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【白い巨塔】名言で知る医療現場の深い言葉。心に刺さる名言まとめ

『白い巨塔』は外科医の財前と内科医の里見の、医者としての葛藤を描いた小説。

ドラマ化された本作は、高視聴率を記録し大きな反響を呼びました。

財前や里見、その周りを取り巻く人物の名言は、人間の本質を鋭く突く力をもっています。

野心、欲望、プライド、理想と現実の狭間で揺れ動く登場人物たちが残した印象的な言葉の数々。

その言葉には、医療という特殊な世界を超えて、私たちの日常に通じる普遍的な真実が隠されているのです。

この記事では、時代を超えて心に刺さり続ける「白い巨塔」の名言を紹介します。

きっとあなたの心に響く一言が見つかりますよ。

【白い巨塔】名言で知る医療現場の深い言葉。心に刺さる名言まとめ(11〜20)

いくら悩んでみたところで患者のためになるとは限らないんだよNEW!財前五郎

いくら悩んでみたところで患者のためになるとは限らないんだよNEW!財前五郎

同期である里見脩二に向けた名言。

このセリフに対し、里見脩二は「君が割り切ることで医者であり続けるなら、俺は悩むという一点で医者でいられるのかもしれん」と返します。

財前五郎と里見脩二の、医者としての相反する信念が明確に分かりますよね。

悩みさえすれば何もかも報われるとも言えず、しかし悩まなければ新しい道は開けない。

医療に限らず、どこで線引きをするかは、生きていく上で誰もが直面する永遠のテーマだと感じさせられる名言です。

ただ……無念だ。NEW!財前五郎

苦労してはいあがってきた唐沢寿明さんふんする財前五郎さんが、がんにより死期が近いことを知り、江口洋介さんふんする里見脩二さんに対して言った名セリフがこちらです。

二人は同期でありながら全く違う姿勢や環境でキャリアをかさねていき、派閥間の対立などもありました。

根本のところでは医療に関してスタイルは違うものの真摯にむきあっており、その財前の悲しいセリフに涙が止まらなかった視聴者も多かったのではないでしょうか。

俺はただ自分の足で歩きたいだけだ。NEW!里見脩二

俺はただ自分の足で歩きたいだけだ。NEW!里見脩二

偉い立場になり椅子に座って踏ん反り返るのではなく、自分の意思で歩いて行きたいという里見脩二の医者としての信念が見える名言ですよね。

大学病院で成り上がるのではなく患者に寄り添っていたいという考え方は、作品内では異質に見えるかもしれません。

しかし医者とは本来誰かの命を救うために存在するものなのではないでしょうか。

里見脩二の実直なキャラクターを表しているとともに、大学病院という特殊な舞台の闇深さをイメージさせる名言です。

君が割り切ることで医者であり続けるなら、俺は悩むという一点で医者でいられるのかもしれん。NEW!里見脩二

君が割り切ることで医者であり続けるなら、俺は悩むという一点で医者でいられるのかもしれん。NEW!里見脩二

こちらのセリフは江口洋介さんがふんする里見脩二さんのセリフで、唐沢寿明さんがふんする財前五郎さんの割り切ることで医者を続ける態度に対して、自分は医療や患者のことについて悩み抜くことが自分の医者としての姿勢であるということを示しています。

物事に対しての姿勢は人それぞれですが、他人の姿勢を通して自分の大切なことや物を再認識するということもよくあるかもしれません。

里見さんの姿勢に共感する人にはグッとくる名言ですよね。

3000人を助けても1人を死なせては許されない。それが命というものではないですか?NEW!関口仁

3000人を助けても1人を死なせては許されない。それが命というものではないですか?NEW!関口仁

死なせた患者を意に介さず、多くの命を救ってきたと言う財前五郎に対して、弁護士の関口仁が発した名言。

このセリフに対し、財前五郎は「それは実際の生と死の狭間に立ったことのない、幼稚な詭弁です」と返します。

確かに医療の現場において絶対はありませんし、医者も完璧な人間ではありません。

しかし、命の現場に立つ人が妥協や割り切りを前提にしていたら、何か起きた時に患者やその家族はどう向き合えば良いのでしょうか。

理想と現実のギャップはあれど、信念を持ってほしいという気持ちが胸に刺さる名言です。

おわりに

『白い巨塔』に登場する名言たちは、半世紀以上の時を超えて、現代の私たちの心にも深く響き続けています。

医療の本質、人間の欲望、そして生きることの意味を問いかけるこれらの言葉は、日々の生活に新たな視点と気づきを与えてくれることでしょう。

心に残った言葉を、日々の生活の中で思い返してみてはいかがでしょうか。