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【坂本龍一】ピアノ作品|感動&癒やしの名作をピックアップ

映画音楽から実験的なサウンドまで、ジャンルの垣根を軽やかに越え続けた「世界のサカモト」にして「教授」こと坂本龍一さん。

その膨大な作品群のなかでも、ピアノを中心に据えた楽曲は特別な輝きを放っています。

一音一音が静かに胸へ染みわたるような旋律は、日常の喧騒をふっと忘れさせてくれる力を持っているのではないでしょうか?

この記事では、多くの人に愛されている人気曲はもちろん、知る人ぞ知る隠れた名曲まで幅広くピックアップしました。

聴くたびに新しい感情と出会えるピアノ作品の数々を、ぜひじっくり味わってみてください!

【坂本龍一】ピアノ作品|感動&癒やしの名作をピックアップ(1〜10)

sonatine坂本龍一

全曲書き下ろしで制作され、原点回帰を象徴する名盤『BTTB』。

1998年11月当時にリリースされ、のちの2018年には20周年記念盤も発売された本アルバムの2曲目を飾るあたたかなピアノ独奏曲です。

フランス近代音楽の巨匠、ラヴェルの作品を思わせる透明感あふれる和音や端正なメロディラインが印象的ですよね。

あえてミスタッチを残すことで、完璧な均整のなかに人間らしい呼吸や揺らぎを表現したというエピソードも残されています。

この楽曲は、短い時間のなかに優雅さと現代的な知性がぎゅっと凝縮された完成度の高い小品といえます。

日常の喧騒をふっと離れて、静かに胸へ染みわたるような美しい響きをじっくりと味わいたい方へぜひおすすめしたい本作です。

Bachata坂本龍一

1998年11月に発売された名盤『BTTB』に収録されている、中南米のダンス様式を題名に冠したピアノ作品のご紹介です。

この楽曲は、ラテン音楽のしなやかな揺らぎを、静かで内省的な響きへと昇華したとても魅力的な作品です。

左手が刻む舞曲のようなリズムと、右手が紡ぐ哀愁を帯びたメロディが絡み合い、聴き込むほどに心がひきつけられますよね。

日常の喧騒から離れてゆったりと自分と向き合いたい方にぴったりなのが、情熱を内に秘めながら静かに反復していく本作です。

約8分という長めの演奏時間のなかで、少しずつ変化していく感情のグラデーションを味わいながら、じっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

choral no.1坂本龍一

静かな祈りのような和音が心を深く包み込む美しい小品です。

1998年11月に発売された名盤『BTTB』に収録されたこの楽曲は、翌年のオペラの準備として作られました。

合唱賛歌をたった1台のピアノで表現するかのような、厳かで透明感のある響きが最大の魅力といえます。

人工的な加工をおさえ、コンサートホールの豊かな残響をそのまま生かして録音しているため、音の余韻や空白の間合いまでしっかり味わうことができます。

およそ2分半という短い時間のなかに、研ぎ澄まされた世界が広がっていますね。

静かに自分と向き合いたいときや、心を落ち着かせたい方にぜひ聴いてみてください。

Merry Christmas, Mr Lawrence坂本龍一

Merry Christmas Mr. Lawrence – From Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022
Merry Christmas, Mr Lawrence坂本龍一

第二次世界大戦をテーマに1983年に日本で公開された映画『戦場のメリークリスマス』のメインテーマです。

音楽プロデューサーやミュージシャンとして幅広く活躍する坂本龍一さんが手掛けたこの曲は、英国アカデミー賞作曲賞をはじめとする国内外の賞を数多く受賞し、世界的にも有名となりました。

どこか切なく繊細なメロディーが心の奥深くに染みていくのをじっくり味わいながら、1音1音丁寧に、静かに降り積もる雪をイメージしながら演奏しましょう。

High Heels坂本龍一

ペドロ・アルモドバル監督が手がけた1991年公開の映画『ハイヒール』のメインテーマとして制作され、1992年1月に公式サウンドトラックが発売されたこちらの作品。

哀愁を帯びた上品な旋律の中に、ヨーロッパらしい気品とラテンの情熱がほのかに香る、とても官能的な世界観が魅力です。

1996年5月発売のアルバム『1996』ではピアノと弦楽器の室内楽アレンジで再録音されており、コンサートでも長く愛奏されてきました。

日常からふっと離れて、ロマンチックで少し大人びた雰囲気にひたりたい方にぜひおすすめしたいのが本作です。

美しいピアノの響きを通して、登場人物たちの交錯する愛憎劇を思い浮かべながら、感情豊かに演奏を楽しんでみてはいかがでしょうか?