【2025】姉妹を歌った洋楽の名曲まとめ
家族関係の中でも特別な絆を結ぶ「姉妹」。
その関係性ゆえの喜びや葛藤、時には複雑な感情が音楽を通じて歌い継がれてきました。
誰もが一度は耳にしたことのある名曲から、隠れた名曲まで、姉妹を題材にした洋楽には心を揺さぶる作品が数多く存在します。
「家族愛」「確執」「成長」など、さまざまな視点から綴られた楽曲の数々は、姉妹がいる人はもちろん、姉妹以外の方の心にも深く響くはずです。
今回は、姉妹の関係性をテーマに歌われた、心に残る洋楽の数々をご紹介していきます。
【2025】姉妹を歌った洋楽の名曲まとめ(1〜10)
Best FriendLaufey

姉妹って、時に友だちより近く、恋人より照れくさい存在ですよね?
アイスランド出身のジャズ・ポップの才人、ラウフェイさんは、双子の姉妹と歩んだ日々を小さな会話や笑いの手触りで描きます。
本作は、家族であり親友でもある相手への尽きない敬愛を、ヴィンテージ感の穏やかなポップスで包み込む一曲。
年を重ねても変わらない誓いがにじみ、聴き手の記憶にも姉妹の情景がふっと灯ります。
2021年3月にシングルとして公開され、同年4月のEP『Typical of Me』に収録。
静かな夜の読書や、久しぶりに家族へ連絡したいときに。
確執の後、歩み寄りたい心にもそっと寄り添います。
BrooklynMaisie Peters

イングランド出身のシンガーソングライター、メイジー・ピーターズさんは、日常の心のひだを丁寧に描く書き手です。
双子の姉へ向けた手紙のように語るこの楽曲は、ニューヨーク旅の記憶を糸口に、守りたい気持ちや離れてもつながる確信を、きらめくポップサウンドに編み上げます。
2021年8月にダブルA面の片翼として世に出て、同月のアルバム『You Signed Up for This』に収録。
本作は、離れて暮らす家族を思う夜や、思い出の街を歩く休日にしっくり。
姉妹の秘密を抱きしめるような余韻が、胸の奥をやさしく温めます。
My GAitch, Ed Sheeran

現代英国で最も注目される若手筆頭ラッパーの一人、1999年生まれでマンチェスター出身のエイチさん。
シリアスなトピックから軽妙な語り口まで難なくこなす高いスキルを持つアーティストですが、2022年にあのエド・シーランさんを迎えてリリースされた『My G』は非常にパーソナルな内容となっています。
「G」とはエイチさんの妹さんのことで、彼女がダウン症を患っていることから生じる世間の無理解などに対して、大きな愛情を持って包み込む兄としての心温まる心情を描いた素敵な名曲なのですね。
妹さんがエド・シーランさんの大ファン、というエピソードや優しい気持ちになれるMVも含めて、日ごろはヒップホップを聴かないという方もぜひチェックしてみてくださいね。
You Are My SisterAntony&the Johnsons
姉妹という関係のやさしさと痛みを、祈るようなピアノと室内楽が静かに照らします。
この楽曲は、守りたい願いと赦しの心を、アンドロジナスな声とボーイ・ジョージさんの響きで重ね、血縁を超える連帯へと導く1曲です。
アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズの作品で、2005年10月にEPとして発売。
アルバム『I Am a Bird Now』所収。
2005年にマーキュリー・プライズ受賞作です。
UKでは2005年12月に39位。
映像はチャールズ・アトラス監督、2014年12月にタイムズスクエアのMidnight Momentで上映。
家族に思いを伝えたい夜、静かな部屋で本作に身を委ねてみてはいかがですか。
SisterMickey Guyton

支え合う姉妹の強さを、軽やかなカントリー・ポップで描く一曲。
本作は、差し伸べる決意や真夜中でも駆けつける覚悟をまっすぐ歌い、合唱的コーラスが連帯の輪を広げます。
米国のシンガー、ミッキー・ガイトンさんはカントリーにR&Bの色彩を溶かす表現で評価を集めてきました。
2019年6月に発売されたプロモーショナル・シングルで、3分7秒・約120BPM、Forest Glen Whiteheadが制作。
『Bridges』(2020年)やアルバム『Remember Her Name』へ続く転換点です。
家族や友人とのすれ違いに揺れるとき、背中を預け合える関係を思い出したい朝やドライヴ、チームのキックオフにもぴったりですよ!
We Are FamilySISTER SLEDGE

血のつながりの温度を、そのままダンスフロアへ運ぶ1曲です。
フィラデルフィア出身の姉妹グループ、シスター・スレッジが、誇りと信頼、やんちゃさまで包み込みます。
本作は語り手が姉妹と仲間への連帯を確信し、重厚なベースと切れ味あるギターが昂揚を押し上げます。
1979年4月にシングルとして発売。
ナイル・ロジャースさんとバーナード・エドワーズさんの手腕で、R&B1位、ポップ2位。
アルバム『We Are Family』収録で、「He’s the Greatest Dancer」「Lost in Music」もヒット。
1979年にはピッツバーグ・パイレーツのアンセムに起用。
家族の記念日や結婚式の余興、チームのキックオフで、輪になって声を合わせたい人に試してみてくださいね。
Call Your SisterTaylor Edwards

年の離れた妹へ向けた手紙のようなメッセージが、胸の奥をじんわり温める一曲です。
テイラー・エドワーズさんは、カントリーとポップを横断する作家性で、思春期の揺れに寄り添い、離れていてもつながっていようという想いを、この楽曲でまっすぐに描きます。
2021年9月に公開され、アルバム『Born in July (The Album)』のデラックス版に収録。
プロジェクトは2022年9月のフルアルバム『Born in July (The Album)』へ発展し、『Mean to Me』と並ぶ代表曲に。
2021年9月にはTikTokで拡散し、米ラジオ番組にも波及。
離れて暮らすきょうだいへ、帰省前の車中や夜の散歩でそっと聴いてみては?