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歌声に魅力がない?淡々と歌ってしまう感情表現を上げる3つのコツ

歌声に魅力がない?淡々と歌ってしまう感情表現を上げる3つのコツ
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歌の感情表現、今回は3つのポイントをまとめてみました。

知っておくだけでも即戦力となると思いますので、ぜひ読んでおきましょう。

歌の感情表現が苦手

歌声に魅力がない?淡々と歌ってしまう感情表現を上げる3つのコツ

http://o-dan.net/ja/

歌の感情表現を上げるには、歌詞を理解し、表情と音の強弱をしっかりつける必要があります。

「音痴でもないし、声も小さくもないけれど、人に聴かせても自分で聴いても、なんだか感情移入ができない歌声になってしまう」

そういう人は、淡々とした歌い方になっており、歌の感情表現がうまくできない状態になっている可能性があります。

歌自体が下手なのではないけれど「あなたの歌をまた聴きたい!」とは思われない歌い方になっていることがあります。

歌声の感情表現を上げるためには、次の3つのコツがあります。

  1. 歌詞をしっかり理解する
  2. 表情を作る
  3. 強弱をつける

ではひとつひとつ見ていきましょう。

1.  歌詞をしっかり理解する

歌声に魅力がない?淡々と歌ってしまう感情表現を上げる3つのコツ

歌の感情表現を上げるコツとして、曲の全体の流れを先に知るために歌詞を理解してから歌う、というのがあります。

歌の感情表現が苦手な人は、歌を歌うのが好きなのに、歌詞を全然覚えていなかったりして、カラオケなどで友達に、

「この曲の歌詞は結局どんな内容なの?」

と聞かれて、

「え?

私もわからない!!」

と、歌詞の内容を答えられない人も多いでしょう。

カラオケでは歌っているときに画面に歌詞が表示されるため、歌詞を覚える必要がないので、歌詞の内容まで理解している人は、歌の初心者には少ないものです。

歌をうまく歌うためには、歌詞を暗記するのはもちろん必要ですが、歌詞の内容を自分なりに理解しておく必要もあります。

なぜなら、歌の感情表現が乏しい人は、歌詞を理解していないせいで、どの部分をどのように表現して良いのかが分かっていないことがあるからです。

歌の歌詞の内容は、ほとんどが意味のあるストーリーになっていて、人目線で起承転結を用いて、ストーリーが展開していることが多いのです。

人物が歌詞の中に出てこないものもありますが、その状態の中での変化が書かれているので、やはり流れは存在します。

そのストーリーの流れを知るために、歌詞を理解する必要があるのです。

メロディーを覚えれば、音程などは安定してきますが、歌の感情表現がうまくできない人は、まずは歌詞をしっかり覚えて、内容を理解して歌うようにすると良いでしょう。

歌のテクニックが高くても、感情表現がほとんどないせいで、歌声に興味を持ってもらえない人は多いものです。

感情表現の仕方は、人によって好みが大きくわかれるものですね。

感情表現を強めることで、

「あなたの歌い方は、なんだか苦手」

と言われることも出てくるかもしれません。

しかし逆に

「あなたの歌い方って、すごく好き!」

と言われることも増えてくるでしょう。

淡々とした歌い方は、誰が聴いても聴くだけなら普通に聴けるものですが、だんだんとつまらなくなってくるものです。

歌の楽しいところは、表現力だと思います。

さまざまな表現があるから好みもわかれるけれども、大好きな歌も出てくるのです。

プロを目指すならば、多くの人を引きつけるための感情表現をマスターする必要があるかもしれませんが、歌を歌うのが好きで、趣味で歌っている感じであれば、自分が好きだと思える感情表現をしているアーティストの感情表現を、真似て歌ってみると良いでしょう。

そのためにも、まずは歌詞を暗記して、内容も人に説明できるくらいに理解してみてください。

2. 表情を作る

歌声に魅力がない?淡々と歌ってしまう感情表現を上げる3つのコツ

歌の感情表現を上げるコツとして、表情を作って歌うことで表情から出る声の表現を歌声にプラスする、というのがあります。

歌の感情表現を高めるには、何よりも表情が必要になってきます。

笑いながら怒った声を出すとか、泣きながら笑うなんて難しすぎることですが、笑顔で楽しそうな声を出すのは簡単ですね。

真顔でも、どんな表現も歌声で出せるほどのレベルの人は別ですが、そうではない人は、まずは表情から出る声の変化などをたくさん体験して、感情表現のある声がどんなものなのかを知る必要があります。

歌を歌うのが好きな人は、普段から感情が豊かな人が多いものです。

普段の生活で、自分が怒ったときや悲しんだとき、うれしくて笑ったときや泣いたときなど、日常生活で起きた様々な感情を思い出しながら、歌を歌うときにもその表情や声の出し方を取り入れていくと良いでしょう。

声というのは不思議なもので、顔の表情ひとつで、出てくる声が変わってくるものです。

歌のものまね名人などは、歌うときに表情までそっくりまねをしていますが、そのほうが声も似てくるからだ、と言っていた名人もいました。

そのくらい、表情と声はとても関係しています。

自分の歌声の感情表現が乏しいと思っている人は、歌うときに表情を作るようにしてみると良いでしょう。

表情の作り方がよくわからないうちは、プロのアーティストのライブ映像などを見たり、自分が歌うときに、鏡を見ながら歌ってみたりして、どのような表情をすると、どのような声が出るかを、常にチェックしながら練習すると良いでしょう。

