すごいぞWicked Chops!ちまたで話題の超ドラム練習パッド!
ドラマーの皆さん!
普段、家では練習パッドで練習するという人も多いかと思います。
各社、さまざまな練習パッドが発売されていますが、Ahead社から出たWicked chops(ウィキッドチョップス)はご存じですか?
これ、すごいんです!
今回はこの「ウィキッドチョップス」の魅力を紹介します。
Aheadから発売されたWicked Chops
なにがすごいのかというと……とにかく小さいんです(笑)。
でもすごく画期的です。
ウィキッドチョップスは2018年にAhead社から発売されました。
Ahead社はアルミ合金でできたドラムスティックを販売していることで有名です。
Aheadのスティックを使っている主なドラマーとしては、メタリカのラーズ・ウルリッヒ、モトリークルーのトミー・リー、ボンジョビのティコ・トーレス。
日本だとラウドネスなどで活躍された偉大なロックドラマー、故・樋口宗孝さん、などというなんとも男らしい顔ぶれ。
そんな男らしいスティックメーカーから繊細さが求められるパッドが発売されました。
ドラムのいい音を出すにはこの大きさを狙う!
NAMM SHOWというアメリカで毎年開催されている楽器ショーで知り、すぐ大阪の某ドラム専門店に輸入して欲しいと言ったところ、2週間くらいで手元に。
それがこちら。
思わず10個買ってしまいました(笑)。
小さいですね……。
大きさは約4センチ!!
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通常のスネアの大きさが約35センチなので、約1/9の直径しかありません。
これはきつい!!
ただ、実はスネアにかかわらず、ドラムの良い音が鳴るポイントは、打面の中心のこれくらいの大きさの部分のみなんです。
ペットボトルのフタくらいの大きさ、500円玉くらいの大きさ、くらいの感覚ですかね。
ただ、これまで各社から出ている練習パッドの中で、小さいものでも6インチ(約15センチ)が主流でした。
今回発売されたこのウィキッドチョップスは格段に小さい約4センチ!!
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パチパチパチ!
なので、正確なコントロールが必要とされ、自然と良い音が出せるポイントを狙える練習ができるパッドなんです!!
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パチパチパチ!
少し通販番組みたいになってきましたね(笑)。
実際に叩いてみたインプレッション
叩くとこんな感じです。
いやー、難しいです……。
パッドとしての感触はラバー系の素材ということもあり、リバウンドをほど良く感じます。
PearlのTP-6NやVic Firthのグレーのソフトラバーのパッドと似たような感じですかね。
練習パッドとしては申し分ない感触です。
セッティングは簡単で、パッド裏側には8mm径のネジ穴があり、ほとんどのシンバルスタンドや練習パッド用のスタンドに装着可能です。
たまに合わないやつもあるので、楽器店などで確認して購入してくださいね!
メーカーの動画ではAheadの金属スティックでフルストロークしまくっている動画が紹介されてます。
終わりに
いかがでしょうか?
なかなか難しいと思いますが、上達の手助けになると思います。
ロックドラマーはもちろん、ジャズやクラシックを演奏されるドラマーにもおすすめです。
皆さん、イライラしない程度に楽しんで練習しましょう!
ライタープロフィール
ドラマー
寺川 史門
大阪梅田、ドラム専門レッスンのSHIMON DRUM SCHOOL(シモンドラムスクール)代表。
「本物のレッスンをあなたに」をコンセプトに“4スタンス理論”というオリンピック、NPBなど多数のプロ、アマチュアアスリートに支持されている身体理論を初めて本格的にドラムの世界に取り入れたレッスン。
自然な体の使い方を初心者、プロ、さまざまな楽器のミュージシャンまで全ての人へのレッスンをおこなう。
演奏スキルに加えて姿勢の改善、日常生活の向上、トレーニング&コンディショニングまで幅広く対応。
現在はドラムに限らずスポーツトレーナーとしても活躍。
レッシュ理論マスター級トレーナー。
ウェブサイト:https://drumshimon.jimdo.com