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吹奏楽のパーカッションで演奏される楽器まとめ

吹奏楽のパーカッションパートってさまざまな楽器を演奏していますよね!

ある曲ではスネアドラムを叩いたり、ある曲ではティンパニを叩いたり……。

またタンバリンやトライアングルなどの小さい打楽器を演奏することもしばしば。

この記事では、パーカッションパートが演奏している数多くの楽器を一挙に紹介していきますね!

よく目立つ花形楽器からあまりなじみのない楽器まで集めましたので、それぞれの音色や魅力を感じてくださいね。

吹奏楽のパーカッションで演奏される楽器まとめ

マリンバ

吹奏楽チャルダッシュ(マリンバソロ) ヴィットリオ・モンティ作曲 陸上自衛隊第1音楽隊 JGSDF 1st Band Csardas by Monti
マリンバ

パーカッションのメロディーを担当する楽器、マリンバ。

日本でもなじみ深い楽器ですが、たたいたことのある方は意外に少ないと思います。

というのも、このマリンバは木琴と間違えられることの多い楽器なんですよね。

実際は木琴よりもサイズが非常に大きく、音色も木琴よりも柔らかい傾向にあります。

そのため迫力を出すには強くたたかなければいけない、非常に高い演奏技術が楽器でもあります。

マレットを左右に2本ずつ持つ演奏は特に難しいのですが、弾きこなせれば、ソロでも十分な迫力を演出できるでしょう。

タンバリン

2014吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ・タンバリン(打楽器ワンポイント・レッスン)
タンバリン

一般の人にもなじみ深い楽器、タンバリン。

誰しもカラオケなどで一度は演奏したことがあるのではないでしょうか?

その身近さから、簡単な楽器のように思えますが、実は奥が非常に深い楽器で、熟練した人の演奏は私たちが知っているタンバリンとはまったく違う音色を奏でられます。

吹奏楽では他の楽器の影に隠れがちなタンバリンですが、スネアドラムやバスドラムなどと同様に、基礎的なリズムを支える重要な楽器です。

タンバリンの演奏に幅を持たせたい方は、ガチタンバリン奏者で有名な、大石竜輔さんの演奏を参考にしてみてください。

バスドラム

【バスドラム】マーチ「ブルー・スプリング」/鈴木雅史【2022年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅱ】
バスドラム

スネアドラムと同様にパーカッションの基礎を支えている楽器、バスドラム。

登場頻度が非常に多いパーカッションの1つで、楽曲の基礎的な部分を支える重要な楽器です。

スネアドラムのような高いテクニックがない楽器のように思えますが、実はドラム・スティックを持たない方の手が非常に重要な役割を持つ楽器なんですよね。

バスドラムは見ての通り、たたく大きな重低音が響きます。

そのため、普通にたたいていると抑揚が演出しづらいのですが、吹奏楽ではフリーの方の手をうまく当ててあげることで、この抑揚の演出をカバーしています。

非常に奥の深い楽器ですよね。

グロッケン

吹コン2019課題曲① グロッケンマレット比較 – 「あんたがたどこさ」の主題による幻想曲
グロッケン

「キーン」とした音色が印象的な楽器、グロッケン。

いわゆる、鉄琴として学校でもおなじみの楽器ですね。

似たような楽器でビブラフォンというものがありますが、グロッケンはビブラフォンに比べると高く、より固い音色です。

そのため幻想的な雰囲気がただよう楽曲との相性が良く、ソロでも十分に魅力を表現できます。

難易度はビブラフォンやマリンバと同じく、パーカッションのなかでも特に高い方です。

ただ弾きこなせるようになる快感は他のパーカッションよりも味わえるので、興味のある方は今回の記事をきっかけにぜひ挑戦してみてください。

ティンバレス

ティンバレスの基礎知識 ゼロから始めるパーカッション ティンバレス編#0
ティンバレス

ティンパニを原型とした楽器、ティンバレス。

ラテン・ミュージックで使用されることが多い楽器で、ドラムの間にはカウベルというベルが設置されています。

そんなティンバレスの魅力はなんといっても、表現の幅にあるでしょう。

ドラムだけではなくカウベルもついているため、ドラムセットには劣りますが、幅広い表現力を持っています。

陽気な雰囲気をイメージする方は多いと思いますが、実はボレロといったしっとりしたジャンルでも使用されている楽器でもあります。

シンバル

2014吹奏楽コンクール課題曲Ⅱ・シンバル(打楽器ワンポイント・レッスン)
シンバル

吹奏楽でメリハリをつける重要な役割を持つ楽器、シンバル。

誰しも「自分ならできそう……」と思ったことがあるのではないでしょうか?

一見、シンプルに思えるシンバルですが、実は決して難易度の低い楽器とは言えない部分があります。

その最大の要因が、登場頻度の少なさです。

シンバルは吹奏楽のパーカッションでも特に登場頻度が少なく、何よりも目立つパートでたたくことが求められます。

要するにごまかしが効かない楽器というわけです。

きれいに鳴らすことは比較的、簡単ではあるものの、そこにかかる重圧は非常に大きいでしょう。

ある種、メンタルとの勝負が鍵となる楽器です。