【オールディーズ】懐かしの50年代洋楽名曲まとめ
皆さんは1950年代の洋楽、と聞いてどのような音楽をイメージされますか。
1950年代から1960年代のヒット曲を「オールディーズ」と呼ぶこともあり、レトロな雰囲気がおしゃれに感じられるのか意外とカフェや古着屋などの店内BGMで使われているケースも多いのですよね。
とはいえ70年前の音楽ということで自分にはきっと縁がない……そんな風に思われている方々のために、こちらの記事では50年代の洋楽の名曲を、ロックやソウルにブルースなど、ジャンルを問わずまとめて紹介しています。
きっと耳にしたことがある曲も登場しますから、ぜひチェックしてみてくださいね!
【オールディーズ】懐かしの50年代洋楽名曲まとめ(11〜20)
I Put a Spell on YouScreaming Jay Hawkins

1956年にリリースされたスクリーミン・ジェイ・ホーキンスさんの『I Put a Spell on You』は、ロックンロールの殿堂に選ばれたことでも知られる、歴史にその名を刻む楽曲です。
本来は洗練されたバラードを目指しながら、レコーディングの際にはまったく違った形になった逸話も、この曲の個性を際立たせています。
アフリカ系アメリカ人コミュニティからの論争を経ても、さまざまなアーティストにカバーされ、それぞれの解釈で新しい命を吹き込まれ続けてきました。
ジャズの要素を取り入れたニーナ・シモンさんのパワフルなカバーも注目されていますが、原曲の持つ生の情熱と躍動感は、今もなお聴く人を魅了し続けているんです!
Whole Lotta Shakin’ Goin’ OnJERRY LEE LEWIS

1957年に発表されたジェリー・リー・ルイスさんの『Whole Lotta Shakin’ Goin’ On』は、まさにロカビリーの金字塔です。
この曲は、ロックンロールの黎明期を象徴する鮮烈な一曲として、当時の若者達に衝撃を与えました。
ジェリー・リー・ルイスさんの力強く、型破りなピアノと情熱的なボーカルは、今なお多くの音楽ファンに愛され続けています。
当時のチャートを賑わせただけでなく、長年に渡って様々なアーティストにカバーされ、現代もカフェやファッション店のBGMとして耳にすることが多いでしょう。
60年以上が経過した今でも、この曲には青春のエネルギーが詰まっており、聴く者を若々しい頃の躍動感へといざなってくれますよ!
Let’s Have a PartyWanda Jackson

1957年にジェシー・メイ・ロビンソンが書き、エルビス・プレスリーも録音した『Let’s Have a Party』。
この曲がワンダ・ジャクソンさんの歌声で生まれ変わり、ロックンロールの歴史に新たなページを刻んだのです。
ワンダ・ジャクソンさんは、彼女のパワフルな歌い方で「ロックビリーの女王」と称され、多くの若者たちに影響を与えました。
彼女がこの曲をレコーディングしたことで、50年代の洋楽がまた新しい輝きを増し、今でも懐かしのカフェや店内BGMとして愛されていますよね。
パーティーを盛り上げるにはもってこいのこのナンバーは、年齢を問わず聴く人をワクワクさせること間違いなしです!
Lady Sings The BluesBillie Holiday

時代を超えて愛されるビリー・ホリデイさんの名曲『Lady Sings the Blues』。
後に製作された伝記映画のタイトルにも選ばれたこちらの楽曲は、1956年のリリースから長い年月を経てもなお、その魅力は色褪せることがありません。
ジャズの深い調べにブルースの哀愁が交じり合うこの曲は、彼女の苦悩と抗いの人生を音楽に昇華させたかのよう。
オーケストラを従えた表現豊かな演奏が、ホリデイさんの心を揺さぶるボーカルを支えています。
確かな感覚でジャズの旋律を紡ぎ出す彼女の歌声は、聴く者に静かなる感動を与えてくれるでしょう。
まさに50年代の洋楽が今なお愛される理由そのものを体現した名曲です。
What’d I SayRay Charles

1959年にリリースされたレイ・チャールズさんの『What’d I Say』は、ロックンロールやR&Bの歴史に残るクラシックです。
コンサートのアンコールで即興で生まれたこの曲は、エネルギーあふれるリズムと刺激的な歌詞で、当時の聴衆を魅了しました。
彼のスタイルを築いたゴスペルの要素と、その地位を不動のものにしたリュンバのビートは今聴いても斬新です。
いまだに多くの人を動かし、あらゆる年代のリスナーに愛されるこの曲は、レイ・チャールズさんの功績を象徴しています。
I Walk the LineJohnny Cash

1956年にリリースされた『I Walk the Line』は、ジョニー・キャッシュさんの代表曲として今もなお多くの人に愛されています。
この曲が生まれたのは、彼が自分の愛する人への忠誠を誓う気持ちを込めていた時で、心を込めた歌詞が多くの人の心に響いたのです。
特に印象的なのは、ギターにお札を挟むことで生み出された独特の「boom-chicka-boom」サウンド。
それは彼の音楽スタイルの象徴とも言われており、伝説的な1曲の地位を確立しました。
後に映画のタイトルにも選ばれるなど、キャッシュさんの音楽が時代を越えて愛される理由が、この曲には詰まっていますね。
音楽の歴史に輝く、忘れがたい名曲です。
【オールディーズ】懐かしの50年代洋楽名曲まとめ(21〜30)
Who’s Sorry NowConnie Francis

失恋の痛みを繊細に表現した大人のラブソングは、1923年に生まれた古き名曲を、アメリカ出身のコニー・フランシスさんが見事に蘇らせました。
父親の強い勧めで録音した本作は、裏切られた恋人の複雑な感情を優しく包み込むような歌声で情感豊かに歌い上げています。
1957年11月にリリースされた本作は、1958年4月に全米ビルボードで4位を獲得。
さらにイギリスでは6週連続1位を記録し、彼女の代表曲となりました。
ダンスホールで流れるワルツから12/8拍子にアレンジされた本作は、ゆったりとしたテンポの中にも力強さが感じられ、恋の切なさを癒やしたい時にぴったりな1曲です。
失恋の痛手を乗り越えようとしている方に、そっと寄り添ってくれる心温まる楽曲をお届けします。