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【ロッシーニのピアノ曲】ロマン派オペラの大家が手掛けた名曲を厳選

ロマン派を代表するオペラ作曲家であり、美食家としても知られるイタリアの作曲家、ジョアキーノ・ロッシーニ。

『セビリアの理髪師』や『ウィリアム・テル』などは、今なお高い人気を誇り、オペラ作品としてだけでなく、さまざまな楽器や編成による演奏で親しまれています。

本記事では、そんなロッシーニの作品のなかから、ピアノのための作品やピアノ編曲版で演奏されることも多い名曲をピックアップ!

作曲の背景や曲の特徴とともにご紹介します。

【ロッシーニのピアノ曲】ロマン派オペラの大家が手掛けた名曲を厳選(1〜10)

歌劇「セビリアの理髪時」より「前奏曲」Gioachino Rossini

ロッシーニ「セビリアの理髪師 前奏曲」/クリスティアン・アガピエ:Rossini“Il Barbiere di Seviglia”by Cristian Agapie
歌劇「セビリアの理髪時」より「前奏曲」Gioachino Rossini

イタリアの作曲家ジョアキーノ・ロッシーニは、ロマン派初期のオペラ作曲家として知られ、特にコミックオペラの分野で大きな成功を収めました。

オペラ『セビリアの理髪師』は、彼の代表作の一つで、華やかで躍動感あふれる音楽が魅力です。

この作品の序曲は、オペラ全体の雰囲気を巧みに表現しており、コンサートでも頻繁に演奏される人気曲となっています。

厳かな導入部から始まり、静かな部分から次第に盛り上がりを見せる展開は、ロッシーニ作品の特徴である華やかさと喜びに満ちた雰囲気を感じさせてくれます。

オペラファンだけでなく、クラシック音楽が好きな方にもオススメの1曲です。

歌劇「泥棒かささぎ」より「序曲」Gioachino Rossini

Mario Mariani – ROSSINI – La Gazza Ladra: Ouverture (Arr. for Piano)
歌劇「泥棒かささぎ」より「序曲」Gioachino Rossini

ロマン派オペラの大家ジョアキーノ・ロッシーニが手掛けたオペラ『泥棒かささぎ』の序曲は、彼独特の軽快な旋律に小気味よいスネアドラムのリズムが絡み合うコミカルな雰囲気で、オペラファンのみならず多くのクラシック音楽ファンに親しまれています。

物語は使用人の女の子ニネッタが巻き込まれる銀のスプーン盗難事件が中心。

序曲では、そんなドラマティックな展開を予感させつつも、どこか喜劇的な雰囲気が漂います。

キラキラと輝くような音楽に、ロッシーニのユーモアとウィットが感じられる1曲。

ぜひ一度は耳にしていただきたい作品です。

老いの過ち 第12巻「アルバムのための幾つかのささいなこと」第1曲「何でもない事:アレグレット」Gioachino Rossini

イタリアのオペラ作曲家、ジョアキーノ・ロッシーニの晩年の作品は、彼の遊び心あふれる個性が色濃く反映されています。

『老いの過ち』と題された全14巻からなる曲集には、日常の小さな出来事を象徴するような軽快で親しみやすいメロディが収められており、老後の穏やかな余生を音楽で表現しているかのようです。

特に第12巻のなかの1曲『何でもない事』は、洗練された技巧とユーモアに富んだ楽しい作品。

ロッシーニの音楽的な幅広さを感じられる本作は、クラシック初心者からベテランまで、どなたにもオススメしたい魅力的な曲です。

老いの過ち 第9巻「ピアノ、バイオリン、チェロ、ハルモニウム、ホルンのためのアルバム」第7曲「わが最後の旅のための行進曲と思い出」Gioachino Rossini

ロッシーニ:老いの過ち 第9巻 「ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ハルモニウム、ホルンのためのアルバム」 わが最後の旅のための行進曲と思い出  pf. 林川 崇:Hayashikawa, Takashi
老いの過ち 第9巻「ピアノ、バイオリン、チェロ、ハルモニウム、ホルンのためのアルバム」第7曲「わが最後の旅のための行進曲と思い出」Gioachino Rossini

ピアノ、室内楽、声楽作品を中心に、晩年のロッシーニが情熱を注いだ『老いの過ち』シリーズ。

その第9巻に収められた『わが最後の旅のための行進曲と思い出』と題された1曲には、自身のオペラの旋律を引用しつつ、人生を振り返るような感慨深さが感じられます。

ユーモアと皮肉を交えながらも、彼の音楽への愛と探究心が注がれた本作は、ロッシーニならではの多彩な作曲技法がうかがえる、クラシック音楽ファンにはたまらない名作といえるでしょう。

音楽の夜会 S.424 R.236 第9曲「ラ・ダンツァ」Rossini=Liszt

[Jandó Jenő] Rossini-Liszt: Soirées Musicales No.9-La Danza, Tarantella Napolitana
音楽の夜会 S.424 R.236 第9曲「ラ・ダンツァ」Rossini=Liszt

イタリアのロマン派を代表するオペラ作曲家、ジョアキーノ・ロッシーニ。

その華麗な旋律は、オペラのみならずピアノ曲としても愛され続けています。

なかでもフランツ・リストによる『音楽の夜会』の第9曲『ラ・ダンツァ』は、ロッシーニの作品の魅力を存分に引き出した名編曲として知られています。

タランテラのリズムに乗せて奏でられる、情熱的でダイナミックな音楽。

ナポリの祝祭的な雰囲気とともに、生命力にあふれた世界が鮮やかに描かれます。

ピアノの技巧を駆使したアレンジは、まさに圧巻の一言。

ロッシーニとリストのコラボレーションから生まれたこの作品を、ぜひじっくりと味わってみてください。