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60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る

1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。

ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。

実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。

今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。

60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(21〜30)

Hesitation BluesHOLY MODAL ROUNDERS

60年代を代表する傑作といえば、この曲!

1964年にリリースされた、ザ・ホリー・モダル・ラウンダーズのデビューアルバムに収録されているんです。

伝統的なメロディーをベースに、サイケデリックな要素を取り入れた斬新な作品。

アルバム『The Holy Modal Rounders』は、サミュエル・チャーターズさんがプロデュースを手がけました。

「サイケデリック」という言葉をポピュラー音楽で初めて使用したことでも有名な本作。

主人公の躊躇いや不確かさを歌った歌詞が、当時の社会背景とリンクしていて、思わず聴き入ってしまいますよね。

フォークとロックの融合が絶妙な一曲、ぜひプレイリストに加えてみてはいかがでしょうか。

Dazed and ConfusedLed Zeppelin

Led Zeppelin – Dazed And Confused (Official Audio)
Dazed and ConfusedLed Zeppelin

ヤードバーズの晩年を率いていたジミー・ペイジが、スタジオ・ミュージシャンのジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナムとロバート・プラントという2人の無名の若手を得て、ブルースを超えた未知の音楽を作ろうと画策したのがレッド・ツェッペリンです。

わずか9日間で録音された1stアルバムの中で、一際妖しく光るのが、アメリカン・フォークを改作したこの曲で、不穏なベースラインと人々の叫びのように響き重なるギター、鬼気迫るドラミングと高音域のボーカルという4人の個性が拮抗した凄まじい一曲に仕上がっています。

RubySilver Apples

1969年にリリースされた曲は、シルバー・アップルズの魅力が凝縮された一曲です。

サイケデリックな雰囲気と電子音楽が融合した実験的なサウンドが特徴的。

アルバム『Contact』に収録されており、当時のレコードレーベルKappから発売されました。

シミオンさんとダニー・テイラーさんによるプロデュースで、リードオシレーターを効果的に使用しています。

本作は、宇宙的な要素を含みつつ、苦痛や混乱、パラノイアを表現した歌詞が印象的。

電子音楽のパイオニアとして高く評価されるシルバー・アップルズの音楽性が存分に発揮された楽曲です。

異次元の世界観に浸りたい方にオススメですよ。

Sympathy For The DevilThe Rolling Stones

The Rolling Stones – Sympathy For The Devil (Live) – OFFICIAL
Sympathy For The DevilThe Rolling Stones

ブラック・ミュージックのカバーバンドだったストーンズが、60年代後半のサイケデリックの時流に乗った後、再びルーツに回帰した作品「ベガーズ・バンケット」に収録された曲。

コンガやマラカスを用いたサンバのリズムをバックに、上機嫌で踊りながらセッションしているような曲調、神を冒涜していると物議を醸した歌詞など、メンバーが悪魔に成り代わり、反体制でいることを全身全霊で楽しんでいるかのように感じられる一曲です。

PipelineThe Ventures

未だに日本公演も精力的に行うインストバンド、TheVenturesの代表曲。

日本ではテケテケと呼ばれるギターのピッキング・グリスダウン奏法を存分に楽しめる曲で、加山雄三や渚ゆう子などの日本のミュージシャンにも多大な影響を与えているバンドの魅力が堪能できます。

21st.Century Schizoid ManKing Crimson

King Crimson – 21st. Century Schizoid Man (Live)
21st.Century Schizoid ManKing Crimson

プログレッシブ・ロックの代名詞となった凄まじい名曲。

従来のブルースやロックンロールの感覚だけではなく、ジャズやクラシックをも飲み込んだ途方もないスケールの演奏で、のめり込んでしまうこと請け合い。

暗示的な歌詞、人間が大口を開けた印象的なジャケット、物議を醸し出すタイトル、60年代の不穏な世の中に生まれ出た、化物のような名作です。

Mr.Tambourine ManThe Byrds

The Byrds Mr Tambourine Man Remastered
Mr.Tambourine ManThe Byrds

「Bring It All Back Home」に収録されているボブ・ディランの名曲をカバー、ファースト・シングルとして世に出したThe Byrds。

60年代フォーク・ロックバンドの特徴である浮遊感あるサウンドが、ジョージ・ハリスンよりヒントを得たというイントロから終始炸裂し、見事にビートルズとボブ・ディランの融合を果たしています。