Sibeliusの人気曲ランキング【2025】
Sibeliusはフィンランド出身の作曲家であり、交響曲や劇音楽など、彼はその生涯でたくさんの作品を残しています。
彼の残した曲はとても有名なものが多く、日本でもテレビなどで聴く機会がたくさんあります。
今回はそんなSibeliusも人気曲をランキングでご紹介いたします。
Sibeliusの人気曲ランキング【2025】
「樹の組曲」より「樅の木」Sibelius1位

原題は『ピアノのための5つの小品』ですが、すべての曲に樹木の名前がつけられていることから、日本では「樹の組曲」と呼ばれ親しまれています。
「モミの木」は常緑樹で、葉が枯れずに青々と茂り続けることから「永遠の命」の象徴とされており、クリスマス・ツリーにも使われています。
しかしこの曲では、クリスマスのような楽しげな雰囲気ではなく、作曲家シベリウスの故郷であるフィンランドの長く厳しい冬に耐えながら、緑の葉を絶やさずに立ち続ける「モミの木」の力強い姿が描かれています。
交響曲第2番 第1楽章Sibelius2位

シベリウスは家族と一緒に数カ月間イタリアへ長期旅行したあと、1901年の夏に交響曲第2番の作曲に取りかかりました。
交響曲のあちらこちらにみられる輝かしい響きは、この旅行のときにイタリアや地中海の雰囲気をスケッチしておいて作品に取り入れているからだと思われます。
樅の木Sibelius3位

フィンランドの作曲家で、樹の組曲の中の一つです。
フィンランドの象徴であるモミの木を題材に作られた曲です。
雪の中でも強く生きるモミの木の力強さを感じることができます。
とても綺麗な曲で中盤の流れるような旋律は優雅でとてもずっしりきます。
フィンランディアSibelius4位

作曲当時のフィンランドはロシアの圧政に苦しんでおり、独立運動が起こっていました。
そこでシベリウスがフィンランドへの愛国心を沸き起こす目的で作曲されたのがこの曲であり、作曲当初の曲名は「フィンランドは目覚める」でした。
交響詩「フィンランディア」Sibelius5位

フィンランドの作曲家ジャン・シベリウスが1899年に作曲した交響詩です。
彼の作品の中でもっとも有名な曲のひとつではないでしょうか。
この曲が作られたころ、フィンランドは帝政ロシアの圧政に苦しめられ、独立運動が起こっていました。
帝政ロシア政府はこの曲を、フィンランドに対する愛国心をあおるということで演奏禁止処分にしました。
それほど、この曲はフィンランドへの愛国心をうまく表現できていたということですよね。
悲しきワルツSibelius6位

シベリウスは、彼の義兄である劇作家のアルヴィド・ヤルネフェルトの書いた戯曲『クオレマ(死)』のために、『悲しきワルツ』という劇音楽を作曲しました。
その中の一曲に手を加え、独立した作品として発表したのがこの曲です。
この曲は、母が死の幻影に誘われて病床から起き上がって踊る、という戯曲中の一つの情景を描写したワルツです。
死を目前とした人の悲しみや幻想性、そしてどこか狂気じみた感覚がシベリウスの独特な手法によって描かれています。
交響曲第五番Sibelius7位

シベリウスが50歳になる年にその祝賀演奏会のために作曲した、自分自身のための記念の交響曲である。
シベリウスがこの曲を作曲した際に「日はくすみ冷たい。
しかし春はだんだん近づいてくる。
今日は16羽の白鳥を見ることができた。
神よ何という美しさか。
白鳥は私の頭上を長いこと旋回して、くすんだ太陽の光の中に消えて行った。
自然の神秘と生の憂愁、これが第5交響曲のテーマなのだ」という言葉を残しているが、この言葉こそこの曲を集約した全てである。