【2025】弟を歌った洋楽の名曲。おすすめの人気曲まとめ
「兄弟なんだから仲良くしなさい」という言葉を子どもの頃に何度も聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
家族に焦点を当てた曲は多くありますが、「弟」との関係性も洋楽の歌詞の中ではよく歌われるテーマとなっています。
時に傷つけ合い、また許し合う……そんな兄弟の関係性を描いたさまざまな洋楽たちを紹介していきますね。
パワフルなロック、優しいポップス、情感豊かなバラードなど、きっとあなたの心に響く1曲が見つかるはずです。
【2025】弟を歌った洋楽の名曲。おすすめの人気曲まとめ(1〜10)
SpaceboyThe Smashing Pumpkins

1990年代のオルタナティヴ・ロックシーンを代表するバンド、スマッシング・パンプキンズ。
彼らが1993年7月に発表した名盤『Siamese Dream』には、弟への深い想いを綴った珠玉のバラードが収められています。
実はこの楽曲、ボーカルのビリー・コーガンさんが先天性の病気を患っている弟へ向けて書いたもので、どこか遠い世界にいるような弟を「宇宙」というモチーフで描き、その孤独に寄り添う兄の切ない愛情について歌っているのです。
メロトロンやストリングスが織りなす幻想的で壮大なサウンドが、その複雑な心象風景を感動的に彩りますね。
兄弟との関係に思いを馳せたいとき、切なくも温かい気持ちに浸ってみてはいかがですか?
Hey BrotherAvicii

2018年に28歳という若さでこの世を去ったアヴィーチーさん。
スウェーデン出身の音楽プロデューサーとして世界的人気を集めた彼に、今回の記事のテーマである「弟」との絆を歌った名曲があるのをご存じでしょうか。
この楽曲は2013年10月にリリースされたデビューアルバム『True』からのシングル曲ですね。
EDMとブルーグラスを巧みに融合させたアヴィーチーさんらしいアプローチが光る、温かくも力強いメロディが心地良い名曲です。
ヴォーカルを務めるダン・タイミンスキーさんの歌声もいいですよね。
たとえ遠く離れていても、どんな困難が訪れても、空を見上げればいつもそばにいるという、兄弟の深い絆が歌われています。
本作は米国で2014年3月に100万枚以上の売上を記録しており、兄弟のいる方には特に心に響く歌詞となっていますよ。
Little BrotherElla Vos

繊細でドリーミーなサウンドを武器として、インディー・ポップ好きから注目を集めるエラ・ヴォスさん。
クラシック・ピアノの素養を持つ彼女の楽曲は、非常に美しくエモーショナルな表現で知られていますね。
本作は2016年11月に公開され、後にデビューアルバム『Words I Never Said』にも収録された一曲で、実は彼女の弟さんが深刻な事故に遭った際に書かれたものなのです。
もう二度と話せないかもしれないという不安のなかで、弟への深い愛情が伝わっているだろうかと願う切実な心情について歌われています。
大切な兄弟への普段は言えない想いを、この曲を聴いて伝えてみてはいかがでしょうか?
My Brother’s a BaseheadDe La Soul

ア・トライブ・コールド・クエストなどと共に「ネイティブ・タンズ」の一角を成し、ヒップホップに革新をもたらしたデ・ラ・ソウル。
彼らの作品には家族をテーマにしたものも多いですが、今回は弟の視点から歌われる名曲を紹介します。
この楽曲は、メンバーのポズドゥノスさんが薬物依存に苦しむ実の兄へ向けた、あまりにも切実な物語なのですね。
家族を蝕む問題へのもどかしさや悲しみが、彼の言葉から痛いほど伝わってきます。
そんな重いテーマとは裏腹に、本作のサウンドは軽快でどこか飄々としたグルーヴ感が特徴。
この対比が、やりきれない現実をより鮮明に描き出しているのかもしれません。
1991年発表の名盤『De La Soul Is Dead』に収められた本作は、複雑な兄弟関係に悩んだり、家族のあり方を考えたりする時に、きっと心に寄り添ってくれるはずです。
The Fall of Jake Paul (FEAT. Why Don’t We)Logan Paul

YouTuberやプロレスラーとしてもマルチに活躍するインフルエンサー、ローガン・ポールさん。
彼が人気ボーイバンド、Why Don’t Weとタッグを組んだ作品は、実の弟に向けて制作された一曲です。
本作は、弟からの挑発に応える形で生まれたディストラックで、アップテンポなビートに乗せて兄弟間のライバル意識がストレートに表現されています。
攻撃的な言葉の応酬は、一見すると激しい喧嘩ですが、これも兄弟ならではの特別なコミュニケーションなのかもしれません。
2017年6月にミュージックビデオが公開されたことも大きな話題となりました。
兄弟という複雑な関係性に思いを馳せたい時に聴いてみてはいかがでしょうか。
Gang RelatedLogic

困難な家庭環境で育ち、自身の哲学的なラップで知られるロジックさん。
2014年10月にリリースされたデビューアルバム『Under Pressure』に収録されている一曲は、弟である彼自身の視点と、犯罪に手を染めていく兄の視点が交錯するリリックが実に重い楽曲です。
ギャングスタラップに分類されながらも、暴力を決して美化せず、異なる道を選んだ自身の選択を描いているんですよね。
兄の実体験も反映されたという、同じ環境で育ちながらも分かれてしまった兄弟の物語は深く胸に刺さります。
物語性の強いヒップホップが好きな方は、ぜひ歌詞の内容にも注目してチェックしてみてください。
Rachael’s Little BrotherStormzy

現代イギリスの音楽シーンを牽引し、社会活動家としても知られるラッパーのストームジーさん。
彼が自身のルーツを深く掘り下げた作品が、姉の名をタイトルに冠した一曲です。
本作は、大きな成功を収めた今でも自分は「レイチェルの弟」であるという変わらないアイデンティティと、家族への深い愛情を歌った内容なのですね。
ストームジーさんの内省的なリリックが、ソウルフルで温かみのあるトラックと見事に融合し、彼のルーツへの真摯な思いを伝えてくれます。
この楽曲は、2019年12月に発売され、UKアルバムチャートで1位に輝いた名盤『Heavy Is the Head』に収録されています。
兄弟や姉妹がいる方は、自身の家族との関係を思いながら聴いてみると、より一層心に響くものがあるかもしれません。
ヒップホップの枠を超えた家族愛の歌として、ぜひ聴いてみてくださいね。





