先日、祇園のライブハウス「Silverwings」ブッキングマネージャー:登山さんにインタビューさせていただきました。
興味深いお話しをたくさんお伺いできました!
そしてインタビューの後、DEWEY店長:牧野さんや谷川さんも来られており、その日の出演者さん交え、しばし談笑。
その中で出てきた新説「ロックはボン・ジョヴィかニルヴァーナに大別できる!?」をご紹介したいと思います(笑)。
ボン・ジョヴィとニルヴァーナをご存じない方はいませんよね?
念のため簡単にプロフィールをまとめると。
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もくじ
ボン・ジョヴィとは?
出身地:アメリカ ニュージャージー州
ジャンル:ハードロック
活動期間:1984年~現在
ボン・ジョヴィ (Bon Jovi) は、アメリカ・ニュージャージー州出身のロックバンド。
リーダー兼ボーカリストのジョン・ボン・ジョヴィ (Jon Bon Jovi) とキーボーディストのデヴィッド・ブライアン (David Bryan) を中心に結成された。
後に、リッチー・サンボラ (Richie Sambora,ギター) とティコ・トーレス (Tico Torres,ドラム) が加入し、現在に至る。
「Livin’ on a Prayer」「Always」「It’s My Life」など多数のヒット曲がある。
ハードロックを基調としつつ、多くの人の耳に馴染むキャッチーなメロディで人気を博するアメリカを代表するバンド。
ニルヴァーナとは?
出身地:アメリカ ワシントン州
ジャンル:グランジ、オルタナティブ・ロック
活動期間:1987年~1994年
ニルヴァーナ (Nirvana) は、1987年に結成された、アメリカのバンド。
バンド名には、仏教用語の「涅槃の境地」という意味合いと「生け贄」という意味合いがある。
「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」のヒットで知名度を上げ、1990年代以降のロックに影響を与え、しばしばオルタナティヴ・ロックシーンにおいて『ニルヴァーナ以降』という言い方をされる。
全世界でのトータルセールスは、約7500万枚。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第30位。
所謂グランジ、オルタナブームの立役者の1バンドで、短い活動期間&残したアルバムは3枚ながら、そのサウンドとパフォーマンスで全世界の度肝を抜いた。
静と動の激しい対比、ゴリゴリに歪んだギター、性急なビート、絶叫するヴォーカル、シリアスな歌詞などが特徴。
ではなぜ、ロックはこの2つに大別されるのか?
それにはロックの歴史を若干紐解く必要があります。
大まかな流れですが、一般的にロック史は以下のように捉えられているのではないでしょうか。
- 宇宙から来た!?
エルビス・プレスリー(すべてはエルビスから始まった!
エンターテイメントとしてのロック)
- イギリスの侵略~ビートルズの登場~(ブリティッシュ・インベイション。
ビートルズ旋風とビーチボーイズ)
- ビートルズとボブ・ディラン(ボブ・ディランとフォークロック。
J・レノンへの影響)
- 狂宴の60年代~アメリカの青春~(サイケデリック。
ドアーズ、ジミヘン、ジャニス・ジョプリンなど)
- その時ロックは芸術に目覚めた(アンディ・ウォーホルとヴェルヴェット・アンダーグラウンド)
- 崩れゆく夢(ウッドストック~ワイト島フェス。
愛と平和が崩れ去る時)
- 怪物大行進~グラム・ショック!
~(グラムロック。
アリス・クーパー、イギー・ポップ、デヴィッド・ボウイ)
- ギターが唄った時~三大ギタリスト~(エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック)
- ディープパープルとレッド・ツェッペリン(ロックの歴史を大きく変えた二大バンド)
- 名盤続出時代~70年代のロックシーン~(モントローズ、キッス、エアロスミス、イーグルス、クイーンほか)
- プログレッシブ・ロック(キング・クリムゾンとピンク・フロイド)
- ロックがロックに噛みついた日(NYパンク。
ニューヨーク・ドールズ、ラモーンズ、パティスミス他)
- セックス・ピストルズと言う名の爆弾(マルコムの野望、ピストルズの衝撃)
- 80年代の幕開け(80年代サントラ映画について。
ロックと映像が結び付いた時)
- ロック不況対策(産業ロックとは何か?
