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【坂本龍一】ピアノ作品|感動&癒やしの名作をピックアップ

2023年3月28日に長年の闘病の末この世を去った、日本が世界に誇る作曲家、坂本龍一さん。

クラシック、民俗音楽、テクノポップなど、幅広いジャンルの作品を世に送り出した「世界のサカモト」の作品は、今後も多くの演奏家によって受け継がれていくことでしょう。

本記事では、そんな偉大な作曲家、坂本龍一さんの作品の中から、ピアノ曲をピックアップしました。

CMソングとして強烈なインパクトを放ったあの曲や、クリスマスソングの定番となった映画のテーマソングなど、誰もが一度は聴いたことのある作品を集めましたので、ぜひ最後までお楽しみください!

【坂本龍一】ピアノ作品|感動&癒やしの名作をピックアップ(11〜20)

andante坂本龍一

作曲家・坂本龍一さんの最晩年のアルバム『12』に収録された『andante』は、生の鼓動を感じさせるようなシンプルで美しいピアノ作品です。

「andante」は「ゆっくりと、穏やかに」という意味を持つ言葉で、この曲の世界観を的確に表現しています。

寂しげなメロディからは、坂本さんの闘病生活に向き合う姿勢が垣間見え、まるでその心の機微を音で表したかのよう。

一貫したテンポと余韻の残るタッチにより、曲の持つ優雅な気品が際立っています。

生命力あふれる旋律と静寂が同居し、聴く人をめい想的な世界へと導く、生と死について考えさせられる作品といえるでしょう。

Intermezzo坂本龍一

クラシック、民俗音楽、テクノポップなど、多岐にわたるジャンルで独創的な作品を生み出し続けた坂本龍一さん。

アルバム『BTTB』に収録されている『Intermezzo』は、ロマン派の作曲家ヨハネス・ブラームスの『インテルメッツォ』をイメージさせる曲想で知られる、坂本さんならではの解釈と工夫が随所に光る1曲です。

子供の頃からブラームスの音楽性が好きだったという坂本さん。

テクノポップでも世界的ヒット曲を生み出してきた彼ですが、こういったクラシック音楽をルーツに持つ名曲も必聴ですよ。

Mizu no Naka no Bagatelle坂本龍一

日本が世界に誇る作曲家、坂本龍一さん。

『Mizu no Naka no Bagatelle』は、2020年12月12日のオンラインピアノソロライブで演奏された楽曲で、同ライブの音源をアルバム化した『Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020』にも収録されています。

坂本さんによるベスト選曲の一部とされる本作は、歌詞がないインストゥルメンタル曲。

情景を想像する中で、坂本さんの繊細かつ豊かな感性が音楽を通して伝わってくるのを感じられるでしょう。

ピアノでも弾くことのできる本作の美しさをぜひとも体感してみてください。

The Sheltering Sky坂本龍一

坂本龍一さんのピアノ作品の中でも高い人気を誇るのが、映画『砂の惑星』のテーマ曲として制作された『The Sheltering Sky』。

繊細で感情的なピアノの旋律とアンビエントなサウンドスケープが印象的で、坂本さん独特の音楽性が色濃く反映された1曲です。

広大な砂漠の景観や登場人物たちの孤独を見事に表現しており、聴く者の心に残る名曲として今なお愛され続けています。

切ないメロディに思わず涙してしまいそうになる……そんなロマンチックな曲調は、ピアノを弾きながら自分だけの世界観に浸るのにぴったり。

ゆったりとしたテンポで音数も多くないので、初心者でも気軽に挑戦できるのが嬉しいポイントです。

映画のワンシーンを思い浮かべながら、あなただけの『The Sheltering Sky』を奏でてみませんか?

a flower is not a flower坂本龍一

坂本龍一さんが1997年に発表した『A Flower Is Not A Flower』は、彼の豊かなディスコグラフィーの中でも特別な作品の一つといえるでしょう。

この曲は台北生まれの二胡奏者ケニー・ウェンさんのアルバムに提供されたもので、後に坂本さんの代表作を集めたアルバム『ベリー・ベスト・オブ・グート』にも収録されています。

坂本さんの音楽性は多岐にわたり、『A Flower Is Not A Flower』もまた彼の実験的なアプローチを反映した作品。

「花は花ではない」という中国のことわざから生まれたタイトルが示すように、この曲は物事の本質を探求し、聴く人それぞれに異なる感情や考えを喚起するでしょう。

おわりに

坂本龍一さんが手掛けた名曲の中から、ピアノ作品を厳選してご紹介しました。

独特の世界観に引き込まれる魅力的な作品ばかりでしたね。

穏やかに過ごしたいときや、喜びや悲しみに静かに浸りたいとき、坂本さんの作品の持つ癒やしの力で、心を落ち着かせてはいかがでしょうか?