60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る
1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。
ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。
実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。
今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。
もくじ
- 60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る
- Gimme Some Lovin’The Spencer Davis Group
- Wild ThingThe Troggs
- Wouldn’t It Be NiceThe Beach Boys
- A Day In The LifeThe Beatles
- Happy TogetherThe Turtles
- My GenerationThe Who
- Won’t Get Fooled AgainThe Who
- You Really Got MeThe Kinks
- (I Can’t Get No) SatisfactionThe Rolling Stones
- Bus StopThe Hollies
- Light My FireThe Doors
- All Along The WatchtowerThe Jimi Hendrix Experience
- Born To Be WildSteppenwolf
- Good VibrationsThe Beach Boys
- The WeightThe Band
- White RabbitJefferson Airplane
- HeroinThe Velvet Underground
- Purple HazeThe Jimi Hendrix Experience
- Green OnionsBooker T&The MG’s
- I Wanna Be Your DogThe Stooges
- Sunday MorningThe Velvet Underground
- A Whiter Shade Of PaleProcol Harum
- Let’s Live For TodayThe Grass Roots
- Both Sides NowJoni Mitchell
- Fun, Fun, FunThe Beach Boys
- Summer in the CityThe Lovin’ Spoonful
- Nights In White SatinThe Moody Blues
- Jumpin’ Jack FlashThe Rolling Stones
- Don’t Let Me Be MisunderstoodThe Animals
- Break On Through (To The Other Side)The Doors
- Monday MondayThe Mamas & The Papas
- Hard To Say I’m SorryCHICAGO
- Suspicious MindsElvis Presley
- Strawberry Fields ForeverThe Beatles
- Foxy LadyJimi Hendrix
- Dazed and ConfusedLed Zeppelin
- RubySilver Apples
- Hesitation BluesHOLY MODAL ROUNDERS
- PipelineThe Ventures
- 21st.Century Schizoid ManKing Crimson
- Sympathy For The DevilThe Rolling Stones
- Sunshine Of Your LoveCream
- Alone Again OrLove
- I Couldn’t Get HighThe Fugs
- white light white heatVelvet Underground
- Luzifers GhilomAMON DUUL II
- Mr.Tambourine ManThe Byrds
- Waterloo SunsetThe Kinks
- House Of The Rising SunThe Animals
- Wouldn’t Be NiceThe Beach Boys
- You’re Gonna Miss Me (Original Mono Mix)13th Floor Elevators
- Daydream BelieverThe Monkees
- Let Me Love YouJeff Beck Group
- Fortunate SonCreedence Clearwater Revival
- For What It’s WorthBuffalo Springfield
- Whole Lotta LoveLed Zeppelin
- BluebirdBuffalo Springfield
- St.StephenGrateful Dead
- Destoy the NationsNIHILIST SPASM BAND
- Matilda MotherPink Floyd
- HeliocentricSun Ra
- Witches HatThe Incredible String Band
- Philosophy of the worldThe Shaggs
- Care Of Cell 44The Zombies
- Proud MaryCreedence Clearwater Revival
- After Rapidly Circling The Plaza [Pt. 1]AMM
- Ghosts_first variationAlbert Ayler Trio
- Presence Of The LordBlind Faith
- Rock Me BabyBlue Cheer
- Jazz, Delicious Hot, Disgusting ColdBonzo Dog Doo-Dah Band
- Ella GuruCAPTAIN BEEFHEART & HIS MAGIC BAND
- White RoomCream
- Who Are The Brain Police?Frank Zappa & The Mothers of Invention
- Matty GrovesFairport Convention
- Lay in the SunGODZ
- Kick Out the JamsMC5
- Light FlightPentangle
- Stand!Sly & The Family Stone
- Can’t Seem To Make You MineTHE SEEDS
- Cissy StrutThe Meters
- Hurricane Fighter PlaneThe Red Krayola
- The WitchThe Sonics
- Groovin’The Young Rascals
- BoureeJethro Tull
- California Dreamin’The Mamas & The Papas
- GloriaThem
- Dear Mr.FantasyTraffic
- Father Cannot YellCan
- Sin CityThe Flying Burrito Brothers
- Joy of a ToySoft Machine
60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(1〜20)
Gimme Some Lovin’The Spencer Davis Group

