60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る
1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。
ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。
実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。
今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。
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60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(51〜60)
You’re Gonna Miss Me (Original Mono Mix)13th Floor Elevators

13th Floor Elevatorsのデビューシングルとして1966年にリリースされた本作。
サイケデリック・ロックの先駆けとなった楽曲です。
失われた愛を悔やむ歌詞と、Roky Ericksonさんの叫ぶようなボーカル、Tommy Hallさんの電気ジャグが生み出す独特のサウンドが、60年代のカウンターカルチャーを象徴しています。
ビルボード・ホット100で55位を記録し、バンドの代表曲として多くのコンピレーションアルバムに収録されました。
サイケデリックな音楽に興味のある方や、60年代のロックを探求したい方におすすめです。
聴くたびに、当時の時代の空気を感じられる一曲ですよ。
After Rapidly Circling The Plaza [Pt. 1]AMM
![After Rapidly Circling The Plaza [Pt. 1]AMM](https://i.ytimg.com/vi/u9Z97v78OUI/sddefault.jpg)
自由即興演奏を追求したAMMの代表作。
1966年6月に録音され、翌年リリースされたアルバム『AMMMUSIC』に収録されています。
実験的な音楽の可能性を探求し、従来の演奏方法にとらわれない斬新なアプローチで注目を集めました。
楽器をテーブルの上に置いて演奏するなど、独創的な技法を駆使しています。
音楽の枠を超えた表現は、ポップミュージックにも影響を与え、シド・バレットのギター演奏にも影響したそうです。
聴き手の想像力を刺激する本作。
音楽の新たな地平を切り開きたい方におすすめです。
Ghosts_first variationAlbert Ayler Trio

1964年7月、ニューヨーク市で録音された一曲。
アルバート・アイラーさんのテナーサックスが奏でる自由な即興演奏が、聴く人の心を掴みます。
ゲイリー・ピーコックさんのベース、サニー・マレーさんのドラムスとの絶妙な掛け合いが、フリージャズの新境地を開拓。
アルバム『Spiritual Unity』に収録され、ジャズ界に衝撃を与えました。
楽器の役割を覆す革新的なアプローチで、音楽表現の可能性を広げています。
宇宙の癒しの力を信じるアイラーさんの哲学が、音の中に息づいているんです。
フリージャズに興味のある方、音楽の新しい地平を体験したい方におすすめの一曲ですよ。
Presence Of The LordBlind Faith

Blind Faithはエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、スティーブ・ウィンウッド、リック・グレッチの4人が一堂に介したスーパーグループ。
クリームのようなハードな演奏が展開されると思いきや、落ち着いた雰囲気で気持ちよく音を出しています。
クラプトン作のこの楽曲は、後のデレク・アンド・ザ・ドミノスやソロ期でもよく演奏され、脱クリームを踏み出したクラプトンの初期の名曲と言えるでしょう。
60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(61〜70)
Rock Me BabyBlue Cheer

1968年1月にリリースされたデビューアルバム『Vincebus Eruptum』に収録された本作は、B.B. Kingのブルーススタンダードを大胆に解釈した一曲。
Blue Cheerのパワフルな演奏が、愛と情熱を切望する歌詞と相まって、聴く者の心を掴んで離しません。
Dickie Petersonさんのボーカルとベース、Leigh Stephensさんのギター、Paul Whaleyさんのドラムが織りなすヘヴィなサウンドは、後のヘビーメタルやグランジの先駆けとなりました。
音楽好きな方はもちろん、ロックの歴史に触れたい方にもおすすめの一曲です。
Jazz, Delicious Hot, Disgusting ColdBonzo Dog Doo-Dah Band

60年代を代表するシュールなユーモアが炸裂するBonzo Dog Doo-Dah Bandの楽曲です。
意図的に不器用なジャズ演奏が特徴的で、トラッドジャズを痛烈に風刺しているんです。
1967年にリリースされたデビューアルバム『Gorilla』に収録されており、当時のイギリスで一般的だった4トラックテープレコーダーを使用して録音されたそうですよ。
録音時間が2時間と限られていたため、バンドメンバーが意図的に楽器を交換するなど、制作過程にもユニークなエピソードが。
ジャズファンはもちろん、シュールなユーモアが好きな方にもおすすめの1曲です。
For What It’s WorthBuffalo Springfield

バッファロー・スプリングフィールドが1966年12月にリリースしたこの楽曲は、社会の不安定さと若者の声を鮮やかに表現した60年代を象徴するプロテストソングとして歴史にその名を残しました。
シンプルで心に響くメロディと歌詞は、当時の混沌とした状況を見事に捉え、人々の心を掴みましたね。
アメリカのBillboard Hot 100で7位を記録し、後に様々なアンソロジーにも収録される人気曲となりました。
映画『フォレスト・ガンプ』など、60年代を描いた作品でもよく使用されています。
社会の動きに敏感な方や、音楽を通じて時代を感じたい方におすすめの一曲です。