センチメンタルが止まらない!昭和にリリースされたエモソング
感傷的、哀愁的、郷愁的といった、どこかしみじみする気持ちの状態を示す若者言葉「エモい」。
言葉そのものは現代的なものですが、いつの時代にもエモいと表現できる楽曲は存在するのではないでしょうか。
そこで今回は、昭和時代にリリースされたエモソングをご紹介します。
現代とはまた違うエモーショナルなリリックや、時代を感じさせるアレンジの楽曲など、様々な角度から選曲しましたので、ぜひ楽しんでいただければ幸いです。
センチメンタルが止まらない!昭和にリリースされたエモソング(1〜10)
恋人も濡れる街角中村雅俊

横浜の街を舞台に繰り広げられる、大人の恋愛を描いた楽曲です。
中村雅俊さんの渋い歌声と、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが手掛けたエロティックな歌詞が絶妙にマッチしています。
1982年9月にリリースされたこの曲は、当時の横浜の雰囲気を色濃く反映しており、象徴的な景色が歌詞に織り込まれているのも魅力的ですね。
雨が降る街角で、恋人たちの切ない心情を繊細に表現した歌詞は、聴く人の心に深く染み渡ります。
大人の恋愛ならではの複雑な感情や、一夜の出会いがもたらす情熱を感じたい方におすすめの一曲です。
卒業写真荒井由実

青春の思い出が詰まった一曲。
荒井由実さんが生み出した永遠の名曲です。
1975年6月にリリースされた3rdアルバム『COBALT HOUR』に収録されている楽曲で、時代を超えて多くの人々の心を揺さぶり続けています。
主人公の心の奥底に眠る、高校時代の大切な思い出がよみがえってくるような歌詞は、聴く人の心に深く刻まれるのではないでしょうか。
懐かしさとともに、自分自身を見つめ直したくなった時に聴いてほしい、心に沁みる青春ソングです。
虹とスニーカーの頃チューリップ

昭和から平成へと時代が移り変わる中、親しみやすい和製ポップスとしてリリースされたチューリップのこの楽曲。
若さゆえの無邪気さと、関係の移ろいやすさを描いたリリックが心に染みます。
スニーカーや虹といった象徴的なモチーフを通じて、青春の儚さを見事に表現しているのではないでしょうか。
1979年7月にリリースされ、累計50万枚以上を売り上げた本作は、バンドにとって大きな転機となりました。
誰もが共感できるようなシーンがちりばめられており、聴く人の心に青春時代の甘酸っぱい記憶を呼び起こしてくれます。
SWEET MEMORIES松田聖子

1980年代の代表的なアイドルとして知られ、現在も精力的に活動しているシンガーソングライター、松田聖子さん。
もともとは14thシングル『ガラスの林檎』のカップリング曲として収録されていた本作は、サントリーCANビールのCMソングになったことをきっかけに、幅広い層のリスナーからも支持を集めた有名曲です。
作詞を松本隆さん、作曲を細野晴臣さんが手掛けた楽曲で、1983年8月にリリースされました。
過去の恋愛を振り返り、その切なさと美しさを歌った歌詞は、聴く人の心に深く響きます。
失恋の痛みを乗り越え、甘い思い出として過去を受け入れる心情が表現された、昭和を代表するエモーショナルなバラードです。
木枯しに抱かれて小泉今日子

アイドルから俳優へと幅広く活躍する小泉今日子さんの20枚目のシングル曲。
映画『ボクの女に手を出すな』の主題歌として起用された楽曲で、THE ALFEEの高見沢俊彦さんによって作詞・作曲されています。
寒い季節の到来と共に感じる切ない片思いをテーマにした歌詞は、恋に落ちた心の内面を深く掘り下げ、届かない想いの痛みを描写していますよね。
バグパイプの音を使用したデモテープに近いアレンジがアルバム『Hippies』に収録されるなど、様々なバージョンが存在する本作。
冬の夜長に一人で聴きたくなる、昭和の香り漂うエモーショナルなナンバーです。