歌『メモリー』は、かつて美しく非常に魅力的な猫であったグリザベラが、老いた自分を嘆き、美しく輝いていた過去におもいをはせながら歌う、切なくも美しい楽曲です。
もとはオーケストラと歌唱で演奏されますが、あまりに有名なことからフルートやピアノソロでも頻繁に取り上げられています。
フルート、ピアノともに楽譜も複数出版されているので、ぜひ、自分のレベルや好みに合った編曲で演奏を楽しんでみてください。
亜麻色の髪の乙女Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの代表作『亜麻色の髪の乙女』は、『前奏曲集 第1巻』に収められているピアノ独奏用の作品です。
フルートで演奏される機会も多く、ピアノの優雅な響きとは異なる魅力楽しめます。
聴く者の心をつかむ情緒あふれるメロディは、ピアノの音色では落ち着きを放った響きに、フルートの音色では爽やかな響きに感じられます。
まるで同じ曲とは思えないほど異なる印象を与える両者の演奏を聴き比べしてみるのもオススメです。
組曲「子供の領分」第5曲「小さな羊飼い」Claude Debussy

クロード・ドビュッシー作曲の組曲『子供の領分』は、もともとピアノのための作品ですが、第5曲の『小さな羊飼い』はフルートで演奏される機会も多いため、フルートに慣れ親しんだ方にとってもなじみのある作品といえるのではないでしょうか。
穏やかな付点リズムに導かれるメロディは、遠く牧歌的な情景へと思いをはせさせます。
ぜひ、ピアノ版、フルート版、それぞれの演奏を聴き比べてみてください。
きっと、どちらの演奏にも新たなエッセンスを加えられるはずです。
歌曲集「白鳥の歌」第4曲「セレナーデ」Franz Schubert

フランツ・シューベルトが残したドイツリートの歌曲集『白鳥の歌』。
第4曲の『セレナーデ』は、曲集の中でも最も有名な作品で、フルートやピアノの独奏曲としてもたびたび取り上げられています。
マンドリンのようなピアノ伴奏にフルートが加わればより優雅で上品な雰囲気に、すべての音をピアノでカバーすれば伴奏と一体感のある豊かな響きに仕上がります。
歌詞のない楽器での演奏でどれだけ原曲の持つ切なさを表現できるか、ぜひチャレンジしてみてください!
ヴォカリーズ Op.34-14Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフの『ヴォカリーズ Op.34-14』は、もともとは歌曲として作曲された作品ですが、その美しいメロディはやさしい音色を持つ楽器との相性が良く、ピアノやバイオリンなどのさまざまな楽器で演奏されています。
フルートの曲としても愛されていますが、ピアノで奏でられたときの感動も負けず劣らず格別!
哀愁を帯びた旋律がピアノの豊かな響きと重なり合い、聴く者の心を深く打ちます。
表現力を重んじた演奏で、フルートの優美さとは一味異なる感動をおぼえるはずです。
おわりに
フルートからピアノへ音色が変わると、曲全体の印象も随分違って聴こえますよね。
しかし、やはり名曲は名曲!
ピアノバージョンも引けを取らないくらい美しいと感じていただけたのではないでしょうか?
本記事ではピアノバージョンのみご紹介していますが、ぜひフルートバージョンとの聴き比べも楽しんでみてくださいね。