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【3月】4歳児さんにオススメ!にっこりニヤニヤできる絵本

4歳児さんの3月は不思議な時期。

もうすぐ年長さんになる、しっかりしてくるときでもありますし、ちょっとしたことでゲラゲラ笑う一面も。

子供たちの心の揺れ動きは、見ていて飽きませんよね。

今回はそんな4歳児さんの3月にぴったりな絵本を紹介します。

思わずにっこりするものや、ニヤニヤ笑いが止まらないもの、冒険気分が味わえるものまでそろえてみました。

子供たちはどの絵本が好きになるでしょう。

反応を楽しみに読んであげてくださいね。

【3月】4歳児さんにオススメ!にっこりニヤニヤできる絵本(1〜10)

まゆとりゅう文:富安陽子/絵:降矢なな

冬から春への移り変わりを感じられる絵本『まゆとりゅう』を紹介します。

かわいらしい女の子まゆと、背が高くたくましいお母さんが、竜の背中に乗って空を飛び、雨を降らして雪をとかします。

そうして春を呼ぶというお話ですね。

ダイナミックで迫力のある絵が、子供たちをすぐに絵本の中に引き込んでくれますよ。

季節の移り変わりが絵本の中で体感できます。

また4歳児さんにとっては、竜で空を飛ぶ姿に、冒険心をくすぐられる一冊になりそうです。

キャベツくん長新太

キャベツくんとブタヤマさんのやりとりがおもしろい絵本『キャベツくん』です。

内容は、ただただ、キャベツくんを食べた生き物がどうなるか、という話をしているだけなんです。

例えば、ゴリラがキャベツくんを食べると、胴体がキャベツになり、キャベツから頭と手足が生えている、とてもユニークな見た目になります。

子供たちは、次の生き物が一体どんな見た目になるのか、ワクワクして考えるでしょうね。

そして答え合わせをすれば「なんだこれ!」と大爆笑間違いなし!

ラチとらいおんマーク・ベロニカ

ライオンと、ラチという男の子の絆を描いた物語『ラチとらいおん』。

犬が怖い、暗闇が怖い、といろいろなものが怖いラチ。

友達に笑われて泣いている時に、ライオンと出会います。

ライオンはラチを励まし、強くなるためにいろいろと教えてくれます。

最後は、強くなったラチを見てライオンがいなくなってしまいますが、きっとラチはライオンのことを忘れないでしょうね。

友達と呼べる存在によって励まされ強くなれたこと、また夢をかなえるには勇気と強さが必要なことを、この絵本は教えてくれます。

【3月】4歳児さんにオススメ!にっこりニヤニヤできる絵本(11〜20)

もりのひなまつりこいでやすこ

3月にはひなまつりがありますね。

おひなさまを制作したり、ひなまつり会をひらく保育園や幼稚園もあるでしょう。

そこで、絵本『もりのひなまつり』を紹介したいと思います。

おひなさまといえば、ひな壇におしとやかに座っているイメージですよね。

しかしこの絵本では、箱の中から抜け出してねずみたちの宴に参加し、踊ったり歌ったりするんです。

帰り際には天気が悪くなり、大切な衣装がドロドロになってしまうというハプニングも……!

4歳児さんにオススメしたい、ひなまつりの違った楽しみ方ができる一冊ですよ。

すてきな三にんぐみトミー・アンゲラー

怖そうな三人組と思いつつ、最後にはその心温まるストーリーに感動してしまうので、ぜひ『すてきな三にんぐみ』を読んでみませんか?

三人組は、夜になるとお金持ちの馬車をおそって宝物を盗みます。

そしてある日、とある女の子に出会うのです。

女の子に集めた宝物をどうするのかたずねられ、三人は考えます。

見た目は不気味な三人組ですが、この宝物をとてもステキなことに使うんですよ。

ドキドキ、ワクワクして夢中になれる絵本です。

4歳児さんなら、三人組が持っている武器にも興味津々かな?

だってだってのおばあさん佐野洋子

おばあさんとねこの心温まるストーリーが魅力の『だってだってのおばあさん』。

98歳のおばあさんは、「だって98歳だから」というのが口癖で、魚つりに行こうというねこの誘いを断るのですが、とあるきっかけで気持ちが5歳になり、魚つりを含め、今までできないと言っていたことができるようになるんです。

ねことの会話がまるでお孫さんとの会話のようでかわいらしく、子供たちも「できないと思い込んでいるだけで、実はできるのかも?」と、新しいことにチャレンジしてくれるかもしれませんね。

あな文:谷川俊太郎/絵:和田誠

主人公の男の子が一生懸命穴を掘る絵本『あな』。

みんなは不思議そうにしたり、気になったりして、「何しているの?」「その穴◯◯にしようよ」と声をかけてきますが、男の子は「穴を掘ってる」「これは僕の穴だからダメ」と答え掘り続けます。

大人からすれば理解できないことでも、子供にとっては夢中でやりたいことだったりしますよね。

この絵本は、子供の自由で不思議な好奇心を応援する気持ちが込められた、とてもステキな一冊だと思います。