世代を越えて愛されている伝説的なアーティストや、時代が変わっても色あせない普及の名曲を数多く生んだ昭和という時代。
近年ではサブスクの発展に伴い、昭和時代の楽曲がリバイバルヒットすることも珍しくなくなってきましたよね。
今回は、そんな昭和の時代に誕生した号泣ソングをご紹介します。
現代と時代背景こそ違いますが、感動する楽曲から切ない楽曲まで、幅広くリストアップしましたので、きっと共感できるものが見つかりますよ。
ノスタルジックな空気感が涙腺を刺激する。昭和の号泣ソング(1〜5)
道化師のソネットさだまさし

映画『翔べイカロスの翼』の主題歌として生まれた、さだまさしさんの代表作。
ピエロの笑顔の裏に隠された哀しみや、人々を笑顔にすることで自分も救われるという想いが、優しくも切ない歌声とメロディーに乗せて表現されています。
1980年2月にリリースされ、オリコンチャートで2位を記録した本作は、後にゆうちょ銀行やユーキャン通信講座のCMソングとしても起用されました。
さだまさしさんのコンサートでも欠かせないレパートリーとなっており、多くの人々の心に寄り添い続けています。
人生に悩んだ時や、誰かを励ましたい時に聴いてほしい、心温まる1曲ですよ。
言葉にできないオフコース

心に響く歌詞と繊細なメロディーで多くのファンを魅了してきたオフコース。
1982年2月にリリースされた本作は、言葉では表現しきれない感情を表現した、静かなバラードナンバーです。
アルバム『over』にも収録され、小田和正さんの繊細な歌声とストリングスアレンジが心に染みる楽曲となっています。
結婚式の定番ソングとしても親しまれ、普遍的なメッセージが多くの人々の共感を呼んでいます。
大切な人への想いを伝えたい時や、静かに自分と向き合いたい時にぴったりの一曲ですね。
リフレインが叫んでる松任谷由実

失恋の痛みと後悔を歌った、シンガーソングライター松任谷由実さんの代表曲。
1988年11月にリリースされたアルバム『Delight Sight Light KISS』に収録され、有線チャートで1位を獲得するなど、ユーミンファン以外にも広く親しまれています。
印象的な問いかけが繰り返される歌詞は、別れた後の虚しさや後悔の感情を鮮やかに表現しています。
男女それぞれの視点から描かれた心情が、多くの人々の心に響く普遍的なテーマとなっているのです。
別れを経験した人や、大切な人との関係に悩む人におすすめの、心に染みる名曲です。
ラヴ・イズ・オーヴァー欧陽菲菲

恋の終わりを告げる切ない歌声が胸を締め付ける、欧陽菲菲さんの代表曲です。
別れの理由は相手のためと、無償の愛を示す歌詞が印象的ですよね。
1979年にB面曲としてリリースされた本作は、当初目立ったヒットを記録しませんでしたが、口コミで評判が広まり、1980年7月にA面曲として再リリース。
その後、長く愛され続け、多くのアーティストにカバーされる名曲となりました。
切なくも決意を感じさせるリリックは、失恋の痛みを乗り越えようとする方の心に寄り添ってくれるでしょう。
『いちご白書』をもう一度バンバン

昭和の名曲として知られるバンバンの代表作。
学生運動や恋愛を描いた映画『いちご白書』にちなんだタイトルが印象的な楽曲で、若者の心情や時代の空気を反映した歌詞が心に響きますよね。
1975年8月にリリースされたシングルは、オリコンチャート1位を獲得し、年間売上13位にランクインするほどの大ヒットとなりました。
柔らかなメロディーラインとアコースティックギターを中心としたシンプルなアレンジが、聴く人の心に寄り添います。
学生時代の思い出や初恋の切なさを感じたい方におすすめの、ノスタルジックな雰囲気漂う珠玉のフォークソングです。
ノスタルジックな空気感が涙腺を刺激する。昭和の号泣ソング(6〜10)
青春の影チューリップ

ノスタルジックな雰囲気が漂う、チューリップの代表曲の一つです。
男性の心情を真摯に描いた歌詞と、バラード調のメロディーが絶妙にマッチしており、聴く人の心に深く響きます。
1974年6月にリリースされたこの楽曲は、チューリップの音楽的転換点となった重要な作品です。
財津和夫さんのボーカルが印象的で、多くのドラマやCMでも使用されるなど、幅広い世代に愛されてきました。
結婚を決意した男性の感情を描いており、人生の岐路に立つ人々の心に寄り添う一曲です。
青春時代を懐かしむ方や、新しい人生のステージに進む方におすすめの、心温まる楽曲ですよ。
Rainy Blue德永英明

特徴的なハイトーンボイスと叙情的な歌声で根強い人気を獲得しているシンガーソングライター・德永英明さんのメジャーデビューシングル曲。
数多くの大物ミュージシャンがカバーしていることから、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
忘れられない大切な人への未練と雨の風景がリンクし、德永英明さんの中性的で透明感のある歌声が切なさを倍増させていますよね。
はかなく美しいメロディーが傷ついた男心を癒やしてくれる、片思いソングの代表格です。