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SKAのすすめ~代表曲から人気曲、聴いておきたい名曲

皆さん、SKAはお好きですか?

SKAという言葉は知らないという方でも、ギターのカッティングなどで2、4拍目を強調したビートのサウンドは、かならず一度は耳にしたことがあるはず。

いわゆるオーセンティックなSKAのみならず、SKAから派生した2トーン・ネオスカやスカパンク・スカコアがあり、他の音楽ジャンルの中にもSKAの要素が見られるなど、その影響力は大きなものがあります。

そこで今回は、ジャマイカが生んだポピュラー音楽、SKAの名曲や人気曲を洋楽邦楽問わず幅広くリサーチ!

SKAの入門編としても入りやすい内容でお届けします。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

SKAのすすめ~代表曲から人気曲、聴いておきたい名曲(41〜50)

MatadorLos Fabulosos Cadillacs

Los Fabulosos Cadillacs – Matador (Official Video)
MatadorLos Fabulosos Cadillacs

力強いホーンセクションとラテンの躍動感あふれるリズムが融合した楽曲で、アルゼンチンのロス・ファブロソス・カディラックスさんが1993年に名盤『Vasos Vacíos』から世に送り出した作品です。

政治的な抑圧や社会的不正義に対する抵抗をテーマに、スカとロック、サンバなど多彩なサウンドをミックスした独創的なアレンジが印象的です。

1994年にはMTVラテンアメリカで「Video de la Gente賞」を受賞し、バンドの代表作として確固たる地位を築きました。

エネルギッシュなビートとメッセージ性の高い本作は、ダンスフロアを沸かせるパーティーチューンとしてはもちろん、音楽を通じて社会問題について考えたい方にもおすすめの1曲です。

SKAのすすめ~代表曲から人気曲、聴いておきたい名曲(51〜60)

HelloThe Cat Empire

The Cat Empire – Hello (Official Video)
HelloThe Cat Empire

オーストラリアはメルボルンを拠点に活動するキャット・エンパイアのファーストアルバムからの1曲で、2003年10月に公開された作品です。

ジャズのスピリットとスカのグルーヴが融合した爽快なサウンドに、ポジティブなメッセージを乗せた本作は、観客を一体感で包み込む彼らのライブの代名詞となりました。

ディズニー映画『ビバリーヒルズ・チワワ』のサウンドトラックに採用され、さらにオーストラリアのテレビ番組『The 7PM Project』やブラジルの『Pânico na TV』でも使用されました。

ダンスフロアでも大活躍する楽曲で、スカやレゲエなどのルーツミュージックファンはもちろん、パーティーやBBQなど、陽気な雰囲気を演出したい時にぴったりの一曲です。

They Got To GoPrince Buster

ジャマイカはキングストン出身のプリンス・バスターさんは、ジャマイカン・ミュージック黎明期において多大なる影響を及ぼした伝説的なアーティストです。

アマチュア・ボクサーの腕を買われて、用心棒として雇われていたという異色の経歴を持つバスターさんは、ミュージシャンとしての才能も持ち合わせており、程なくしてシンガーや音楽プロデューサーとして精力的な活動をスタートさせます。

こちらの『They Got To Go』は1962年にリリースされ、バスターさん自らが歌った初期名曲にして黎明期のスカ・ミュージックを代表する楽曲の1つです。

覚えやすいメロディと軽妙なスカ・ビートの中に、タフな人生を歩んできたバスターさんの男気があふれていますよ。

The BoilerThe Special AKA featuring Rhoda Dakar

THE BOILER – The Special AKA featuring Rhoda Dakar – Two Tone Records.
The BoilerThe Special AKA featuring Rhoda Dakar

イギリスの2トーン~スカ・リバイバル・ムーブメントにおいて、ザ・スペシャル・エーケーさんの存在は欠かせません。

1982年1月にリリースされたこの楽曲は、ローダ・ダカーさんをフィーチャーしたもので、UKシングルチャートで35位を記録しました。

スカとパンクを融合させた音楽性はもちろん、社会的なメッセージ性の強さでも注目を集めた本作。

性暴力という重いテーマを扱った歌詞は、当時のリスナーに大きな衝撃を与えました。

ダンサブルなビートと鋭いメッセージが絶妙にマッチした、SKAの名曲として高く評価されています。

社会問題に関心のある音楽ファンにぜひ聴いてほしい一曲です。

NowhereArrogant Sons of Bitches

アロガント・サンズ・オブ・ビッチズはアメリカの6ピース・スカ・バンド。

強烈なベースラインが印象的なスピード感あふれる、エネルギッシュなこの曲は、2006年にリリースされたアルバム「Three Cheers For Disappointment」に収録されています。

Sound SystemOperation Ivy

たった3年程度の活動ながら、その後のスカコア~スカパンクにおいて圧倒的な影響力を持つオペレーション・アイヴィー。

後にRANCIDを結成することになる、ティム・アームストロングさんとマット・フリーマンさんを中心とする伝説的なバンドです。

アメリカはサンフランシスコにある聖地ギルマン・ストリートで活躍していたことも踏まえて、存在自体が80年代後半以降のパンク・ロックの歴史そのものと言える彼らの残した楽曲はどれも名曲と言えますが、今回紹介している『Sound System』はスカパンク初心者でも聴きやすいキャッチーな王道ナンバーです。

興味を持たれた方は、彼らにとって唯一のアルバム『Operation Ivy』を必ず聴いておきましょう!

OhichyoKEMURI

KEMURI – Ohichyo(TOUR 2012 ~REUNION~)
OhichyoKEMURI

自らのバンド・スタイルを「Positive Mental Attitude」略して「P・M・A」と称し、圧倒的にポジティブなパワーでリスナーを笑顔にし続けるスカパンク・バンドです。

1990年代のスカコア・ブームの中で頭角を現し、大きな人気を集めながらも2007年に惜しくも解散。

2012年には再結成を果たし、新作をリリースするなど精力的な活動を続けています。

そんな彼らが1998年にリリースした名盤『77 Days』に収録され、後にベスト盤にも収録された初期の名曲が『Ohichyo』です。

初っ端のギター・カッティング、覚えやすいメロディ、まさにPMAを感じさせる日本語の歌詞……KEMURIというバンドの魅力が詰まった楽曲に仕上がっています。