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ジャマイカが生んだロックステディの世界~まずは聴いてほしい名曲まとめ

ロックステディをご存知でしょうか?

ジャマイカで1960年代後半に花開いたこの洋楽ジャンルは、スカの軽快さとレゲエの奥深さを繋ぐ架け橋のような存在なんです。

スローなテンポに心地よいベースラインが絡み合い、特に恋愛をテーマにしたラブソングが数多く生まれたのが特徴的!

男性ボーカルの甘い歌声から女性シンガーののびやかな表現まで、聴く人の心をじんわりと温めてくれる名曲たちが揃っています。

そんなロックステディの魅力を存分に味わえる代表的な楽曲を、聴きどころと共にご紹介していきますね。

ジャマイカが生んだロックステディの世界~まずは聴いてほしい名曲まとめ(1〜10)

54-46 That’s My NumberToots & The Maytals

ジャマイカのバンド、トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズが1968年に発表した楽曲です。

リードボーカルのトゥーツ・ヒバートさんが、自身の投獄体験で与えられた囚人番号をタイトルにしたという、魂の叫びがリアルに描かれた歌詞が多くの人々の心に刺さり、レゲエ史を代表するアンセムとなりました。

その重い背景とは裏腹に、弾むようなベースラインと力強いシャウトを耳にすれば、思わず自然に体がリズムを刻んでしまう、そんな生命力に満ちあふれています。

逆境を音楽の力で吹き飛ばしてしまうその様に、なんだか勇気が湧いてくるから不思議ですよね。

Tougher Than ToughDerrick Morgan

Derrick Morgan ‘Tougher Than Tough’ (official audio)
Tougher Than ToughDerrick Morgan

スカからロックステディへと音楽が移り変わる、まさにその瞬間を切り取った歴史的な一曲とされている、ジャマイカ音楽のパイオニアであるデリック・モーガンさんが1966年ごろに発表した楽曲です。

法廷を舞台に、モーガンさんが裁判官となって街の若者「ルーディボーイ」に語りかけるというユニークな構成。

彼らのタフな生き様と反骨精神が、力強くもどこかユーモラスに歌われています。

スカの軽快さから一転、ゆったりとしたリズムと深く沈み込むようなベースラインが、新しい時代の幕開けを告げているかのようです。

この曲がなければ後のレゲエも生まれなかったかもしれない、そう思わせてくれるジャマイカ音楽史の記念碑的な一曲。

クールで揺るぎないルーディたちの心意気が伝わってきますよ!

PerfidiaPhyllis Dillon

Phyllis Dillon – “Perfidia” (Official Audio)
PerfidiaPhyllis Dillon

ロックステディ時代は、女性ボーカルが活躍した時代でもあります。

スローなテンポとラブソングは、のびやかや彼女の声にぴったりで、ロックステディを代表する女性ボーカリストの一人になる。

パーフィディアは、彼女の1番有名な曲。

ジャマイカが生んだロックステディの世界~まずは聴いてほしい名曲まとめ(11〜20)

Dancing MoodDelroy Wilson

ジャッキー・ミットゥ−作曲の名曲であり、デルロイ・ウィルソンの代表曲。

ダンシングムードというだけあり、体が自然に揺れてしまうようなゆったりサウンド。

彼はなんと13歳でデビュー!

スカ〜ロックステディ時代に数々のヒット曲を出しました。

(you’re) My DesireRita Marley & the Soulettes

Rita Marley and The Soulettes – ( you’re ) My desire
(you’re) My DesireRita Marley & the Soulettes

ジャマイカの女性ボーカルトリオ、リタ・マーリー&ザ・ソウレッツが1971年に発表した楽曲です。

実はこの曲、あのボブ・マーリーさんが作詞作曲し、後に妻となるリタ・マーリーさんがリードボーカルを務めたという、ファンにはたまらない背景を持っています。

リタさんの凛としていながらも情熱的な歌声と、ソウレッツの美しいハーモニーが重なり、ロックステディの温かみのあるリズムに乗って心に染み渡ります。

「あなたが私の望み」と歌うストレートな歌詞が、多くの人々の心を捉え、今もなお愛され続けているのも納得です。

ジャマイカ音楽史に輝く、珠玉のラブソングといえるでしょう。

Hard Man Fe DeadPrince Buster

「墓場に埋められても俺は死なない」と歌う、なんとも痛快でユーモラスな歌詞が耳に残るジャマイカ音楽のパイオニア、プリンス・バスターさんが1966年に発表した楽曲です。

これは当時のストリートで力強く生きたルード・ボーイたちの心意気を歌ったものなのだそう。

スカの弾むリズムに威勢のいいホーンが絡み合えば、思わず体が動き出してしまう、そんなパワーあふれる一曲です。

プリンス・バスターさんの語りかけるような歌声は、後のラップの源流とも言われるスタイル。

タフで陽気なサウンドに、きっとあなたも元気をもらえるはずです!

Take It EasyHopeton Lewis

スカからロックステディへと音楽を変えたと言われるギタリスト、リンテイトとそのバンド、ザ、ジェッツ演奏のテイク・イット・イージー。

ホープトン・ルイスさんがスカのテンポに合わせて歌えず、リズムをゆっくりした事でこの曲が生まれたと言われています。

この曲がロックステディの原点と言われることも多く、まずは聴くべき名曲であることは間違いないでしょう。