センチメンタルが止まらない!昭和にリリースされたエモソング
感傷的、哀愁的、郷愁的といった、どこかしみじみする気持ちの状態を示す若者言葉「エモい」。
言葉そのものは現代的なものですが、いつの時代にもエモいと表現できる楽曲は存在するのではないでしょうか。
そこで今回は、昭和時代にリリースされたエモソングをご紹介します。
現代とはまた違うエモーショナルなリリックや、時代を感じさせるアレンジの楽曲など、様々な角度から選曲しましたので、ぜひ楽しんでいただければ幸いです。
センチメンタルが止まらない!昭和にリリースされたエモソング(1〜10)
STILL LOVE HER (失われた風景)TM NETWORK

哀愁漂うメロディーと切ないリリックが印象的なTM NETWORKのこの楽曲。
アルバム『CAROL 〜A DAY IN A GIRL’S LIFE 1991〜』に収録され、アニメ『シティーハンター2』のエンディングテーマとしても使用されました。
ロンドンの風景を描いた歌詞は、失われた愛への想いを感じさせますよね。
1988年12月にリリースされたこの曲は、小室哲哉さんと木根尚登さんが手掛け、木根さんのハーモニカソロが特徴的です。
シンセサイザーを基調としたバラード調の曲調は、デジタルポップなサウンドと感情豊かなメロディーが融合した、TM NETWORKらしい一曲。
恋愛に悩む方や、大切な人を思い出したい時におすすめの一曲です。
虹とスニーカーの頃チューリップ

昭和から平成へと時代が移り変わる中、親しみやすい和製ポップスとしてリリースされたチューリップのこの楽曲。
若さゆえの無邪気さと、関係の移ろいやすさを描いたリリックが心に染みます。
スニーカーや虹といった象徴的なモチーフを通じて、青春の儚さを見事に表現しているのではないでしょうか。
1979年7月にリリースされ、累計50万枚以上を売り上げた本作は、バンドにとって大きな転機となりました。
誰もが共感できるようなシーンがちりばめられており、聴く人の心に青春時代の甘酸っぱい記憶を呼び起こしてくれます。
夏をあきらめて研ナオコ

夏の終わりの切ない情景を描いたバラードで、恋人たちの感情が繊細に表現されていますね。
1982年9月にリリースされたこの楽曲は、オリコンチャートで週間5位を記録し、日本レコード大賞では金賞を受賞するなど、高い評価を得ました。
研ナオコさんの独特のアンニュイな歌声が、夏の終わりの寂しさやもどかしさを見事に表現しています。
湘南・江ノ島のイメージと共に親しまれる本作は、夏の終わりを感じる季節に聴くのがおすすめですよ。
ビーチで過ごす最後の夏の日を思い出しながら、しみじみと聴いてみてはいかがでしょうか。
恋人も濡れる街角中村雅俊

横浜の街を舞台に繰り広げられる、大人の恋愛を描いた楽曲です。
中村雅俊さんの渋い歌声と、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが手掛けたエロティックな歌詞が絶妙にマッチしています。
1982年9月にリリースされたこの曲は、当時の横浜の雰囲気を色濃く反映しており、象徴的な景色が歌詞に織り込まれているのも魅力的ですね。
雨が降る街角で、恋人たちの切ない心情を繊細に表現した歌詞は、聴く人の心に深く染み渡ります。
大人の恋愛ならではの複雑な感情や、一夜の出会いがもたらす情熱を感じたい方におすすめの一曲です。
さよならオフコース

感情豊かな歌詞と透明感のあるメロディーが心に響く、オフコースの代表作。
1979年12月にリリースされたこの楽曲は、恋人との別れをテーマに、切ない想いを綴っています。
小田和正さんの繊細な歌声が、失恋の痛みと愛の儚さを見事に表現しており、多くの人々の共感を呼んでいます。
本作は、オリコン週間シングルチャートで2位を記録し、1980年の年間ランキングでも9位にランクイン。
後にダイハツ工業のCMソングとしても使用され、世代を超えて愛され続けています。
失恋の痛みを癒したい時や、大切な人との別れを経験した時に聴きたい、心に寄り添う1曲です。
星屑のステージチェッカーズ

1984年にリリースされたチェッカーズの4枚目のシングルは、TBS系ドラマ『うちの子にかぎって…』の主題歌として起用されました。
失った愛する人への想いと、その人との約束を守るために夢を追い続ける主人公の心情を繊細に表現した歌詞は、多くの方の心に響くのではないでしょうか。
オリコンチャートで1位を獲得し、1984年度の年間ランキングでも8位にランクインするなど、高い評価を得た本作。
切ない恋心や別れの後の心情に共感したい方におすすめの、エモーショナルなナンバーです。
木枯しに抱かれて小泉今日子

アイドルから俳優へと幅広く活躍する小泉今日子さんの20枚目のシングル曲。
映画『ボクの女に手を出すな』の主題歌として起用された楽曲で、THE ALFEEの高見沢俊彦さんによって作詞・作曲されています。
寒い季節の到来と共に感じる切ない片思いをテーマにした歌詞は、恋に落ちた心の内面を深く掘り下げ、届かない想いの痛みを描写していますよね。
バグパイプの音を使用したデモテープに近いアレンジがアルバム『Hippies』に収録されるなど、様々なバージョンが存在する本作。
冬の夜長に一人で聴きたくなる、昭和の香り漂うエモーショナルなナンバーです。






