ジャマイカが生んだロックステディの世界~まずは聴いてほしい名曲まとめ
ロックステディをご存知でしょうか?
ジャマイカで1960年代後半に花開いたこの洋楽ジャンルは、スカの軽快さとレゲエの奥深さを繋ぐ架け橋のような存在なんです。
スローなテンポに心地よいベースラインが絡み合い、特に恋愛をテーマにしたラブソングが数多く生まれたのが特徴的!
男性ボーカルの甘い歌声から女性シンガーののびやかな表現まで、聴く人の心をじんわりと温めてくれる名曲たちが揃っています。
そんなロックステディの魅力を存分に味わえる代表的な楽曲を、聴きどころと共にご紹介していきますね。
ジャマイカが生んだロックステディの世界~まずは聴いてほしい名曲まとめ(1〜10)
007Desmond Dekker & The Aces

1967年から1975年のスカ〜ロックステディ時代に活躍したデスモンドデッカー。
シンガーソングライターでもあります。
この曲007は、ルードボーイズと政府の紛争をテーマにした曲で、ロンドンのモッズ達に受け入れられ、イギリスで大ヒットしました。
Don’t Stay AwayPhyllis Dillon

名門レーベルから放たれたこの一曲はジャマイカで大ヒットを記録し、「ロックステディの女王」としての人気を決定づけるきっかけとなったジャマイカの女性シンガー、フィリス・ディロンさんが1967年に発表したデビュー・シングルです。
ゆったりとしたリズムの上で、甘く澄んだ歌声が「どうか離れないで」と切なく響きわたります。
彼女自身が手がけたというストレートな歌詞が、聴く人の心を揺さぶりますよね。
トミー・マクック&ザ・スーペロニクスの優雅な演奏も、切ない恋心を描く歌詞と絶妙にマッチしています。
大切な人を想う一途な気持ちに、思わず胸がきゅんとしてしまうのではないでしょうか?
PerfidiaPhyllis Dillon

ロックステディ時代は、女性ボーカルが活躍した時代でもあります。
スローなテンポとラブソングは、のびやかや彼女の声にぴったりで、ロックステディを代表する女性ボーカリストの一人になる。
パーフィディアは、彼女の1番有名な曲。
IsraelitesDesmond Dekker & The Aces

ジャマイカ音楽として初めて世界的なミリオンセラーを達成し、イギリスのチャートで1位に輝くなど輝かしいヒットを記録したジャマイカの先駆的グループ、デスモンド・デッカー&ザ・エイシズが1968年に発表した楽曲です。
心地よいオフビートのリズムと弾むようなベースラインは、聴いていると思わず体がリズムを刻んでしまうほど!
その陽気な曲調とは裏腹に、歌詞では当時の人々の貧しい暮らしがリアルに描かれているんです。
この明るさと切なさのギャップが、聴く人の心に深く刺さります。
歴史を変えた名曲の奥深さを、ぜひ味わってみてくださいね!
Dancing MoodDelroy Wilson

ジャッキー・ミットゥ−作曲の名曲であり、デルロイ・ウィルソンの代表曲。
ダンシングムードというだけあり、体が自然に揺れてしまうようなゆったりサウンド。
彼はなんと13歳でデビュー!
スカ〜ロックステディ時代に数々のヒット曲を出しました。
Take It EasyHopeton Lewis

スカからロックステディへと音楽を変えたと言われるギタリスト、リンテイトとそのバンド、ザ、ジェッツ演奏のテイク・イット・イージー。
ホープトン・ルイスさんがスカのテンポに合わせて歌えず、リズムをゆっくりした事でこの曲が生まれたと言われています。
この曲がロックステディの原点と言われることも多く、まずは聴くべき名曲であることは間違いないでしょう。
The Train Is ComingKen Boothe

ロックステディを語る上では欠かせないジャマイカの伝説的シンガー、ケン・ブースさんが1966年に発表した、ロックステディを代表する一曲です。
バックを若き日のザ・ウェイラーズが務めたという、なんとも豪華な布陣で制作されたのですよ。
ソウルフルで深みのある歌声で届けられる「列車が来る」というフレーズは、実は輝かしい未来の到来を予感していた、という力強いメッセージが込められています。
この予言のように、後にシャギーさんとの共演版が映画『マネー・トレイン』に起用され世界中でヒット!
時代を超えて再発見される運命的なストーリーが、曲の魅力と絶妙にマッチしていますよね。






