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60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る

1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。

ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。

実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。

今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。

60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(51〜60)

Rock Me BabyBlue Cheer

1968年1月にリリースされたデビューアルバム『Vincebus Eruptum』に収録された本作は、B.B. Kingのブルーススタンダードを大胆に解釈した一曲。

Blue Cheerのパワフルな演奏が、愛と情熱を切望する歌詞と相まって、聴く者の心を掴んで離しません。

Dickie Petersonさんのボーカルとベース、Leigh Stephensさんのギター、Paul Whaleyさんのドラムが織りなすヘヴィなサウンドは、後のヘビーメタルやグランジの先駆けとなりました。

音楽好きな方はもちろん、ロックの歴史に触れたい方にもおすすめの一曲です。

Jazz, Delicious Hot, Disgusting ColdBonzo Dog Doo-Dah Band

Bonzo Dog Doo-Dah Band -Jazz, Delicious Hot, Disgusting Cold
Jazz, Delicious Hot, Disgusting ColdBonzo Dog Doo-Dah Band

60年代を代表するシュールなユーモアが炸裂するBonzo Dog Doo-Dah Bandの楽曲です。

意図的に不器用なジャズ演奏が特徴的で、トラッドジャズを痛烈に風刺しているんです。

1967年にリリースされたデビューアルバム『Gorilla』に収録されており、当時のイギリスで一般的だった4トラックテープレコーダーを使用して録音されたそうですよ。

録音時間が2時間と限られていたため、バンドメンバーが意図的に楽器を交換するなど、制作過程にもユニークなエピソードが。

ジャズファンはもちろん、シュールなユーモアが好きな方にもおすすめの1曲です。

BluebirdBuffalo Springfield

スティーヴン・スティルスとリッチー・フューレイの二人がカナダでニール・ヤングを発見したことにより結成されたバンド。

ブルース的な展開の前半と、カントリー調の後半で印象がガラッと変わるおもしろい曲であり、多彩な音楽的要素が何度聴いても飽きさせない魅力になっています。

後のクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングにも通じる美しいコーラスワークも聴きものです。

For What It’s WorthBuffalo Springfield

Buffalo Springfield – For What It’s Worth 1967
For What It's WorthBuffalo Springfield

バッファロー・スプリングフィールドが1966年12月にリリースしたこの楽曲は、社会の不安定さと若者の声を鮮やかに表現した60年代を象徴するプロテストソングとして歴史にその名を残しました。

シンプルで心に響くメロディと歌詞は、当時の混沌とした状況を見事に捉え、人々の心を掴みましたね。

アメリカのBillboard Hot 100で7位を記録し、後に様々なアンソロジーにも収録される人気曲となりました。

映画『フォレスト・ガンプ』など、60年代を描いた作品でもよく使用されています。

社会の動きに敏感な方や、音楽を通じて時代を感じたい方におすすめの一曲です。

60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(61〜70)

Ella GuruCAPTAIN BEEFHEART & HIS MAGIC BAND

Captain Beefheart And His Magic Band – Ella Guru
Ella GuruCAPTAIN BEEFHEART & HIS MAGIC BAND

音楽の常識を打ち砕く衝撃作!

1969年6月、CAPTAIN BEEFHEART & HIS MAGIC BANDがアルバム『Trout Mask Replica』を発表。

実験的なリズムと独特のヴォーカルが絶妙に融合した本作は、アヴァンギャルドとブルースの境界線を軽々と飛び越えます。

プロデューサーのFrank Zappaから全面的な自由を与えられたDon Van Vlietさんの奇抜なアイデアが炸裂。

20種類以上の声で歌い上げる姿は圧巻です。

半世紀以上経った今でも色褪せない魅力に溢れ、音楽の可能性を広げたいあなたにぴったり。

ロックの概念を根底から覆す、衝撃の名盤をぜひ体感してください。

White RoomCream

Cream – White Room (Royal Albert Hall 2005) (17 of 22)
White RoomCream

エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーという実力・人気ともに申し分ない3人が結成したスーパーグループの先駆けであり、後のハードロックに多大なる影響を与えたバンドの代表曲。

3人全員の強烈な個性がぶつかり合い、演奏の緊張感がたまらない録音で、特にクラプトンのワウを駆使したギターソロはジミ・ヘンドリックスと並び称されています。

Who Are The Brain Police?Frank Zappa & The Mothers of Invention

1966年の傑作『Freak Out!』に収録されたザッパのデビュー曲は、ロック史に残る衝撃的な一曲。

独特な音の実験と風刺的な歌詞が織りなす世界観は、当時のカウンターカルチャーを象徴しています。

社会の規範や権威に疑問を投げかけ、自由な思考の重要性を訴える歌詞は、今なお色あせることがありません。

1966年6月27日にリリースされた本作は、プログレやアートロックの先駆けとなり、後の音楽シーンに多大な影響を与えました。

既存の枠にとらわれない音楽を求める方に、ぜひ聴いていただきたい一曲です。