1960年代のイギリス音楽シーンを代表するスペンサー・デイヴィス・グループによる青春の躍動感を存分に詰め込んだR&Bナンバーです。
才能溢れるスティーヴ・ウィンウッドさんの圧倒的な歌唱力と、高揚感あふれるオルガンの演奏が融合し、心を揺さぶる壮大なサウンドを生み出しています。
1966年10月にリリースされたこの楽曲は、イギリスで2位、アメリカで7位を記録する大ヒットとなりました。
映画『ブルース・ブラザース』での使用により再び注目を集め、ローリング・ストーン誌の「史上最高の500曲」にも選出。
ドライブや気分転換、心を奮い立たせたい時にぴったりの、パワフルかつポジティブな名曲として長く愛され続けています。
Wild ThingThe Troggs

シンプルながら力強い3コードの構成と生々しいギターサウンドで、1960年代のロックシーンに革命を起こしたイギリスのバンド、ザ・トロッグス。
本作は1966年4月にイギリスで公開され、全英2位、全米1位を獲得した彼らの代表作です。
オカリナのソロを印象的に取り入れた実験的なアレンジも評価され、後にジミ・ヘンドリックスさんがモンタレー・ポップ・フェスティバルでカバーするなど、多くのミュージシャンに影響を与えました。
映画『メジャーリーグ』のシーンを彩る楽曲としても知られ、2008年にグラミー殿堂賞に選出された不朽の名曲です。
ガレージロックの真髄を体現したサウンドは、エネルギッシュな気分を味わいたいときや、心を解き放ちたいときにぴったりです。
Wouldn’t It Be NiceThe Beach Boys

若い恋人たちの純粋な願いを歌ったアメリカのザ・ビーチ・ボーイズによる青春ラブソング。
1966年7月に発売され、アルバム『Pet Sounds』のオープニングを飾った本作は、結婚して一緒に暮らすことへの切なる思いを、美しいハーモニーと洗練されたアレンジで表現しています。
待ち遠しさと焦がれる気持ちが胸を打つ歌詞は、若さゆえに叶わない恋の本質を見事に切り取っています。
2004年の映画『50回目のファースト・キス』の主題歌にも起用され、世代を超えて愛される魅力を放っています。
恋人への想いが募る夜や、大切な人との思い出に浸りたい時に聴きたい一曲です。
A Day In The LifeThe Beatles

ビートルズの持つ魅力が詰まった、1960年代の名曲中の名曲と言えるでしょう。
日常生活の中で感じる違和感や社会への批判的な見解が、革新的な音楽表現と融合した本作は、リスナーの心に深く響きます。
1967年6月にリリースされたアルバム『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』の最終トラックとして収録され、主要部分をジョン・レノンさんが、そして中間部のみポール・マッカートニーさんが手掛けた2人の共作による独特の構成が特徴的です。
40人ものクラシック音楽家が参加した壮大なオーケストラセクションは、ポピュラー音楽の新境地を開いたと言えるでしょう。
人生の儚さや社会の矛盾を感じつつ、日々を大切に生きたいと思う方におすすめの一曲です。
Happy TogetherThe Turtles

素朴な恋心を爽やかに歌い上げた、1960年代を代表するサンシャインポップの名曲です。
アメリカを拠点に活動したザ・タートルズが1967年2月に発売したこの楽曲は、甘く切ない想いを明るく華やかなサウンドで表現しました。
オーボエのソロで始まり、サビでは印象的な転調を見せる洗練された楽曲構成が光ります。
本作は全米チャートで3週連続1位を獲得し、バンドのシグネチャーソングとなりました。
映画『イマジン・ミー&ユー』や『ミニオンズ』でも使用され、その普遍的な魅力は世代を超えて支持されています。
爽やかな陽気さと切ない恋心が絶妙なバランスで描かれた本作は、春や夏のドライブミュージックとしてもぴったりです。
My GenerationThe Who

1960年代のブリティッシュロック界に革命を起こした名曲、それが『My Generation』です。
ギターとドラムスだけでなく、特徴的なベースソロやスタッタリング・ボーカルが印象的な本作は、若者の反逆精神を鮮やかに表現しています。
ザ・フーの代表曲として知られ、ライブでは15分以上に及ぶ即興演奏のベースにもなりました。
1965年のリリース以来、その人気は衰えず、2002年にはステレオミックスでリマスターされたデラックスエディションが発売。
ロックの歴史に名を刻む傑作として、グラミーの殿堂入りも果たしています。
若さと自由を追求したいあなたに、ぜひ聴いてほしい一曲ですね。