RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

独学でピアノレッスン!大人向けの簡単&おすすめ楽譜を一挙紹介

「ピアノを弾いてみたいけれどレッスンに通うのは難しい」「テキストを買ってもひとりでできるか不安」そんなお悩みをお持ちの方必見!

本記事では、ピアノを弾けるようになりたい大人の方や、子供のころ習っていたピアノにもう一度挑戦したい方にピッタリの、独学で進められるオススメ楽譜をご紹介します。

ご自宅でピアノ練習を進める際の楽譜選びでは、ピアノ初心者やブランクのある方でも取り組みやすいレベルであることや、わかりやすい説明が添えられていることはとっても重要。

今回ご紹介しているのはこの条件を満たしている人気の楽譜ばかりですので、ぜひ参考にしてくださいね!

独学でピアノレッスン!大人向けの簡単&おすすめ楽譜を一挙紹介(11〜20)

【原曲版】本物にこだわる 大人のためのクラシック ~決定版~ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス

【平均律クラヴィーア 第1巻 1.プレリュード 】バッハ ピアノ 三浦コウ/【Prelude in C Major】J.S. Bach – Piano Ko Miura
【原曲版】本物にこだわる 大人のためのクラシック ~決定版~ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス

簡単にアレンジされたクラシックじゃ物足りない!という方には、「エリーゼのために」や「ノクターン Op.9-2」といった比較的難易度の易しい名曲を集めた『【原曲版】本物にこだわる 大人のためのクラシック ~決定版~』がオススメです。

初心者向けのアレンジでは原曲の形が残る程度に大胆に音が省かれている場合も多いため、満足感が得られないこともありますが、原典版であればそのような心配もありません。

ただ、楽譜の読み方からスタートするピアノ初心者の方にとっては難易度が高い楽譜ですので、ある程度スラスラ読めるようになってから取り組むのがよいでしょう。

朝の歌 第1曲 Im ruhigen TempoRobert Schumann

Jörg Demus plays Schumann Morning Songs Op.133 – No.1
朝の歌 第1曲 Im ruhigen TempoRobert Schumann

穏やかなテンポで始まるこの曲は、ロベルト・シューマンの晩年である1853年10月に作曲されたピアノ独奏曲集『朝の歌』の冒頭を飾る作品です。

静謐で内省的な雰囲気が漂い、コラールのような主題と透明感があるテクスチャーが特徴的。

不協和音が織り交ぜられながらも、D長調の温かな響きが心に染み入ります。

終盤では主旋律がストレッタとして現れ、深みと緊張感を生み出しています。

初心者の方でも無理なく取り組める難易度で、朝の静けさや希望を表現したい方におすすめ。

シューマンらしい詩的な世界観と、豊かな感情表現を味わいながら、ゆったりと弾いてみてはいかがでしょうか。

ナンネルの音楽帳よりメヌエット ヘ長調 K. 5Wolfgang Amadeus Mozart

6歳のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが、姉マリア・アンナ・モーツァルトのために書き記した優雅なメヌエット作品です。

三拍子の舞曲で、トリプレットやアルベルティ・バスの伴奏形を用いながらも、演奏時間はわずか1分程度と短く、明るく親しみやすい雰囲気を持った作品に仕上がっています。

1762年7月に作曲されたこの作品は、シンプルながらも洗練された構成を持ち、旋律の美しさが際立っています。

ゆったりとしたテンポと明快なメロディーラインで、ピアノ演奏を始めたばかりの方でも安心して取り組める作品といえるでしょう。

音楽表現の基礎を学びながら、本作を通してクラシック音楽の素晴らしさを体感できるはずです。

ナンネルの音楽帳よりメヌエット ヘ長調 K. 4Wolfgang Amadeus Mozart

幼少期のモーツァルトが生み出した優雅なメヌエットは、ヘ長調の明るく温かな旋律が印象的です。

シンプルながらも古典派音楽の様式美が感じられ、1分半ほどの短い楽曲のなかに端正な三部形式が収められています。

1762年5月にわずか6歳で作曲されたこの曲は、穏やかな和声進行と洗練された旋律が絶妙にマッチしています。

本作はクリアな構成と心地よい響きが特徴で、宮廷舞踏音楽の品格も感じられます。

ピアノを学ぶ方や、モーツァルトの音楽世界に触れてみたい方におすすめの一曲です。

優美な旋律を丁寧に紡ぎながら、音楽の喜びを存分に味わえる作品となっています。

6つのエコセーズ 第1番Ludwig van Beethoven

2/4拍子の軽快なリズムが印象的なスコットランド風の舞曲です。

1806年にピアノ独奏用として作られた本作は、明るく親しみやすい雰囲気を持ち、短い曲の中にベートーヴェンらしいユーモアと遊び心が詰まっています。

全体の演奏時間は約2分半と短めながら、男女が向かい合って踊るスタイルに合わせた活発とした旋律が魅力です。

サロンや家庭での演奏を目的に書かれており、ピアノを学習されている方にぴったりです。

フェルッチョ・ブゾーニさんやカール・ライネッケさんなど、著名な音楽家たちによる編曲版もあり、さまざまな楽器編成でも楽しめます。

7つのレントラー WoO 11 第3番Ludwig van Beethoven

オーストリアの民俗舞曲「レントラー」を基にしたこの楽曲は、明るく軽快な旋律が魅力的なピアノ作品です。

1799年にウィーンで公開された本作は、シンプルで親しみやすい和声と旋律が特徴で、当時の舞踏会で人気を博していました。

3拍子のリズムとアルプス地方の素朴な雰囲気を持ちながら、洗練された音楽性が感じられます。

ピアノの表現力を養いたい方やクラシック音楽に触れてみたい方におすすめで、コンサートでの演奏曲としても映えます。

2023年のピティナ・ピアノコンペティションではB級クラシック課題曲として選定されており、その魅力は現代でも色あせていません。

独学でピアノレッスン!大人向けの簡単&おすすめ楽譜を一挙紹介(21〜30)

7つのレントラー WoO 11 第4番Ludwig van Beethoven

明るく軽快な3拍子のダンス音楽で、かつてのオーストリアの農民たちの素朴な踊りが楽しく表現されています。

本作は約1分ほどの短い曲ながら、ベートーヴェンならではの和声の工夫とリズムの変化が随所に見られ、聴いていて飽きることがありません。

1799年に作曲された当時のウィーンの舞踏文化を垣間見られて、柔らかい雰囲気と親しみやすい旋律が魅力的です。

ピアノの表現力を活かしつつ、シンプルな中にも芸術性の高い仕上がりとなっています。

ピアノの発表会やコンクールでも演奏される機会が多い曲で、リズム感を大切にしながら、明るく快活な気持ちで演奏すると、聴く人にも楽しさが伝わることでしょう。