皆さん、SKAはお好きですか?
SKAという言葉は知らないという方でも、ギターのカッティングなどで2、4拍目を強調したビートのサウンドは、かならず一度は耳にしたことがあるはず。
いわゆるオーセンティックなSKAのみならず、SKAから派生した2トーン・ネオスカやスカパンク・スカコアがあり、他の音楽ジャンルの中にもSKAの要素が見られるなど、その影響力は大きなものがあります。
そこで今回は、ジャマイカが生んだポピュラー音楽、SKAの名曲や人気曲を洋楽邦楽問わず幅広くリサーチ!
SKAの入門編としても入りやすい内容でお届けします。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
SKAのすすめ~代表曲から人気曲、聴いておきたい名曲(1〜20)
Simmer DownThe Wailing Wailers

SKAの歴史を語る上で、欠かすことのできな名曲がこの『Simmer down』です。
レゲエの神様、ボブ・マーリーさんが在籍してたことでも知られる伝説的なグループ、ウェイリング・ウェイラーズが1964年にリリースした楽曲で、スカの歴史における初期のヒット曲とも言えるナンバーです。
これぞスカといった軽快なビート、まだ初々しさの残るマーリーさんの歌声、キャッチーなメロディ、どれを取っても真夏の海辺で聴いたら最高の気分になれそうです。
あのスカタライツが演奏に参加、伝説的なスタジオStudio Oneによる録音という要素も含めて、まさに歴史的な名曲と言えましょう。
The Rascal KingThe Mighty Mighty Bosstones

スカとパンクロックの融合により生まれたサウンドは圧巻です。
力強いホーンセクションとアグレッシブなギターリフ、ディッキー・バレットさんのハスキーボイスが絶妙に絡み合い、聴く者を魅了します。
歌詞には、ボストンの元市長にまつわる物語が描かれており、政治的な社会風刺も含まれています。
本作は、1997年3月に発売されたアルバム『Let’s Face It』に収録され、アメリカのビルボードチャートで7位を記録した名曲です。
ザ・マイティ・マイティ・ボストーンズのライブでも定番として演奏され、観客を熱狂させてきました。
パワフルな演奏と親しみやすいメロディーラインが魅力で、スカミュージックに興味を持ち始めた方にもおすすめの1曲です。
SanteriaSublime

スカ、レゲエ、パンクなど、多彩なジャンルを融合させたカリフォルニアのサブライムから、魂を揺さぶる名曲をご紹介します。
失恋の痛手と復讐心を歌うメロディアスな一曲で、アルバム『Sublime』からの一作です。
1996年7月にMCAレコードからリリースされたこの作品は、バンドにとってメジャーデビューとなりました。
ラテン調のリズムとレゲエロックの要素を巧みに織り交ぜながら、爽やかなギターカッティングとキャッチーなメロディが印象的です。
西部劇風のミュージックビデオも話題を呼び、1997年にはBillboardのModern Rock Tracksチャートで3位を記録。
夏のドライブやビーチでの一時に、心地よく耳に響く作品です。
GangstersThe Specials

70年代後半にイギリスではじまった2トーン~ネオスカ・ムーブメントにおいて最も有名なバンドといえば、ザ・スペシャルズでしょう。
ジャマイカのスカとパンクをたくみに融合させ、そのクールなファッションやアートワークも含めて、後のカルチャーに多大なる影響を及ぼしました。
そんな彼らが1979年にリリースしたデビューシングルにして、2トーン・レコードにとっても最初のヒットとなった楽曲を紹介します。
キング・オブ・スカ、と呼ばれるプリンス・バスターさんの楽曲『AL CAPONE』を引用しているところも含めて、過去の音楽へのリスペクトと当時の若者が持っていたみずみずしいセンスとが、幸せな出会いを迎えた名曲と言えるのではないでしょうか。
HONEYSHAGGYDOG

インドネシアのジョグジャカルタを拠点に活動するシャギードッグさんは、1997年から独自のサウンドを追求し続けるスカバンドです。
メロディックでダンサブルなスカサウンドに、レゲエやジャズ、ロックなどの要素を巧みに織り交ぜた「Doggy Stylee」と呼ばれる音楽性で、多くの音楽ファンを魅了しています。
2009年8月にアルバム『Bersinar』に収録された本作は、心躍るリズムと爽やかなメロディが絶妙なハーモニーを奏でる、彼らの代表作の一つです。
ジャカルタのDomus Cafeで撮影されたミュージックビデオでは、俳優のオカ・アンタラさんとメロディ・プリマさんが主演を務め、甘い恋のストーリーを印象的に描き出しています。
リゾート地のBGMやドライブミュージックとしてぴったりで、心地よい風を感じながら楽しみたい一曲です。