【ストラヴィンスキーのピアノ曲】20世紀を代表する作曲家が手掛けた名曲
ロシアに生まれ、時代にほんろうされながらもスイス、フランス、アメリカと世界を股にかけて活躍した20世紀を代表する作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキーさん。
バレエ音楽『火の鳥』『春の祭典』をはじめとする彼のエネルギッシュで大胆な音楽は多くの人々から愛され、現在でも演奏会などで頻繁にとりあげられています。
本記事では、そんなストラヴィンスキーさんの作品のなかから、ピアノのために書かれた曲や作曲者自身によってピアノ編曲版が作られた作品をピックアップ!
非常に優秀なピアニストでもあった彼ならではの高度なテクニックを要する華やかなピアノ曲は、一度聴けば耳から離れなくなること間違いなしです!
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【ストラヴィンスキーのピアノ曲】20世紀を代表する作曲家が手掛けた名曲(11〜20)
バレエ音楽「狐」より「行進曲」Igor Stravinsky

革新的な音楽スタイルで知られる20世紀を代表する作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーさんが手掛けた名曲『バレエ音楽「狐」』。
ロシアの民話を題材に1916年に作曲された、独創的な音楽表現が魅力的な作品です。
なかでも『行進曲』は聴き手の心を捉えて離さない名曲中の名曲。
本作では、ユーモアと緊張感が交錯する劇的な物語が音楽によって効果的に表現されています。
動物たちの様子が生き生きと描かれ、それぞれのキャラクターが際立つのも見どころ。
ストラヴィンスキーさんの音楽的多様性と革新性が体感できる、クラシック音楽ファンなら一度は耳にしたい傑作です。
4つのエチュード 第4番 Op.7-4 嬰ヘ長調Igor Stravinsky

1908年に制作された2分弱の小品は、和声とリズムの斬新な組み合わせが光る傑作です。
軽快で活発な音の動きは、まるで花火のようにめまぐるしく弾け、聴く者を魅了します。
シンコペーションを巧みに取り入れたダイナミックな展開と、鮮やかな和音進行が絶妙に調和し、演奏者の技量を存分に引き出します。
本作は、短いながらも音楽の可能性を追求したイーゴリ・ストラヴィンスキーの革新的な精神が凝縮されており、ピアノ演奏会のアンコール曲として、心に残る感動を与えることでしょう。
なお、1947年11月にはピアニストのナディア・ライゼンバーグさんがカーネギー・ホールで印象的な演奏を残しています。
おわりに
ロシアが生んだ20世紀を代表する作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキーさんの作品は、強烈なインパクトを放つダイナミックなものや、物語のように展開していくものなど、とにかく印象的な作品ばかり!
いずれも難易度は高めですが、弾きこなせた際には、何にも代えがたい喜びを得られることでしょう。
ぜひ、ピアノ上級者を目指してチャレンジしてみてください!





