60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る
1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。
ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。
実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。
今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。
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60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(71〜80)
Philosophy of the worldThe Shaggs

60年代に誕生した独特の個性を持つバンド、シャッグスの代表曲です。
アルバム『Philosophy of the World』に収録された本作は、人々の望みと満足に関する興味深い考察を示しています。
富裕層と貧困層、太っている人と痩せている人など、互いに異なるものを求め合う人間の性質を歌詞で表現。
どんな行動をとっても誰かが反対意見を持つという、人間社会の矛盾を鋭く指摘しています。
1969年3月、マサチューセッツ州のスタジオで一日で録音されたこの曲。
独特の演奏スタイルと非常識な歌詞で、後にカルト的人気を獲得。
Nirvanaのカート・コバーンも絶賛した一曲です。
Groovin’The Young Rascals

白人が黒人音楽であるソウル/R&Bを模倣して流行したブルー・アイド・ソウルの旗手ヤング・ラスカルズの67年のヒット曲。
簡素で素朴なサウンドにもかかわらず、白人流のソウルをびしびしと感じる不思議な楽曲で、本家の黒人にも愛され、カバーされる魅力を持っています。
California Dreamin’The Mamas & The Papas

ベトナム反戦運動とヒッピー達が彩ったフラワー・ムーブメントの代表的な一曲。
男女4人のメンバーによるどこか懐かしいコーラス・ハーモニーは、激動の時代における理想郷への憧れが感じられ、戦争や社会から逃避する60年代の若者達の心情を表しています。
Matty GrovesFairport Convention

1969年12月にリリースされた本作は、イギリスのフォークロックシーンに革命をもたらした楽曲です。
伝統的な英国民謡をベースに、ロックのエッセンスを加えた斬新なアレンジが特徴的。
不倫と悲劇的な結末を描いた物語性豊かな歌詞は、聴く人の心に深く刻まれることでしょう。
Fairport Conventionの代表曲として、多くのアーティストにカバーされるなど、その影響力は計り知れません。
アルバム『Liege & Lief』に収録された本作は、英国フォークロックの金字塔として音楽史に輝き続けています。
ゆったりとした週末の午後、静かに物語に耳を傾けたい方におすすめです。
St.StephenGrateful Dead

2000回以上のライブを行ったアメリカの伝説のジャムバンドがGrateful Deadです。
長尺のソロの応酬からキャッチーなメロディまで緩急が付けられた自由な展開が楽しめる楽曲で、スタジオ録音もありますが、ぜひライブ盤で楽しんで欲しい一曲。
後世のジャムバンドにも多大な影響を与えた熱い演奏がライブ録音には詰まっています。
Kick Out the JamsMC5

1969年にリリースされたMC5の代表作は、60年代のカウンターカルチャーを象徴する1曲です。
デトロイトのグランデ・ボールルームでライブ録音された本作は、生々しいエネルギーと危険な雰囲気が特徴。
既成の枠組みからの脱却を呼びかける歌詞は、当時の若者の心に強く響きました。
デビューアルバムのタイトル曲でもある本作は、ビルボード200で30位を記録。
その革命的なスピリットは、後のパンクロックやヘビーメタルにも大きな影響を与えています。
社会への不満を抱えた若者や、音楽を通じて自由を求める人々にぴったりな1曲といえるでしょう。
Light FlightPentangle

優雅な歌声と繊細な演奏が織りなす、まるで光の旅路のような魅惑のメロディ。
1969年10月発売のアルバム『Basket of Light』に収録されたこの曲は、Pentangleさんの代表作として知られています。
BBCのドラマ『Take Three Girls』のテーマ曲に抜擢され、UKシングルチャート43位という思わぬヒットを記録。
アルバム自体もUKチャート5位を獲得し、バンドの商業的成功に大きく貢献しました。
フォークとジャズを絶妙に融合させた独特のサウンドは、当時の音楽シーンに新風を巻き起こしました。
日常から離れて、夢見心地の世界へ誘ってくれる本作。
心地よい癒しのひとときを求める方に、ぜひ聴いていただきたい一曲です。






