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60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る

1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。

ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。

実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。

今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。

もくじ

60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(41〜60)

House Of The Rising SunThe Animals

ビートルズがジョン・レノンとポール・マッカートニーによるハーモニーを武器にした一方で、エリック・バードンの荒々しいボーカルで人気を得たのがアニマルズ。

この曲はアニマルズ最大のヒット曲で、アメリカのトラディショナルソングをブルース風に野性的に歌い上げたもの。

アニマルズの故郷、寒さ厳しい炭坑街ニューキャッスルの労働者を思わせる、ハードボイルドな英国流のブルースが表現されています

Wouldn’t Be NiceThe Beach Boys

ビートルズの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」と並び称されるビーチ・ボーイズの大傑作「Pet Sounds」の冒頭を飾る一曲。

夢の中のような浮遊感あるサウンドに豊かなコーラスワークがきらめく、ロックが最も輝いていた時代の名曲であり、陽気なカリフォルニア・サウンドだけではない、ブライアン・ウィルソンの深みある作曲能力を堪能できます。

For What It’s WorthBuffalo Springfield

Buffalo Springfield – For What It’s Worth 1967
For What It's WorthBuffalo Springfield

バッファロー・スプリングフィールドが1966年12月にリリースしたこの楽曲は、社会の不安定さと若者の声を鮮やかに表現した60年代を象徴するプロテストソングとして歴史にその名を残しました。

シンプルで心に響くメロディと歌詞は、当時の混沌とした状況を見事に捉え、人々の心を掴みましたね。

アメリカのBillboard Hot 100で7位を記録し、後に様々なアンソロジーにも収録される人気曲となりました。

映画『フォレスト・ガンプ』など、60年代を描いた作品でもよく使用されています。

社会の動きに敏感な方や、音楽を通じて時代を感じたい方におすすめの一曲です。

You’re Gonna Miss Me (Original Mono Mix)13th Floor Elevators

13th Floor Elevators – You’re Gonna Miss Me (Original Mono Mix)
You're Gonna Miss Me (Original Mono Mix)13th Floor Elevators

13th Floor Elevatorsのデビューシングルとして1966年にリリースされた本作。

サイケデリック・ロックの先駆けとなった楽曲です。

失われた愛を悔やむ歌詞と、Roky Ericksonさんの叫ぶようなボーカル、Tommy Hallさんの電気ジャグが生み出す独特のサウンドが、60年代のカウンターカルチャーを象徴しています。

ビルボード・ホット100で55位を記録し、バンドの代表曲として多くのコンピレーションアルバムに収録されました。

サイケデリックな音楽に興味のある方や、60年代のロックを探求したい方におすすめです。

聴くたびに、当時の時代の空気を感じられる一曲ですよ。

Daydream BelieverThe Monkees

The Monkees – Daydream Believer (Official Music Video)
Daydream BelieverThe Monkees

ビートルズの熱狂を受けオーディションによって結成されたアメリカのアイドルバンドの代表曲。

日本では某コンビニエンスストアのCMで有名です。

メディアによって作られたアイドルバンドで、スタジオ・ミュージシャンによる伴奏にボーカルを乗せる方式が主でしたが、キラキラと輝くようなポップスが展開され、心が弾みます。

Let Me Love YouJeff Beck Group

ヤードバーズを脱退したジェフ・ベックが、ロッド・スチュワート、ロン・ウッド、ミック・ウォーラーという当時はまだ無名だった3人を迎え、たった4日で制作したアルバム「Truth」の2曲目に収録されている楽曲。

レッド・ツェッペリンのきっかけになったと言われるパワフルなハードロック、ブルーズサウンドが堪能できる演奏で、カバーがアルバムの大半を占める中、ベックとロッド・スチュワートの共作によってできたテンションの高い楽曲です。