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60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る

1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。

ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。

実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。

今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。

60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(41〜50)

Break On Through (To The Other Side)The Doors

The Doors – Break On Through (To The Other Side) [Official Video]
Break On Through (To The Other Side)The Doors

アメリカを代表するサイケデリックロックバンド、ザ・ドアーズのデビュー作は、オルガンとギターが織りなす幻想的なサウンドと、ジム・モリソンさんのカリスマ的な歌声が印象的な一曲です。

洗練されたブルースロックのリズムに、ボサノバの要素を巧みに取り入れた革新的なドラムビートが、60年代のサイケデリックムーブメントを象徴する名演となっています。

本作は1967年1月にデビューアルバム『The Doors』のオープニングを飾り、その後映画『フォレスト・ガンプ』でも使用されるなど、時代を超えて愛され続けています。

音楽を通じて新しい世界への扉を開こうとする彼らの意志が込められた楽曲は、心の解放を求める全ての音楽ファンにお勧めの一曲です。

60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(51〜60)

Monday MondayThe Mamas & The Papas

フォークロックの革新的なハーモニーで知られるアメリカのマママス&パパスが放つ、ビルボードチャートでグループ唯一の1位を記録した名曲です。

月曜日に去っていく恋人への想いを、複雑なボーカルワークで紡ぎ上げた本作は、心を掴んで離さない魅力的なメロディーと印象的なコーラスワークが特徴です。

1966年3月にリリースされ、アルバム『If You Can Believe Your Eyes and Ears』にも収録。

2010年の映画『The Other Guys』や2017年のESPN『Monday Night Football』でも使用されており、世代を超えて愛され続けています。

仕事や学校の始まりに気持ちを上向きにしたい時、また大切な人との別れを乗り越えたい時にお勧めの一曲です。

Hard To Say I’m SorryCHICAGO

Chicago – Hard To Say I’m Sorry (Official Music Video)
Hard To Say I'm SorryCHICAGO

失恋のつらさを優美なピアノの旋律とともに描いたアメリカのブラスロックバンド、シカゴの代表作です。

1982年9月、デイヴィッド・フォスターさんのプロデュースにより、ブラスセクションの豊かな音楽性をポップなアレンジに昇華させた本作は、全米シングルチャートで2週連続1位を記録。

映画『青い恋人たち』のエンディングテーマに起用され、日本では大阪ガスやトヨタのCMソングとしても親しまれました。

彼女から別れを告げられた男性がこれまでの自分の行動を悔いる様子が歌詞に描かれており、その悲痛な思いに共感できる方は多いのではないでしょうか?

You’re Gonna Miss Me (Original Mono Mix)13th Floor Elevators

13th Floor Elevators – You’re Gonna Miss Me (Original Mono Mix)
You're Gonna Miss Me (Original Mono Mix)13th Floor Elevators

13th Floor Elevatorsのデビューシングルとして1966年にリリースされた本作。

サイケデリック・ロックの先駆けとなった楽曲です。

失われた愛を悔やむ歌詞と、Roky Ericksonさんの叫ぶようなボーカル、Tommy Hallさんの電気ジャグが生み出す独特のサウンドが、60年代のカウンターカルチャーを象徴しています。

ビルボード・ホット100で55位を記録し、バンドの代表曲として多くのコンピレーションアルバムに収録されました。

サイケデリックな音楽に興味のある方や、60年代のロックを探求したい方におすすめです。

聴くたびに、当時の時代の空気を感じられる一曲ですよ。

After Rapidly Circling The Plaza [Pt. 1]AMM

amm – after rapidly circling the plaza (lp version)
After Rapidly Circling The Plaza [Pt. 1]AMM

自由即興演奏を追求したAMMの代表作。

1966年6月に録音され、翌年リリースされたアルバム『AMMMUSIC』に収録されています。

実験的な音楽の可能性を探求し、従来の演奏方法にとらわれない斬新なアプローチで注目を集めました。

楽器をテーブルの上に置いて演奏するなど、独創的な技法を駆使しています。

音楽の枠を超えた表現は、ポップミュージックにも影響を与え、シド・バレットのギター演奏にも影響したそうです。

聴き手の想像力を刺激する本作。

音楽の新たな地平を切り開きたい方におすすめです。

Ghosts_first variationAlbert Ayler Trio

Albert Ayler – Spiritual Unity – 01 – Ghosts_first variation
Ghosts_first variationAlbert Ayler Trio

1964年7月、ニューヨーク市で録音された一曲。

アルバート・アイラーさんのテナーサックスが奏でる自由な即興演奏が、聴く人の心を掴みます。

ゲイリー・ピーコックさんのベース、サニー・マレーさんのドラムスとの絶妙な掛け合いが、フリージャズの新境地を開拓。

アルバム『Spiritual Unity』に収録され、ジャズ界に衝撃を与えました。

楽器の役割を覆す革新的なアプローチで、音楽表現の可能性を広げています。

宇宙の癒しの力を信じるアイラーさんの哲学が、音の中に息づいているんです。

フリージャズに興味のある方、音楽の新しい地平を体験したい方におすすめの一曲ですよ。

Presence Of The LordBlind Faith

Blind Faithはエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、スティーブ・ウィンウッド、リック・グレッチの4人が一堂に介したスーパーグループ。

クリームのようなハードな演奏が展開されると思いきや、落ち着いた雰囲気で気持ちよく音を出しています。

クラプトン作のこの楽曲は、後のデレク・アンド・ザ・ドミノスやソロ期でもよく演奏され、脱クリームを踏み出したクラプトンの初期の名曲と言えるでしょう。