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Francis Poulencの人気曲ランキング【2025】

「修道僧と悪童が同居している」と称されるほどの広い作風を数多く残したフランスの作曲家、フランシス・プーランクさん。

音楽の大部分を独学で身につけながら、歌曲、ピアノ曲、室内楽曲、合唱曲、オペラ、バレエ、管弦楽曲などを作曲し、ピアニストとしても多数の録音を残すなど、底知れない才能を感じますよね。

今回は、そんなフランシス・プーランクさんの人気曲ランキングをご紹介しますので、その音楽センスに身を委ねてみてはいかがでしょうか。

Francis Poulencの人気曲ランキング【2025】(1〜10)

即興曲15番 “エディットピアフを讃えて”Francis Poulenc8

20世紀に活躍した「フランス6人組」と呼ばれる作曲家集団の1人であるプーランク。

この作品は、タイトルにある通り、エディット・ピアフへのオマージュとなっています。

旋回するようなメロディーは甘くそして切なく響き、最下声部はメロディーとかげながらのデュエットを仕立てています。

曲の途中でハ長調になり明るい曲になるのかと思いきや、結局最後はハ短調に戻ってしまうというメランコリックな心の揺れが表現されている1曲です。

フルートソナタFrancis Poulenc9

フランス音楽界の巨匠プーランクが手掛けた傑作です。

優雅でメランコリックな第1楽章、哀愁が漂う第2楽章、陽気な第3楽章と、まるで人生の喜怒哀楽を描くかのような構成が魅力的。

1957年6月、ストラスブール音楽祭で初演された本作は、フルート奏者ランパルさんとプーランク本人によるピアノで演奏され、大成功を収めました。

フルートの美しい音色と技巧的な演奏、そしてピアノとの絶妙なハーモニーが織りなす世界観は、クラシック音楽ファンはもちろん、フルートの魅力を知りたい方にもおすすめです。

15の即興曲 FP.63 第1番Francis Poulenc10

第40回入賞者記念コンサートC級【金賞】 藤浦 響/プーランク:15の即興曲 より 第1番 ロ短調、第15番 ハ短調 「エディット・ピアフを讃えて」
15の即興曲 FP.63 第1番Francis Poulenc

20世紀のフランス音楽に重要な貢献をした作曲家兼ピアニスト、フランシス・プーランクが作曲した『15の即興曲』。

その中でも、第1番は特に注目される1曲で、作曲者の豊かな音楽性と個性が色濃く反映されています。

妖精が上機嫌でつま先で回る姿を思い浮かべるようなキュートな雰囲気と、華麗な技巧が見事に調和した本作は、プーランクのエスプリあふれる魅力が凝縮されています。

また、クラシック音楽の伝統的な形式と現代音楽の新しい表現方法の融合を試みた意欲作でもあり、作曲者の奥深い芸術性を感じられるでしょう。

Francis Poulencの人気曲ランキング【2025】(11〜20)

3つのノヴェレッテ 第3番Francis Poulenc11

この曲は、スペインの作曲家ファリャ作曲のバレエ音楽『恋は魔術師』の中の主題を基に作曲されています。

1つの主題がさまざまに色づけられ、メランコリックな表情を感じさせる美しい曲に仕上げられています。

ダイナミックでありながらも切ない表情を見せる作品で、熱い思いを内に秘めているかのような印象を受けます。

この曲は、プーランクの友人であるギブソンに献呈されました。

ちなみに、曲名の「ノヴェレッテ」とはフランス語で「短編小説」を意味します。

3つの無窮動 FP.14a 第3番Francis Poulenc12

Francis Poulenc – Mouvements perpétuels, 3) Alerte
3つの無窮動 FP.14a 第3番Francis Poulenc

19世紀末から20世紀前半にかけて活躍したフランスの作曲家、フランシス・プーランクの作品の中でも特に人気の高い『3つの無窮動』。

独学で音楽を学んだプーランクらしい、軽妙洒脱な雰囲気と都会的なエスプリにあふれた魅力的な曲集です。

とりわけ第3曲『アレルテ』は、変則的なリズムを特徴とし、終始弾むようなテンポで曲が進行する印象的な1曲。

若き日のプーランクの才気あふれるピアノ作品です。

3つの間奏曲 FP.71 第1番Francis Poulenc13

20世紀フランスを代表する作曲家の1人、フランシス・プーランク。

1934年に作曲された『3つの間奏曲 FP.71』は、彼の個性が色濃く反映された名作です。

急速なテンポで始まる第1番は、冒頭の和音や2声部での小気味良い音のぶつかり合い、そして時に叙情的、時に風変わりな調性の変化が印象的。

プーランクの技巧と、ピアノ音楽への深い理解を感じさせてくれる1曲です。

Dialogues des Carmélites de Poulenc – Les grands moments – Atelier d’opéra UdeMFrancis Poulenc14

1899年生まれ、フランスの作曲家フランシス・プーランクの作品、歌劇「カルメン会修道女の対話」です。

このオペラの原作は、1974年に処刑された16名のカルメン会修道女の実話が基になっています。

パリをはじめ各地で上演されるとたちまち好評を博しました。