【2025】姉にまつわる洋楽の名曲まとめ
家族との深い絆を歌った楽曲は数々ありますが、特に「姉」という存在にスポットを当てた洋楽は意外と少ないように感じますが、実はさまざまなタイプの名曲が存在します。
実在する姉への思いを綴った曲から、架空の姉を描いた楽曲まで、その表現方法は実に多彩。
また、姉の視点から妹や弟への想いを歌ったナンバーなど、さまざまな角度から姉妹・兄妹の関係性を描き出した楽曲をセレクトしました。
時代やジャンルを超えて、姉にまつわる洋楽の数々をご紹介します。
【2025】姉にまつわる洋楽の名曲まとめ(1〜10)
Older SisterCarly Simon

1970年代のシンガーソングライター・シーンを代表する一人、カーリー・サイモンさん。
フォークデュオでの活動後ソロへ転向し、その告白的なスタイルで一躍人気を集めました。
そんな彼女が姉への複雑な想いを歌ったのが、1974年1月にリリースされた4枚目のアルバム『Hotcakes』に収録されている楽曲です。
妹の視点から描かれる歌詞は、いつも自分の前を歩く自由な姉への憧れと、ちょっぴり羨望が入り混じる繊細な心模様を映し出しています。
この楽曲が収められた名盤は、彼女自身の妊娠中の幸福感を反映したことでも知られ、本作もアコースティックな温かいサウンドで家族の絆を歌ったナンバーです。
姉妹がいる方はもちろん、家族の温もりに触れたいときにぜひ聴いてみてください。
Come DancingThe Kinks

英国の日常を鮮やかに切り取る名手、ザ・キンクス。
本作は、中心人物のレイ・デイヴィスさんが若くしてこの世を去った姉に捧げた、ほろ苦くも心温まる追悼ソングです。
弟の視点から、週末になるとお洒落をしてダンスホールへ向かう姉の姿が愛情たっぷりに歌われます。
陽気で華やかなビッグバンド風のサウンドとは裏腹に、歌詞には楽しかった日々の記憶と、姉を失った悲しみ、そして変わりゆく街への郷愁が込められているのですよ。
1982年に英国で出た際はヒットしませんでしたが、翌年アメリカでビデオが人気を博し全米6位を記録。
その成功が本国へ伝わり再評価されました。
アルバム「State of Confusion」収録で、後年レイさん自身による同名のミュージカルも上演されています。
家族との大切な思い出に浸りたい夜に、ぜひ聴いてみてください。
SisterAimee Carty

大学生活の心情を綴った自作曲がSNSで注目を集めた、アイルランド出身のエイミー・カーティさん。
フォークとポップを融合させた、物語を紡ぐような音楽スタイルで知られるシンガーソングライターです。
そんな彼女が、実の妹さんへの深い愛情を歌い上げたのが本作です。
姉の視点から、かけがえのない妹を優しく見守る気持ちが、美しいピアノの旋律と温かな歌声に乗せて届けられます。
姉から妹へ送る手紙とも言えるその歌詞は、聴く人の心をそっと包み込む素晴らしい出来栄えです。
2024年12月に公開されたこの作品は、彼女の持ち味である共感を呼ぶストーリーテリングが光っています。
大切な姉妹がいる方はもちろん、家族との絆をあらためて感じたい時に聴いてほしい名曲です。
Big Sister SongKid’s Camp

歌とダンスを通して楽しく学べる音楽とアニメで人気のキッズブランド、キッドズ・キャンプ。
YouTubeチャンネルを主軸に、頼れるお姉さんEllyと好奇心旺盛な妹Evaが登場する物語で子どもたちの心をつかんでいます。
そんな彼らのオリジナル曲の一つは、妹の視点からお姉ちゃんへの素直な気持ちを描いた作品です。
ときにはちょっぴり意地悪に感じるけれど、誰よりも頼りになる大好きな存在という、子どもらしい愛情が明るいメロディーに乗せて歌われます。
この楽曲は2021年に公開された作品で、アルバム『Wheels on the Bus and More Fun Kids Songs, Vol. 1』にも収められています。
きょうだいがいるご家庭で聴けば、微笑ましい気持ちになれるはずですよ。
big sisSALES

気だるいギターの音色と乾いたリズムが心地よい、米フロリダ州のデュオ、SALES。
ローファイで親密なサウンドが魅力のインディ・ポップ・ユニットです。
本作は、ささやくような歌声が印象的なベッドルームポップで、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
歌詞では、年上の姉に憧れる少し背伸びしたい気持ちや、なかなか追いつけないもどかしさが描かれており、その純粋な感情がとても愛おしいですね。
この楽曲は2015年8月に公開された作品で、翌年リリースのデビューアルバム『Sales LP』にも収められました。
夏の午後にのんびりしたい時や、少しセンチメンタルな気分に浸りたい時に聴いてみてください。
My Big SisterBare Naked Ladies

ユーモアあふれる歌詞とポップなサウンドで人気のカナダのバンド、バレナキッド・レディース。
彼らが手掛けた、弟か妹の視点から描かれる姉へのまっすぐな憧れを歌ったナンバーです。
自分より少しだけ大人で、なんでも知っているお姉ちゃんの後ろをついて回りたくなるような、微笑ましくも心温まる情景が目に浮かびますよね。
本作は2008年5月発表の子ども向けに企画された名盤『Snacktime!』に収められた一曲で、このアルバムは翌2009年のJuno Awardで「Children’s Album of the Year」に輝きました。
約1分という短い演奏時間の中に、子どもらしい無邪気な愛情がぎゅっと凝縮されています。
家族で聴けば、誰もが優しい気持ちになれるのではないでしょうか。
Big Sister ProblemsDream Carter

家族チャンネルでの活動をキッカケに、キッズやファミリー層から人気を集めるアーティスト、ドリーム・カーターさん。
YouTuberとしても活躍しており、ティーンの日常を音楽にするスタイルで知られています。
そんな彼女が歌う、こちらの作品は2019年3月に公開されたもので、「お姉ちゃんだって大変!」という本音をユーモラスに描いたリリックで人気を博しました。
軽快なヒップホップサウンドに乗せて、弟との微笑ましい小競り合いを歌う内容は、兄弟がいる方なら思わず共感してしまうはず。
本作は大ヒットして続編が作られる人気シリーズにまで成長しました。
家族で一緒に聴いて、思い出話に花を咲かせるのも素敵ですね。






