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60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る

1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。

ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。

実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。

今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。

もくじ

60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(61〜80)

Proud MaryCreedence Clearwater Revival

ジョン・フォガティを中心人物として、アメリカ南部の音楽のさまざまな要素を交えたロックンロールを創造したのがクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルです。

彼らの代表曲である「Proud Mary」は、発売同年に黒人シンガーのソロモン・バークにカバーされるなど黒人達にも愛されるソウルフルなナンバーで、南部の港町を思わせるようなご機嫌な雰囲気に満ちています。

After Rapidly Circling The Plaza [Pt. 1]AMM

amm – after rapidly circling the plaza (lp version)
After Rapidly Circling The Plaza [Pt. 1]AMM

自由即興演奏を追求したAMMの代表作。

1966年6月に録音され、翌年リリースされたアルバム『AMMMUSIC』に収録されています。

実験的な音楽の可能性を探求し、従来の演奏方法にとらわれない斬新なアプローチで注目を集めました。

楽器をテーブルの上に置いて演奏するなど、独創的な技法を駆使しています。

音楽の枠を超えた表現は、ポップミュージックにも影響を与え、シド・バレットのギター演奏にも影響したそうです。

聴き手の想像力を刺激する本作。

音楽の新たな地平を切り開きたい方におすすめです。

Ghosts_first variationAlbert Ayler Trio

Albert Ayler – Spiritual Unity – 01 – Ghosts_first variation
Ghosts_first variationAlbert Ayler Trio

1964年7月、ニューヨーク市で録音された一曲。

アルバート・アイラーさんのテナーサックスが奏でる自由な即興演奏が、聴く人の心を掴みます。

ゲイリー・ピーコックさんのベース、サニー・マレーさんのドラムスとの絶妙な掛け合いが、フリージャズの新境地を開拓。

アルバム『Spiritual Unity』に収録され、ジャズ界に衝撃を与えました。

楽器の役割を覆す革新的なアプローチで、音楽表現の可能性を広げています。

宇宙の癒しの力を信じるアイラーさんの哲学が、音の中に息づいているんです。

フリージャズに興味のある方、音楽の新しい地平を体験したい方におすすめの一曲ですよ。

Presence Of The LordBlind Faith

Blind Faithはエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、スティーブ・ウィンウッド、リック・グレッチの4人が一堂に介したスーパーグループ。

クリームのようなハードな演奏が展開されると思いきや、落ち着いた雰囲気で気持ちよく音を出しています。

クラプトン作のこの楽曲は、後のデレク・アンド・ザ・ドミノスやソロ期でもよく演奏され、脱クリームを踏み出したクラプトンの初期の名曲と言えるでしょう。

Rock Me BabyBlue Cheer

1968年1月にリリースされたデビューアルバム『Vincebus Eruptum』に収録された本作は、B.B. Kingのブルーススタンダードを大胆に解釈した一曲。

Blue Cheerのパワフルな演奏が、愛と情熱を切望する歌詞と相まって、聴く者の心を掴んで離しません。

Dickie Petersonさんのボーカルとベース、Leigh Stephensさんのギター、Paul Whaleyさんのドラムが織りなすヘヴィなサウンドは、後のヘビーメタルやグランジの先駆けとなりました。

音楽好きな方はもちろん、ロックの歴史に触れたい方にもおすすめの一曲です。

Jazz, Delicious Hot, Disgusting ColdBonzo Dog Doo-Dah Band

Bonzo Dog Doo-Dah Band -Jazz, Delicious Hot, Disgusting Cold
Jazz, Delicious Hot, Disgusting ColdBonzo Dog Doo-Dah Band

60年代を代表するシュールなユーモアが炸裂するBonzo Dog Doo-Dah Bandの楽曲です。

意図的に不器用なジャズ演奏が特徴的で、トラッドジャズを痛烈に風刺しているんです。

1967年にリリースされたデビューアルバム『Gorilla』に収録されており、当時のイギリスで一般的だった4トラックテープレコーダーを使用して録音されたそうですよ。

録音時間が2時間と限られていたため、バンドメンバーが意図的に楽器を交換するなど、制作過程にもユニークなエピソードが。

ジャズファンはもちろん、シュールなユーモアが好きな方にもおすすめの1曲です。