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【ロッシーニのピアノ曲】ロマン派オペラの大家が手掛けた名曲を厳選

【ロッシーニのピアノ曲】ロマン派オペラの大家が手掛けた名曲を厳選
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【ロッシーニのピアノ曲】ロマン派オペラの大家が手掛けた名曲を厳選

ロマン派を代表するオペラ作曲家であり、美食家としても知られるイタリアの作曲家、ジョアキーノ・ロッシーニ。

『セビリアの理髪師』や『ウィリアム・テル』などは、今なお高い人気を誇り、オペラ作品としてだけでなく、さまざまな楽器や編成による演奏で親しまれています。

本記事では、そんなロッシーニの作品のなかから、ピアノのための作品やピアノ編曲版で演奏されることも多い名曲をピックアップ!

作曲の背景や曲の特徴とともにご紹介します。

【ロッシーニのピアノ曲】ロマン派オペラの大家が手掛けた名曲を厳選

老いの過ち 第10巻「ピアノのための雑集」第6曲「オッフェンバック風小カプリース」Gioachino Rossini

ロッシーニ:老いの過ち 第10巻 「ピアノのための雑集」 オッフェンバック風小カプリース  pf. 林川 崇:Hayashikawa, Takashi
老いの過ち 第10巻「ピアノのための雑集」第6曲「オッフェンバック風小カプリース」Gioachino Rossini

『老いの過ち』は、ロマン派オペラを代表する作曲家ジョアキーノ・ロッシーニが晩年に書いた作品群の総称。

その第10巻『ピアノのための雑集』の第6曲目に収められている本作は、軽快でユーモアあふれる音楽が特徴的な1曲です。

本作は、当時人気のあったオッフェンバックのスタイルを取り入れており、まるでオペレッタのような楽しげな雰囲気が感じられます。

技術的にはやや難易度が高いものの、その音楽性の高さから、確かな演奏技術を持つピアニストにオススメしたい作品です。

ロッシーニの遊び心と洗練された表現力を存分に味わってください。

音楽の夜会 S.424 R.236 第2曲「ヴェネツィアの競艇」Rossini=Liszt

イタリアが生んだ偉大なオペラ作曲家、ジョアキーノ・ロッシーニ。

彼の作品の中でも、ピアノ独奏のための編曲は非常に人気があります。

『音楽の夜会』はそんなロッシーニの曲をピアノの魔術師フランツ・リストが編曲した曲集。

なかでも第2曲「ヴェネツィアの競艇」は、華やかで情緒あふれる音楽が魅力的な作品です。

もともとはヴェネツィアの舟運びの競争を描いた声楽曲でしたが、リストの手によってピアノ独奏の名曲へと生まれ変わりました。

激しさと美しさを兼ね備えた演奏は、聴く人の心を釘付けにすることでしょう。

ロマンティックな世界観を味わいたい方におすすめの一曲です。

歌劇「泥棒かささぎ」より「序曲」Gioachino Rossini

Mario Mariani – ROSSINI – La Gazza Ladra: Ouverture (Arr. for Piano)
歌劇「泥棒かささぎ」より「序曲」Gioachino Rossini

ロマン派オペラの大家ジョアキーノ・ロッシーニが手掛けたオペラ『泥棒かささぎ』の序曲は、彼独特の軽快な旋律に小気味よいスネアドラムのリズムが絡み合うコミカルな雰囲気で、オペラファンのみならず多くのクラシック音楽ファンに親しまれています。

物語は使用人の女の子ニネッタが巻き込まれる銀のスプーン盗難事件が中心。

序曲では、そんなドラマティックな展開を予感させつつも、どこか喜劇的な雰囲気が漂います。

キラキラと輝くような音楽に、ロッシーニのユーモアとウィットが感じられる1曲。

ぜひ一度は耳にしていただきたい作品です。

「ウィリアム・テル」序曲Gioachino Rossini

ロマン派を代表する作曲家ジョアキーノ・ロッシーニは、オペラの分野で特に高い評価を得ています。

彼の手がけたピアノ作品のなかでも、オペラ『ウィリアム・テル』の序曲は、その美しく雄大な旋律と劇的な展開から多くの人を魅了してきました。

田園的な風景から勇壮な行進曲へと変化していく各セクションは、まるでオペラの一場面のように鮮やかに情景を描き出します。

ピアノならではの繊細な音色と迫力ある響きを味わいながら、ロッシーニの音楽世界を堪能できる本作は、ピアノを学ぶ上級者から、本格的なクラシック音楽に触れたい方まで、幅広い層にオススメしたい名曲です。

ワルツ 変ホ長調Gioachino Rossini

ジョアキーノ・ロッシーニは、優美なメロディと活発なリズムを特徴とする作品で知られるイタリアのロマン派オペラ作曲家です。

『ワルツ 変ホ長調』は、ピアノのための小品で、親しみやすい旋律と軽快なリズムが特徴的な1曲。

ロッシーニのオペラ作品における音楽的特質が凝縮された作品で、上品で華やかな雰囲気が魅力的です。

技巧的な難しさはそれほどありませんが、音楽の流れを滑らかに表現するのがポイント。

ピアノ学習者の発表会などでも人気の高い作品なので、クラシック音楽に親しみたい方にもオススメです。

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