60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る
1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。
ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。
実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。
今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。
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60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(41〜50)
Wouldn’t Be NiceThe Beach Boys

ビートルズの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」と並び称されるビーチ・ボーイズの大傑作「Pet Sounds」の冒頭を飾る一曲。
夢の中のような浮遊感あるサウンドに豊かなコーラスワークがきらめく、ロックが最も輝いていた時代の名曲であり、陽気なカリフォルニア・サウンドだけではない、ブライアン・ウィルソンの深みある作曲能力を堪能できます。
60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(51〜60)
Suspicious MindsElvis Presley

耳に残る印象的なメロディと、魂を揺さぶるドラマチックなストーリー性が融合した名曲が、アメリカのロックンロールの帝王エルヴィス・プレスリーさんの代表作として輝きを放っています。
1969年8月にリリースされた本作は、7年ぶりとなる全米1位を獲得。
メンフィスのアメリカン・サウンド・スタジオで録音され、カントリーとロックを巧みに融合させたサウンドは、今なお色褪せることなく多くの人々の心を魅了し続けています。
愛と疑念が交錯する普遍的なテーマを、プレスリーさんならではの力強い歌唱で表現した壮大なナンバーは、失恋の痛手や人生の岐路に立つ時に寄り添ってくれる心の支えとなってくれるでしょう。
Let Me Love YouJeff Beck Group

ヤードバーズを脱退したジェフ・ベックが、ロッド・スチュワート、ロン・ウッド、ミック・ウォーラーという当時はまだ無名だった3人を迎え、たった4日で制作したアルバム「Truth」の2曲目に収録されている楽曲。
レッド・ツェッペリンのきっかけになったと言われるパワフルなハードロック、ブルーズサウンドが堪能できる演奏で、カバーがアルバムの大半を占める中、ベックとロッド・スチュワートの共作によってできたテンションの高い楽曲です。
After Rapidly Circling The Plaza [Pt. 1]AMM
![After Rapidly Circling The Plaza [Pt. 1]AMM](https://i.ytimg.com/vi/u9Z97v78OUI/sddefault.jpg)
自由即興演奏を追求したAMMの代表作。
1966年6月に録音され、翌年リリースされたアルバム『AMMMUSIC』に収録されています。
実験的な音楽の可能性を探求し、従来の演奏方法にとらわれない斬新なアプローチで注目を集めました。
楽器をテーブルの上に置いて演奏するなど、独創的な技法を駆使しています。
音楽の枠を超えた表現は、ポップミュージックにも影響を与え、シド・バレットのギター演奏にも影響したそうです。
聴き手の想像力を刺激する本作。
音楽の新たな地平を切り開きたい方におすすめです。
Presence Of The LordBlind Faith

Blind Faithはエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、スティーブ・ウィンウッド、リック・グレッチの4人が一堂に介したスーパーグループ。
クリームのようなハードな演奏が展開されると思いきや、落ち着いた雰囲気で気持ちよく音を出しています。
クラプトン作のこの楽曲は、後のデレク・アンド・ザ・ドミノスやソロ期でもよく演奏され、脱クリームを踏み出したクラプトンの初期の名曲と言えるでしょう。
Rock Me BabyBlue Cheer

1968年1月にリリースされたデビューアルバム『Vincebus Eruptum』に収録された本作は、B.B. Kingのブルーススタンダードを大胆に解釈した一曲。
Blue Cheerのパワフルな演奏が、愛と情熱を切望する歌詞と相まって、聴く者の心を掴んで離しません。
Dickie Petersonさんのボーカルとベース、Leigh Stephensさんのギター、Paul Whaleyさんのドラムが織りなすヘヴィなサウンドは、後のヘビーメタルやグランジの先駆けとなりました。
音楽好きな方はもちろん、ロックの歴史に触れたい方にもおすすめの一曲です。
Jazz, Delicious Hot, Disgusting ColdBonzo Dog Doo-Dah Band

60年代を代表するシュールなユーモアが炸裂するBonzo Dog Doo-Dah Bandの楽曲です。
意図的に不器用なジャズ演奏が特徴的で、トラッドジャズを痛烈に風刺しているんです。
1967年にリリースされたデビューアルバム『Gorilla』に収録されており、当時のイギリスで一般的だった4トラックテープレコーダーを使用して録音されたそうですよ。
録音時間が2時間と限られていたため、バンドメンバーが意図的に楽器を交換するなど、制作過程にもユニークなエピソードが。
ジャズファンはもちろん、シュールなユーモアが好きな方にもおすすめの1曲です。