頭の中で理解したつもりでも、実際に録音して聞くと全然違うこともありますので、録音しながら、今どんな音になっているのかを確認することは忘れないようにしましょう。

音を正確に把握できていない段階では、録音して確認するのは必ず必要になりますので、面倒でも録音して、表情ごとに出る音を、ひとつひとつをしっかりチェックしてみてください。

最初は自分の表情を見るのがとても恥ずかしいかもしれませんが、歌は恥ずかしがっていてはうまくなりません。

「表情を作りながら歌う姿を人に見せるのが、恥ずかしすぎて歌いにくい」

という間は、家で鏡を見ながら練習したり、ヒトカラに行って、そのときに、自分の表情が見える位置に鏡を置いて、表情を鏡で見ながら練習をすると良いでしょう。

慣れてしまうまでは緊張のせいで、表情がぎこちなくなったりするかもしれませんが、慣れてしまえば、表情を作った方が楽しくなってきます。

歌の感情表現力のアップのために、表情チェックをぜひ行ってみてください。

3. 強弱をつける

歌声に魅力がない?淡々と歌ってしまう感情表現を上げる3つのコツ

歌の感情表現を上げるコツとして、歌声に強弱をつけることで抑揚をプラスして歌声の表現力を上げる、というのがあります。

歌声に感情表現が乏しい人は、淡々と歌っている人が多いですね。

安定していると言えば聞こえはいいかもしれませんが、面白味に欠けるとも言えてしまいます。

淡々と歌ってしまう人は、歌声に強弱をつけると良いのですが、強弱のつけかた自体がわからなかったり、強弱をつけ慣れていないので、強弱をつけようとすると強調しすぎたりして、失敗ばかりして恥ずかしくなり、結局、淡々と歌う歌い方から卒業できない人がいます。

羞恥心が強いうちは、歌がうまくなりませんし、何かをするときに最初から成功するのが当たり前だ、という考え方も成長を妨げてしまいます。

なかなか次へ行けない人の多くは、

「簡単なことだから、一度やれば成功するはずなのに、一度で成功しないのは自分の能力が低いからだ」

「失敗は絶対にしたくない」

などと考えている人が、圧倒的に多いのです。

一度やれば成功するという考え方の人は、失敗を強く恐れる傾向があります。

しかし失敗を恐れる人には、成功は訪れにくくなります。

なぜなら、最初から成功すると思っていると、成功するために念には念をと、慎重になりすぎて、取り掛かるまでに時間がかかりすぎてしまい、その間にやる気が落ちてきて、結局、行動ができなくなることがほとんどだからです。

「やってみないとわからないし、失敗も成功するために必要なことだ」

と思えるようになれば、その人は成長します。

最初から失敗すると考えると、ネガティブになって、うまく行かないという人もいるかと思います。

そういう人は、失敗をネガティブなものだと捉えているから、うまく行かなくなるのだと思います。

失敗は成功にたどり着くまでの流れのひとつにすぎません。

たとえば、中にひとつだけ当たりがあるけれど、他は全部はずれというくじがあったとします。

当たるまで引き続けられるとすれば、はずれを引いてもはずれを引く度に、ネガティブな気持ちにはならないかと思います。

はずれが1つ出れば、次は当たるかもしれないという、当たりに近づいていく楽しさを感じるのではないかと思います。

ネガティブな考え方になる人は、何度でも引けるくじなのに、その当たりを、1回で引こうとしている考え方の人です。

1回でうまく行くことが難しいのは、くじなどのたとえで考えれば、すぐに分かるのではないかと思います。

うまく行くまでやると思えば、当たりが出るまで引き続けられるくじと同じことなのです。

羞恥心が強すぎてなかなか前に進めないという方は、

歌を歌うのが恥ずかしい!

羞恥心と劣等感を捨てる方法

の記事も読んでみてください。

話が少々反れましたが、歌の強弱のつけかたは、歌詞を覚えて内容を理解して、感情表現を表情で掴み、その流れを覚えた後で、声の大きさや息の出し方などで調節していく形になります。

声の大きさの変化を加えることができない人は、言葉をひとつひとつ区切って、ハッキリ発声する練習をすると良いでしょう。

自分のかつぜつが悪いと思う人は、

かつぜつが悪くて歌声に力が無い!

そんなあなたの歌の発音を良くする3つのポイント

も参考にしてみてください。

歌の感情表現に悩んでいる人は多いですが、淡々と歌える人は、安定して歌えているのですから、あとはそこに音の変化を加えていくだけになります。

自分で自分の声の感情表現ができているのか分からない人は、友達などに歌声を聴いてもらって、漠然とでも良いので意見を聞いてみるのも良いでしょう。

自分で分からないことは、人に聞くのもとても大切なことです。

ましてや、感情の表現を判断するのは、歌っている自分ではなく、聴いている人たちです。

人の意見にいちいち振り回されていてばかりでは困りますが、常に人の意見を参考にはする姿勢は持ち続けたいところですね。

感情の表現方法を知るために映画などを見るのもオススメです。

成功するまでやるつもりで、コツコツ練習を続けてみてください。

まとめ

歌の感情表現を上げるには、曲の全体の流れを先に知るために歌詞を理解してから歌い、表情を作って歌うことで、表情から出る声の表現を歌声にプラスして、歌声に強弱をつけることで抑揚をプラスして歌声の表現力を上げる、と良いでしょう。

最初はやりすぎてしまうこともあるかもしれませんが、いろいろと行っているうちにバランスはとれてきますので、焦らず練習を行っていきましょう。