SKAのすすめ~代表曲から人気曲、聴いておきたい名曲
皆さん、SKAはお好きですか?
SKAという言葉は知らないという方でも、ギターのカッティングなどで2、4拍目を強調したビートのサウンドは、かならず一度は耳にしたことがあるはず。
いわゆるオーセンティックなSKAのみならず、SKAから派生した2トーン・ネオスカやスカパンク・スカコアがあり、他の音楽ジャンルの中にもSKAの要素が見られるなど、その影響力は大きなものがあります。
そこで今回は、ジャマイカが生んだポピュラー音楽、SKAの名曲や人気曲を洋楽邦楽問わず幅広くリサーチ!
SKAの入門編としても入りやすい内容でお届けします。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
SKAのすすめ~代表曲から人気曲、聴いておきたい名曲(1〜10)
Simmer DownThe Wailing Wailers

SKAの歴史を語る上で、欠かすことのできな名曲がこの『Simmer down』です。
レゲエの神様、ボブ・マーリーさんが在籍してたことでも知られる伝説的なグループ、ウェイリング・ウェイラーズが1964年にリリースした楽曲で、スカの歴史における初期のヒット曲とも言えるナンバーです。
これぞスカといった軽快なビート、まだ初々しさの残るマーリーさんの歌声、キャッチーなメロディ、どれを取っても真夏の海辺で聴いたら最高の気分になれそうです。
あのスカタライツが演奏に参加、伝説的なスタジオStudio Oneによる録音という要素も含めて、まさに歴史的な名曲と言えましょう。
DOWN BEAT STOMP東京スカパラダイスオーケストラ

日本が世界に誇るスカバンド、東京スカパラダイスオーケストラ!
1985年の結成以来、メンバーチェンジを繰り返しながらも、長きに渡って音楽シーンをリードし続けている存在です。
スカという枠内をこえて、クロスオーバーな活躍で知られる彼らはお茶の間の認知度も高く、スカパラを通じてスカという音楽ジャンルを知ったという方もいらっしゃるのでは?
そんな彼らは多くの名曲を残しておりますが、今回は2002年にリリースされたアルバム『Stompin’ On DOWN BEAT ALLEY』に収録されている楽曲をご紹介。
スカパラらしい文句なしのゴキゲンなスカ・サウンドは、ぜひ野外のフェスで体感してほしいですね!
GangstersThe Specials

70年代後半にイギリスではじまった2トーン~ネオスカ・ムーブメントにおいて最も有名なバンドといえば、ザ・スペシャルズでしょう。
ジャマイカのスカとパンクをたくみに融合させ、そのクールなファッションやアートワークも含めて、後のカルチャーに多大なる影響を及ぼしました。
そんな彼らが1979年にリリースしたデビューシングルにして、2トーン・レコードにとっても最初のヒットとなった楽曲を紹介します。
キング・オブ・スカ、と呼ばれるプリンス・バスターさんの楽曲『AL CAPONE』を引用しているところも含めて、過去の音楽へのリスペクトと当時の若者が持っていたみずみずしいセンスとが、幸せな出会いを迎えた名曲と言えるのではないでしょうか。
The World Is NewSave Ferris

90年代には、女性ボーカルを擁するスカパンク・バンドやスカの要素を持った名バンドが多く生まれました。
カリフォルニアはオレンジ・カウンティ出身のセイヴ・フェリスは、まさにそういったバンドの中でも代表的な存在です。
女性がフロントのスカパンク、と言われて最初にこのバンドを思い出す方も多いはず。
デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズの名曲カバーが有名ですが、今回紹介するのは1997年にリリースされた記念すべきデビュー・アルバム『It Means Everything』のオープニングを飾る爽快なナンバーです。
モニーク・パウエルさんの素晴らしい歌声、西海岸の太陽を思わせる爽快なサウンドにノックアウトまちがいなし!
Tears of a ClownThe Beat

ネオスカ・ムーブメントの立役者にして、イギリスで生まれた2トーンという音楽ジャンルの代表的な存在が、ザ・ビートです。
同名のバンドがアメリカにいた関係で、The English Beatという名義でも知られています。
そんな彼らが1979年にリリース、イギリスのシングルチャートで6位を記録したデビュー曲が『Tears Of A Clown』です。
白と黒を基調とした有名な7インチのジャケットやレコードラベルのデザインは、スカに興味のない方でも目にしたことがあるのでは?
実はスモーキー・ロビンソンさんが1970年にリリースした楽曲のカバーで、2トーンのアーティストたちのセンスの良さが伺えますよね。
Time BombRancid

どれだけの月日が流れようとも、この曲のイントロが流れた瞬間に爆発的な興奮が体内を駆け巡る、スカパンク史上屈指の名曲です。
スカパンクのベテランにして多くのバンドが憧れる存在、ランシドが1995年にリリースしてヒットを記録、バンドにとっても大きな飛躍のきっかけとなった、代名詞とも言える楽曲ですよね。
たとえこの楽曲を知らない人であっても、ライブでこの曲が演奏された時の凄まじい盛り上がりを見れば、その影響力がどれほど大きいのかを実感できるはず。
楽曲が収録されているアルバム『…And Out Come the Wolves』と合わせて、スカパンクに興味がある方は必ず聴いておきましょう!
The Rascal KingThe Mighty Mighty Bosstones

スカとパンクロックの融合により生まれたサウンドは圧巻です。
力強いホーンセクションとアグレッシブなギターリフ、ディッキー・バレットさんのハスキーボイスが絶妙に絡み合い、聴く者を魅了します。
歌詞には、ボストンの元市長にまつわる物語が描かれており、政治的な社会風刺も含まれています。
本作は、1997年3月に発売されたアルバム『Let’s Face It』に収録され、アメリカのビルボードチャートで7位を記録した名曲です。
ザ・マイティ・マイティ・ボストーンズのライブでも定番として演奏され、観客を熱狂させてきました。
パワフルな演奏と親しみやすいメロディーラインが魅力で、スカミュージックに興味を持ち始めた方にもおすすめの1曲です。






