2010年に発表されたボカロ名曲集【懐かしい】
2007年に音声ライブラリ「初音ミク」が発売されたことをきっかけに、ニコニコ動画を中心として爆発的に広がっていったボカロシーン。
当時のブームに乗っかって青春をボカロに捧げた、という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
こんなことを書いている筆者もその1人です。
さて今回は2010年に発表されたボカロの名曲特集!
懐かしかったり改めて良さを知れたりな内容です。
今も活躍しているボカロPたちの作品も、もちろん登場します!
ぜひ最後までチェックしていってくださいね。
2010年に発表されたボカロ名曲集【懐かしい】(11〜15)
アンチクロロベンゼンオワタP

作品の真意を知ると違った曲に聴こえてくるかもしれません。
ガルナ名義でも知られているオワタPさんによる楽曲です。
どこか異国の音楽のような雰囲気もある曲調、そしてリンレンの張りのある歌声が特徴的。
また、胸中を埋め尽くす悲しみをまくし立てる歌詞に身がつまされます。
この曲と前作にあたる『パラジクロロベンゼン』について、オワタPさん本人がブログにて制作意図を書かれています。
読んだあと、さてあなたはどういう感情を抱くでしょうか。
おちゃめ機能ゴジマジP
ノリノリなリズムに体が勝手に揺れてしまう、エレクトリックダンスチューンです。
ラマーズPさんがゴジマジP名義で制作した作品で、いわゆる『吹 っ 切 れ た』ブームの大元になった曲です。
ウキウキ気分が伝わってくる、重音テトの歌声がかわいいですよね!
重音テト自体をテーマにしているからこそ、そこがしっかりハマっているんでしょう。
さきほども書いた『吹 っ 切 れ た』シリーズもふくめ二次創作派生動画がたくさんあるので、それを探す楽しみ方もできますよ。
ハロ/ハワユナノウ

自分だけにしかわからない気持ち、本音と向き合うときのこの曲が刺さるはずです。
ほえほえP名義でも知られているボカロP、ナノウさんによる楽曲。
まるで歩く速度に合わせてくれているような、ミドルテンポな作品で、そのサウンドからは温かみが伝わってきます。
歌声の優しさもそう感じる理由の一つでしょう。
社会生活を送る中でなかなか人には言えない、口に出せない本当の思い。
喉につっかえた苦しさを、この曲が取り払ってくれると思います。
ネトゲ廃人シュプレヒコールさつきがてんこもり

ドラムンベースなトラックに乗せてネットゲーム廃人の生き様を歌う、インターネット時代だからこそ生まれたボカロ曲です。
ボカロP、さつき が てんこもりさんの代表作で、2010年10月に発表。
2022年にはリアレンジバージョンが公開され、話題になりました。
かなりの「やりこんでる」感というかある意味リアルというか、とくにPCゲームを長らく趣味にしている方なら、歌詞に並んだ言葉に共感できる部分があるかもしれませんね。
白い雪のプリンセスはのぼる↑P

世界の名作『白雪姫』を題材にした、壮大かつ疾走感のあるロックナンバーです。
『恋はきっと急上昇☆』『モノクロ∞ブルースカイ』の作者としても知られているボカロP、のぼる↑さんによる楽曲で、2010年2月に発表されました。
ダイナミックな音像とミクの芯ある歌声がぴたりと合致。
かわいさ、かっこよさ、ドラマ性などさまざまな魅力を持っています。
ただ、歌詞の意味合いを考察するとちょっとした怖さも。
多角的に楽しめるボカロ曲だと思います。