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ジャマイカが生んだロックステディの世界~まずは聴いてほしい名曲まとめ

ロックステディをご存知でしょうか?

ジャマイカで1960年代後半に花開いたこの洋楽ジャンルは、スカの軽快さとレゲエの奥深さを繋ぐ架け橋のような存在なんです。

スローなテンポに心地よいベースラインが絡み合い、特に恋愛をテーマにしたラブソングが数多く生まれたのが特徴的!

男性ボーカルの甘い歌声から女性シンガーののびやかな表現まで、聴く人の心をじんわりと温めてくれる名曲たちが揃っています。

そんなロックステディの魅力を存分に味わえる代表的な楽曲を、聴きどころと共にご紹介していきますね。

ジャマイカが生んだロックステディの世界~まずは聴いてほしい名曲まとめ(1〜20)

Don’t Stay AwayNEW!Phyllis Dillon

Phyllis Dillon – Don’t Stay Away (Official Audio)
Don't Stay AwayNEW!Phyllis Dillon

名門レーベルから放たれたこの一曲はジャマイカで大ヒットを記録し、「ロックステディの女王」としての人気を決定づけるきっかけとなったジャマイカの女性シンガー、フィリス・ディロンさんが1967年に発表したデビュー・シングルです。

ゆったりとしたリズムの上で、甘く澄んだ歌声が「どうか離れないで」と切なく響きわたります。

彼女自身が手がけたというストレートな歌詞が、聴く人の心を揺さぶりますよね。

トミー・マクック&ザ・スーペロニクスの優雅な演奏も、切ない恋心を描く歌詞と絶妙にマッチしています。

大切な人を想う一途な気持ちに、思わず胸がきゅんとしてしまうのではないでしょうか?

Rivers of BabylonNEW!The Melodians

The Melodians – “Rivers Of Babylon” (Official Audio)
Rivers of BabylonNEW!The Melodians

ジャマイカの伝説的なヴォーカルトリオ、ザ・メロディアンズが1970年に発表した楽曲です。

旧約聖書の詩篇を基にした歌詞には、故郷を追われた人々の悲しみと解放への切なる祈りがリアルに描かれています。

この魂のこもったメッセージと、ロックステディ特有の穏やかなリズムが絶妙にマッチ。

その上に重なるのは、甘く切なく、そして力強い三声のハーモニーです。

聴く人の心の奥深くまで染み渡るような歌声は、まるで一条の光のよう。

映画への起用や世界的なカバーヒットでも広く親しまれている、不朽のゴスペル・レゲエですよ!

54-46 That’s My NumberNEW!Toots & The Maytals

ジャマイカのバンド、トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズが1968年に発表した楽曲です。

リードボーカルのトゥーツ・ヒバートさんが、自身の投獄体験で与えられた囚人番号をタイトルにしたという、魂の叫びがリアルに描かれた歌詞が多くの人々の心に刺さり、レゲエ史を代表するアンセムとなりました。

その重い背景とは裏腹に、弾むようなベースラインと力強いシャウトを耳にすれば、思わず自然に体がリズムを刻んでしまう、そんな生命力に満ちあふれています。

逆境を音楽の力で吹き飛ばしてしまうその様に、なんだか勇気が湧いてくるから不思議ですよね。

Rock SteadyNEW!Alton and The Flames

「ロックステディのゴッドファーザー」と称される、ジャマイカのアルトン・エリスさんが率いるアルトン・アンド・ザ・フレイムスが1967年に発表した楽曲です。

ロックステディというジャンルの名前そのものをタイトルに冠した、まさに時代を象徴する一曲として知られています。

それまでのスカよりもぐっとテンポを落とした、体を揺らすのにぴったりなリズムが耳に心地よく残ります。

リードボーカルを務めるアルトン・エリスさんの甘くソウルフルな歌声と、名バンド、トミー・マクック&ザ・スーパーソニックスによる温かみのある演奏が重なり、新しい音楽の到来を告げているようです。

Hard Man Fe DeadNEW!Prince Buster

「墓場に埋められても俺は死なない」と歌う、なんとも痛快でユーモラスな歌詞が耳に残るジャマイカ音楽のパイオニア、プリンス・バスターさんが1966年に発表した楽曲です。

これは当時のストリートで力強く生きたルード・ボーイたちの心意気を歌ったものなのだそう。

スカの弾むリズムに威勢のいいホーンが絡み合えば、思わず体が動き出してしまう、そんなパワーあふれる一曲です。

プリンス・バスターさんの語りかけるような歌声は、後のラップの源流とも言われるスタイル。

タフで陽気なサウンドに、きっとあなたも元気をもらえるはずです!