レゲエが好きな方にとっては、ダブはなじみ深いジャンルの一つですよね。
ダブが何なのかと簡単に説明すると、楽曲のリズムを変えたりエフェクトを加えることを意味します。
つまるところ、リミックスってやつですね。
レゲエの場合は既存の音源に別の楽曲のボーカルを乗せることも一般的です。
今回はそんなダブの名曲を洋楽とジャパレゲの両方からピックアップしてみました。
それでは、最後までごゆっくりとお楽しみください。
【レゲエ】ダブの名曲を紹介|ジャパレゲ&海外レゲエ登場!(1〜10)
みどりNEW!CHEHON

一見するといちずなラブソング、しかしその裏には聴き手の想像をかき立てる巧妙な仕掛けが隠されています。
心を根こそぎ奪われ、それなしではいられないほどの強い一体感と陶酔感。
そんな抗えない魅力に取りつかれた感情が、CHEHONさんの持ち味であるストレートな大阪弁のリリックで描かれます。
この楽曲は2006年5月にインディーズからミニアルバムの表題曲として公開され、特定のタイアップがないにもかかわらずクラブシーンから人気に火が付きました。
音楽の世界にどっぷりつかりたい夜、本作を聴けばレゲエのリズムが何倍も心地よく感じられる、そんな魔法のような体験ができるはずです。
韻波句徒CHEHON

大阪・鶴橋出身のディージェイ、CHEHONさん。
恐らく、日本で最も有名なレゲエのディージェイではないでしょうか?
こちらの『韻波句徒』は、『みどり』と同様にCHEHONさんを代表する作品で、全国で大ヒットを記録しました。
こちらのバージョンは同じくレゲエシーンで活躍しているTAK-Zさんのチャンネルで公開された作品ですが、元のリディムとミックスはInfinity16のTela-Cさんによって手がけられています。
タイトルが示すように、まさに「ラガすぎる」アレンジにハマる方は多いのではないでしょうか?
Old schoolKing Kong feat.Burro Banton & Pinchers

インパクトの強いダミ声で人気を集める大物ディージェイ、ブロ・バントンさん。
1980年代のダンスホールを盛り上げた伝説的なディージェイ、キング・コンさん。
鼻にかかったような独特の甘い声が印象的なシングジェイのピンチャーズさんによる名曲、『Old school』。
ジャパレゲしか聴かない方にとってはそうではないかもしれませんが、ジャマイカンレゲエを知っている方にはおなじみの名曲ですね。
ぜひこちらのDUBと原曲を聴き比べてみてください!
Guiding DubIMPACT ALLSTARS

リー・ペリーさんらと共にDUB黎明期を支えたヴィンセント・チンさんのレーベル「Randy’s」の更に傘下のレーベルである「Impact」で、オールスターとされているメンバーたちが集まったグループ、インパクト・オール・スターズ。
レゲエDUBを知る上では欠かせないグループですね。
そんなインパクト・オール・スターズの名盤『Java Java Java Java』からオススメしたい作品が、こちらの『Guiding Dub』。
レゲエDUBの黎明期を味わうにはうってつけの楽曲なので、ぜひチェックしてみてください。
Red spider “0”(apollostyle0)APOLLO

日本1といっても過言ではない伝説のサウンド・システム、レッドスパイダー。
サウンドマンであるJuniorさんは、単独で武道館を埋めるなど、サウンドマンとしては最も大きな成功を収めています。
そんな彼が所属するカエルスタジオの後輩が、こちらの『Red spider “0”(apollostyle0)』を歌っているApolloさんです。
早口を得意としているディージェイで、早口においては日本でトップの実力を持ちます。
こちらのDUBでも彼の早口がたっぷりと味わえるのですが、大幅なアレンジも加えられているため、そういった部分も楽しめると思います。
Zion’s BloodLee Perry and The Upsetters

レゲエDUBの生みの親、リー・ペリーさん。
レゲエに詳しい方なら誰でも彼を知っているかと思います。
そんなリー・ペリーさんの作品のなかでも、至高の1曲として知られているのが、こちらの『Zion’s Blood』。
本作はリー・ペリーの名盤『Super Ape』の1曲目です。
『Blackboard Jungle Dub』の段階で既に完成されたDUBを確立していたリー・ペリーさんですが、『Super Ape』はそれを超える作品として知られています。
レゲエDUBを深掘りしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
まっすぐにSPINNA B-ILL

高い歌唱力と日本人のレベルをこえた独特のリズム感で人気を集めるレゲエ・ミュージシャン、Spinna B-ILLさん。
もともとSpinna B-ill & the cavemansというバンドの中心メンバーとして活動しており、全国的なヒット曲も持っているため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
そんな彼の名曲である、こちらの『まっすぐに』はメッセージ性の強い作品です。
こちらのDUBではトラップのようなリディムを上に乗せているのですが、非常に独特なサウンドに仕上げられているためバツグンのインパクトをほこります。