その成り立ちと背景。
ジャーニー他)
- 第二の侵略~ニュー・ウェイヴ~(アメリカ以外のバンドの台頭。
AC/DC、デュランデュラン、MTV戦略)
- アメリカの反撃とガールズ・ポップ(「スリラー」の驚異的ヒット、マドンナの登場、ロックスターの続出)
- ヘヴィメタ黄金時代(ヴァン・ヘイレン、オジー・オズボーン、NWBHM他)
- LAメタル(モトリー・クルー、ボンジョヴィ、ラット、ポイズン、シンデレラなど)
- 夢から現実へ(メタリカ、ガンズ・アンド・ローゼスに見る時代の変化)
- グランジ・オルターナティヴ(舞台はLAからシアトルへ。
サウンド・ガーデン、パールジャム他)
- カート・コバーンの死(カート・コバーンの自殺はロック界に何をもたらしたのか)
- ブリットポップとは何か(前)(ファッションにみるブリットポップの思想と時代背景)
- ブリットポップとは何か(後)(ストーンローゼズからブラー、オアシスへ)
- 多様化・細分化の時代~総括・90年代~(日・英の脱アメリカ、Jポップ誕生、シェリル・クロウなど)
~管理人:祐平さんのサイト「一般教養としてのロック史」より引用~
(「一般教養としてのロック史」はとても面白いので、お時間・興味ある方は一読されることをおススメします。
)
ここで注目するのが、「12・ロックがロックに噛みついた日」「21・グランジ・オルターナティヴ」です。
いずれも、ロックというものが巨大化し産業化した際に現れた突然変異、70年代半ばの「パンクブーム」と90年代初頭の「グランジブーム」です。
パンクもグランジも、それまでの主流の音楽を徹底的に批判し破壊し、新たな価値観を提示しました。
登山さんや牧野さん私達は、こんな話をしていました。
「極端に言うと、ロックの歴史は20年くらいの周期で繰り返されるのでは?」
「ボン・ジョヴィみたいな綺麗で商業的な音楽が流行った後には、ニルヴァーナみたいな汚い音楽が出てくるよな」
「で今度は、最初は『メインストリームに対する亜流』という意味合いだったはずのオルタナが主流になって、そしたらブリットポップみたいな綺麗な音楽が出てくる」
「つまり、その繰り返しであるとするなら、ロックは『産業的ロックの代表格ボン・ジョヴィ』か『オルタナの代表格ニルヴァーナ』ってことじゃない?」
「それ!
笑」
それで大別すると、我々3人、Silverwings:登山さん、DEWEY:牧野さん、スタジオラグ:平田はもれなくニルヴァーナでした(笑)。
笑い話ですけど、これは他のものにも当てはめると面白いと思います。
例えば。
・カレールーで言うと、ハウスはボン・ジョヴィで、S&Bはニルヴァーナやな。
とか
・女子のファッションで言うと、森ガールはボン・ジョヴィで、青文字系はニルヴァーナやな。
とか
・ラーメンで言うと、魁力屋はボン・ジョヴィで、天一はニルヴァーナやな。
とか
などなど、色々応用出来て面白いのではないでしょうか。
長くなりましたが、それでは今日はこの辺で。
ボン・ジョヴィもニルヴァーナもリアルタイムで体感した私平田がお届けしました。
ライタープロフィール
ライブスポットラグ
平田 浩康
Live Spot RAGの平田浩康です。
15歳の時、音楽特にロックのカッコ良さに痺れギターとバンドを始めました。
生まれ故郷の高知県は、ライブハウスやコンサート会場も少なく生の音楽に触れる機会が少ない、当時は情報源も雑誌やCD、VHSビデオ(!?)という時代でしたが、音楽というとてもキラキラしたものに魅了され、勉強そっちのけでギターと音楽を楽しむ毎日でした。
大学進学から京都に移住し、大学では軽音楽部を卒業(笑)。
それまでは邦楽ロックや洋楽ハードロックを中心に聴いていましたが、先輩や同期から世の中にはもっとたくさんの音楽があることを知らされ、今では「いいな」と思えるものはジャンル隔てなく聴いております。
大学卒業後にRAGに入社、約6年のオフィスや約10年の音楽スタジオを経て、現在は創業39年の老舗Live Spot RAGにて勤務、主にプロモーション業務を担当しております。
日本トップミュージシャン達が奏でる「本物の音楽」に触れ、お客様に届けることで、あらためて音楽の煌めきを実感する日々です。
今でもギター、バンドはゆるく継続しており近年は今更ながら歌も歌ってみたりしています。
もうすっかりおっさんになってはしまいましたが、あの頃「音楽に描いた夢の向こう側」を、今後もみなさんと追っていければと思っています。