2010年に発表されたボカロ名曲集【懐かしい】
2007年に音声ライブラリ「初音ミク」が発売されたことをきっかけに、ニコニコ動画を中心として爆発的に広がっていったボカロシーン。
当時のブームに乗っかって青春をボカロに捧げた、という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
こんなことを書いている筆者もその1人です。
さて今回は2010年に発表されたボカロの名曲特集!
懐かしかったり改めて良さを知れたりな内容です。
今も活躍しているボカロPたちの作品も、もちろん登場します!
ぜひ最後までチェックしていってくださいね。
2010年に発表されたボカロ名曲集【懐かしい】(1〜10)
メランコリックJunky

バンドサウンドをピコピコ音で彩った聴き心地のいいロックナンバーです。
アニソンや有名Vtuberのオリジナル曲なども手がけている人気ボカロP、Junkyさんによる楽曲で、2010年4月に発表されました。
好きな人に対して素直になれない主人公の心の内を描き出した歌詞に、胸がぎゅっとなります。
とくに10代の方であれば共感できる内容なんじゃないでしょうか。
小説、漫画にもなっている作品ですので機会があればぜひ読んでみてください。
トリノコシティ40mP

胸に渦巻く孤独感を投影した、リズミカルかつ切ないボカロ曲です。
長年ボカロシーンの第一線で活躍している40mPさんによる楽曲で、2010年7月に発表されました。
軽やかなギターフレーズと曲全体を包み込むストリングスの美しい音色が印象的。
曲調と歯切れのいい歌い方との相性がすごく良いですよね。
しかし歌詞のメッセージ性ににじむのは、生きづらさや心苦しさ。
ちなみにこの曲、2017年に実写映画化されていますので、まだであればぜひご覧になってみてください。
アンチクロロベンゼンオワタP

作品の真意を知ると違った曲に聴こえてくるかもしれません。
ガルナ名義でも知られているオワタPさんによる楽曲です。
どこか異国の音楽のような雰囲気もある曲調、そしてリンレンの張りのある歌声が特徴的。
また、胸中を埋め尽くす悲しみをまくし立てる歌詞に身がつまされます。
この曲と前作にあたる『パラジクロロベンゼン』について、オワタPさん本人がブログにて制作意図を書かれています。
読んだあと、さてあなたはどういう感情を抱くでしょうか。
2010年に発表されたボカロ名曲集【懐かしい】(11〜20)
Nyanyanyanyanyanyanya!daniwell

世界的なブームを巻き起こした作品です!
実験的な作風が支持されているボカロP、daniwellさんの代表作で、2010年7月に発表されました。
登場する歌詞が「にゃ」のみ、そして曲展開は2つほどのフレーズがループしていくだけの、シンプル構造。
なのにずっと聴いていられる、不思議な魅力のある曲なんですよね。
そして2011年、二次創作動画『Nyan cat』がYouTube上で公開され、世界規模でバズりました。
もしかしたら世界で1番有名なボカロ曲なのかもしれません。
おちゃめ機能ゴジマジP
ノリノリなリズムに体が勝手に揺れてしまう、エレクトリックダンスチューンです。
ラマーズPさんがゴジマジP名義で制作した作品で、いわゆる『吹 っ 切 れ た』ブームの大元になった曲です。
ウキウキ気分が伝わってくる、重音テトの歌声がかわいいですよね!
重音テト自体をテーマにしているからこそ、そこがしっかりハマっているんでしょう。
さきほども書いた『吹 っ 切 れ た』シリーズもふくめ二次創作派生動画がたくさんあるので、それを探す楽しみ方もできますよ。
ネトゲ廃人シュプレヒコールさつきがてんこもり

ドラムンベースなトラックに乗せてネットゲーム廃人の生き様を歌う、インターネット時代だからこそ生まれたボカロ曲です。
ボカロP、さつき が てんこもりさんの代表作で、2010年10月に発表。
2022年にはリアレンジバージョンが公開され、話題になりました。
かなりの「やりこんでる」感というかある意味リアルというか、とくにPCゲームを長らく趣味にしている方なら、歌詞に並んだ言葉に共感できる部分があるかもしれませんね。
白い雪のプリンセスはのぼる↑P

世界の名作『白雪姫』を題材にした、壮大かつ疾走感のあるロックナンバーです。
『恋はきっと急上昇☆』『モノクロ∞ブルースカイ』の作者としても知られているボカロP、のぼる↑さんによる楽曲で、2010年2月に発表されました。
ダイナミックな音像とミクの芯ある歌声がぴたりと合致。
かわいさ、かっこよさ、ドラマ性などさまざまな魅力を持っています。
ただ、歌詞の意味合いを考察するとちょっとした怖さも。
多角的に楽しめるボカロ曲だと思います。